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2025年3月24日月曜日

ミニクーパーのトーアウトっぷりが気になったのでトーゲージをこさえてトー計測してみる

夏タイヤに交換して外出したところトーアウト酷くねぇ? と気になる
引っ越し先のガレージ出入り口の段差に触媒が当たる不具合への対策で車高をかなり上げたのでトーアウトが増えたようだ?
分かってはいながら見ないふりをしていたものの、さすがに確認して調整しないとダメだなと考える

トーゲージの構想自体は何年も前から頭の片隅にはあって、ダンロップゲージを参考に構成を考えるも基準点?面?をどうするかで迷いがあり・・・
よくよく考えると、リム当て基準で汎用性をどう持たせるかで迷っていて、タイヤ側面の面基準でも計測誤差範囲内のズレで収まりそうだし(リンク系やらブッシュ系の撓みやらガタやらによるバラつきとか)、ミニ専用もしくは軽自動車ぐらいまでの14インチぐらいまで計測できれば困んないやと


ホームセンターの売り場で見比べ厳選した平らなべニア板をタイヤ面に押し当てそれを基準面することにする、タイヤサイズが変わったらそれに合わせた板をこしらえればいい?ま、無いわ
元気が有れば、リム内に当たるように穴をあけてボルトで位置決めしてもいいかも? でも計測開始前の零点出しの校正がメンドクサクなる割には精度あまり上がらない予感?

ベース部分は軽いと動きやすいから、ある程度重量があって簡単に曲がらない足場パイプを入手し、べニアを結束バンド固定

計測部は、デジタル角度計と鏡にレーザーポインターを組み合わせて?
デジタル角度計は大昔、重力検知式の傾き表示する物と勘違いして購入したもので、ついに役に立つ時が来た?ネット通販の写真だけだと難しい・・・
安物なので絶対値しか表示できないくせに、2.4度ほとマイナス側にオフセットしていて、センサー部を分解しーの中の接点の取り付け部を削って校正しプラスマイナス0.2度以下まで計測ずれを追い込む

相手側の足場パイプに直角なレーザーを照射し、鏡の角度を調整し、反射したレーザーマーカーがレーザー出口と一致した時の鏡の角度がトーになるハズ?との皮算用
デジタル角度計の固定と、レーザーポインターをどうするか???考え中という、いつもの事ながら行き当たりばったりなヤツ


一回それなりに測れて、トーの調整が出来てしまえばいいから突貫のつもりだったけど、3Dプリンターを使用したりしながらパーツをこしらえる

計測器の固定と、反射鏡はこんな感じで

レーザー光源は、amazon調達のつもりでしたがJUNK箱から30年ぐらい昔に海外に行ってきた知り合いのお土産でもらったものだったような?が、出てくる
LR44ボタン電池が2個のくせに下手な高級品より明るいのだけど、そのあと何年かしてアイセーフが騒がれ、使わなくなって死蔵
マウント用の樹脂部品をこさえ、ホルダーの円筒部分に凸を付けた場所にスイッチ部が来るようにすればレーザーポインターを回転させることでスイッチの入切出来るようになる(この機構のせいで光源の電源を操作するたびに光線の角度がブレ、計測値が意図と逆になったり動きすぎたりして安定しないという罠に嵌ることになる orz )

100均一で購入してきたMDF材を加工して、位置決め用の樹脂部品を追加したレーザー光源マウントボードをこさえーの

全部のパーツが揃い、自作トーゲージが完成!!原理証明用の一次試作レベルの出来だけど、ダメ部分を分かって使う分には問題ないレベル 老眼に優しいデジタル表示、参考にしたダンロップゲージはメガネ着用者は使いにくい〜 ま、外見が似ていて鏡の反射を使用するという以外は別物?になったけど
自作 トーゲージ
ゲージのゼロ点(平行)を確認するための基準板

トーゲージのゼロ点調整
99.1°表示の時に平行になるようだ?100°で平行になるようにアングルゲージマウントの設計をしたのだけれども1°程度の角度ズレは想定内?

初期値の表示値が101.9°で、99.1°引いて2.8°のトーアウト
2~3cmぐらい車高を上げただけでこれだけズレる?(アウトで30分ぐらいで調整していた記憶があり。2.3°も変わるのか?)

