ブログの検索ワードを見ていて、最近
・ミニクーパー ヒーター 効かない
・ミニクーパー ヒーター 利かない
・ミニクーパー ヒーター 効きが悪い
・ミニクーパー ヒーター 寒い
・ミニクーパー 暖房 故障
・ミニクーパー ヒーター アイドリング 利かない
的な?ヒーター&暖房系の検索ワードが目立つようになりました。
去年までは、そんなに多く無かったので今年は例年より寒いんですかね?
ま、ミニクーパーは国産車なんかに比べるとヒーターが圧倒的に弱いのは確かです。
追い打ちをかけるように、ドア下から隙間風が入ってきたり・・・。寒いのも確か。
ミニクーパーのヒーターが利かない原因として大まかに
1 冷却水不足で、ヒーターに温水が流れて無い。
2 アイドリング時の冷却水(温水)流量不足
3 サーモスタッドの温度設定が低い、故障で開きっぱなしでオーバークール
4 冷却ファン回りっぱなしによる水温が上がらない低水温・オーバークール
5 ヒーター配管が詰まってヒーター系に冷却水が流れない
あたりですかね???
以下、長い〜堕文。
1 冷却水不足
結構多いらしい?
ミニクーパーは、今時のクルマと違ってラジエターにリザーバータンクなんざ着いていないので熱膨張等でラジエターから溢れた冷却水は戻る事は無いので減る一方。
なので、始動前の冷えた状態でにラジエターキャップを外して冷却水の量を確認するのはミニクーパーの日常点検項目なのだけれども、放ったらかしし過ぎて冷却水が減り過るとヒーター系に温水が回らなくなりヒーター効かなくなる。
気温が低くて水温が上がらなくてヒーターが効かない「オーバークール? 」と思ってオーバークール対策しても効果無い、なんて思っていたら冷却水スッカラカンでオーバーヒートなんて事も!?
減った分のクーラントを足しておく。
ケチって水だけ足すのは止めましょう、最悪は凍って膨張してラジエターコアが裂けて水漏れ等々・・・。
ただし、インジェクションになっているやつはリザーバーが有るというウワサですが、リザーバータンクがエンジンルーム内には無くフロントダンパーの上あたりに付いているのでタイヤを外さないと見えないので空になっていても気が付かないから、ちょっと延命されるだけ???
時々DIYで自作リザーバータンクのようなモノを取り付けしているのを見ますか、ラジエターキャップがリザーバー無し用のままで(・_・)
あれは「クーラント キャッチタンク」なのかな〜
2 アイドリング時の冷却水(温水)流量不足
水温は十分上昇していて走行中にエンジン回転が上がるとヒーターが効くのに、アイドリングになるとヒーターが利かない場合。
アイドリング時の冷却水(温水)流量は少ないのでミニクーパーの仕様ですが、”1”の冷却水不足の初期でヒーター系に温水が回りにくくなっている場合も有ったり?
対策としては
冷却水の流量を増やす。
・アイドリング回転を上げる。
アイドリング回転数を1000~1500rpmあたりで若干高目にしたり、停車中は寒さを我慢する事で誤魔化しています (^^;
・ヒーターポンプという電動の補助ポンプを追加する手があります。
欧州車では当たり前のヒーターポンプも、ミニに追加するとなると電気負荷を増やすことになるので、弊害もあり一度計画したものの頓挫中。
3 サーモスタッドの温度設定が低い、故障で開きっぱなし
外気温に応じてサーモスタッドを夏用(74℃)、冬用(88℃)で付け替えるという話もあるようですが、そもそも冷却水温が70℃にも満たない状態では全く効果も何も?
オイラは年中88℃品を入れっぱなしです。どうせ水温が90℃を超えたら、どのサーモスタッドでも全開なので一緒だもの。100℃超えのオーバーヒート対策で開弁温度の低いサーモスタッドに交換しても焼石に水みたいなもんだから。
サーモスタッド絡みのオーバークールは、開弁温度の設定以外にも、サーモスタッドが劣化して閉まり切らず、開きっぱなしで水温が上がってないなんて事も起こるようです。
水温を確認した際に、ついでにエンジンオイルを確認して、
・エンジンオイルが増えていないか?
・エンジンオイルがガソリン臭くないか?
見ておいたほうがいいカモ?
なぜならオイルが増えていたり、エンジンオイルからガソリン臭がする場合、
オイルが増えて得した(((o(*゚▽゚*)o)))
ではなく!!
ブローバイガスや、低温で気化しそこねたガソリンがシリンダーの壁伝いにオイルパンに落ちていってオイルを希釈し、潤滑どころか脱脂みたいな? エンジン焼きついても知りません!!的な。
ある程度油温が上がるような走り方をしていれば多少オイルにガソリンが混入してもガソリンは気化し、ブローバイガスと一緒に放出されるのですが、オーバークール状態のクルマや短距離移動が多く油温が上がる前に停止というシビアコンディションを繰り返しているようなクルマは、
オイルが増えている!?
なんて事になりやすいから (((((((・・;)サササッ
同じエンジンオイル増量でも、コーヒー牛乳状のオイルが出てきた場合は・・・。オーバークールとは関係なく、冷却水がオイルに混入している可能性が高いので・・・ orz
4 水温が上がらない低水温・オーバークール
黄色い機械式のファンがウォーターポンプ直結で常時回転しているおかげで外気温が低いとエンジンが冷えすぎてしまうため黄色い奴を取っ払って10インチの電動ファンに交換してしまうダケの簡単なDIY改造。
この冷却系の改造はパーツ代も全部で1万円ちょいと超格安で、水温は国産車並にド安定して夏のオーバーヒートも、冬のオーバークールも全く心配いらなくなるし、おまけに暖気も数分で終わるのに~ なぜか誰もやらない・・・。
簡単な激安改造で安心して乗れるようになるのに・・・。ミニクーパーは、オリジナルとか、当時モノにこだわる人が多いから?
他のオーバークール対策としては、モンテカルロラリー仕様のドレスアップでよく見るグリルを塞ぐカバーみたいな
グリルマフ
と言うパーツもあるのですが、手動で外気温に合わせ開口量を調整しないといけないためメンドクサそうだから使った事はありません。気温の高いときに開くのを忘れオーバーヒートやらかしそうだし。
4 ヒーター配管が詰まってヒーター系に冷却水が流れない
水温が十分なのに、エンジン回転数に関わらず常にヒーターが利かない場合。
ヒーターコックが開いているか?
ヒーターノブは引っ張った状態がOPENです。(年式によるそうです。)
ヒーター系の配管が詰まって居ないか?
冬場以外はヒーターバルブを閉じっぱなしにするような乗り方をしていると、ヒーターバルブやヒーター配管、ヒーターコアが、水道水に含まれるカルシウムやサビ等で詰まってしまい冷却水(温水)がヒーター系統に流れていないなんて事があるようです。
特に、最後の方のインジェクションはヒーターコア近くにバルブがあるという作りのおかげで、ヒーターバルブを閉じっぱなしにしておくとヒーターコア内の冷却水が循環せず、腐ったドロンドロンのクーラントが滞留してヒーターコアの錆、詰まりを促進したり、これが乾いて鍾乳洞状になりヒーターコアが詰まってしまうので、常に全開が正解。ヒーターバルブは取っ払うが吉。
ヒーター系の経路が詰まっちゃうと、ヒーターバルブに、配管に、ヒーターコア・・・ 交換??? 費用も修理作業も大変 orz みたいな。
更にヒーターバルブを閉じっぱなしにしていると、ヒーターコアのサビが促進され、穴が開きやすくなり漏れを起こすのが早くなる?
オイラは、配管詰まりや冷却水の滞留を嫌い真夏だろうがヒーターバルブは常時全開にしていた事もあり、トラブルと修理費用を増やす以外の機能が無い部品要らなぇわと、撤去済。
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