左右のタイロッドを2回転分づつ伸ばして99.5°表示だから0.4°のトーアウト
一応車体を前後に動かしながらハンドル回したりしてなじませてから計測しているものの、ひとっ走り買い物に行って来たら再計測するか~

ひとっ走り後、99.8°表示で0.7°のトーアウトでキャンバーも付けている事もありこれで決めにする


ついでなのでリアのトーも測っておく
101.4°だから99.1°引いて2.3°のトーイン
リアトーって、見た目通りかなり付いているんだな~(下記の失敗により計測値がおかしいかも?)



■不具合?
トーイン側に動かしたハズなのに、トーアウトが悪化?なんて事があり???
基準ボードの当て方等も見直しながらゼロ点のキャリブレーションをやり直す

ズレの出る要素は無いように作ったはずで?調べると、レーザーポインターから出る光線の角度が微妙に傾いていてレーザーポインターを回すと距離500mmぐらいのキャリブレーションボードの距離でもトー角度で2度分ぐらいは動いてしまう事が分かりレーザーポインターの固定角度を動かしてはいけないことが判明、OFFにする時は電池を抜くことにする

計測後、トー調整するたびにレーザーポインターを回してスイッチを切っていたのでその度にゼロ点が変わって計測値が安定しなかった模様?

というわけで、ゼロ点のキャリブレーションが終わった後はレーザーポインターはONのままで再計測することに
とりあえずトーがインになっていたので左右とも1回転づつ戻しの0.8°のアウトで、もう少し減らすか?

2025年2月23日日曜日

ミニクーパーのキャンバー角度を計測する

夏タイヤの時に見た目基準でキャンバーを決めたものの、細いスタッドレスに交換したらキャンバー付けすぎ?と感じてしまい測ってみるかと?

地面の傾きが分からないと正確な計測はできないのだけれども、とりあえず下げ振りと定規でざっくり測定してみる

タイヤセンター付近に下げ振りを降ろして

リム内の上側から糸までの距離を測り

リム内の下側から糸までの距離を測る

リム内の内径が約320mmで、
運転席側 上61.5mm、下52.0mm で、差が9.5mm
助手席側 上64.0mm、下56.0mm で、差が8.0mm

あとは逆三角関数の計算をすれば角度が分かる
 運転席側:ASIN(9.5/320)=1.70°
 助手席側:ASIN(8.0/320)=1.43°

ラジアンだのデグリーだのアークサインだの逆三角関数!?何じゃそりゃ だったとしても、各辺の長さから角度を計算してくれるスマホの角度計算アプリを使えば測った値を入力するだけで角度が計算できる
「角度計算」で検索して一番上に出てきたShapeinfoというアプリで計算した例


ガレージの仕様上助手席側の方が微妙に高いのは分かっていて(排水用の勾配とか)、助手席側のキャンバーが少な目に出るのは想定通り、正確な接地面の傾き、高低差が分からないので、とりあえず左右のキャンバーがほぼ同じとして平均すると1.57°
どうせ一カ月ぐらいで夏タイヤに交換するだろうし変更しなくていいか~

キャンバーをイジルとトーも調整し直しになるし、そうなるとトーの計測はどうするか・・・。




2024年4月21日日曜日

ミニクーパーのリアのネガキャンキットをミニスペーアーズ製のキャンバー角1.5度固定のものに交換しようとしてド嵌る

可変式のネガキャンキットの見た目が気に入らず、どうせ調整しないしとミニスペアーズ製の1.5度固定のものに付け替えようとしてド嵌る
ラジアスアーム交換の時に取り付けしようとして、普通のボルトじゃ無理だとボタンボルトを追加購入して再挑戦。

普通のボルトでは工具が入らず、入れたところでラジアスアームに当たり、キャップボルトですらラジアスアームに当たるから、ボタンボルトにしてもバネ座金を入れたらラジアスアームとの隙間1mm有るか?無いか?ってかボタンボルトでもボルトが斜めにしか入れられないんだけど?



オイラの技術では、ブラケットの上側をカットして、ボタンボルトはスプリングワッシャー無しで、なんとか組むのが限界

この状態である程度ボタンボルトを締めてやって、ラジアスを上にずらし下側のボルトを入れて、全体仮組みで位置決め

上側はなんとかなったと、一安心したところで

ここも穴が合わないって orz
左右共に同じように穴位置がずれていたので、設計が悪いのでは?と、キャンバー調整をしなくても済むように固定式を選んだら、逆に作業が大変でド嵌りなんて?悪夢のパーツ?

© ミニ乗りの堕話

2024年3月31日日曜日

ミニクーパーのラジアスアーム交換

約1月がかりでオーバーホールを行ったラジアスアームに交換
ジャッキアップしてウマをかける

グリスやら、泥やらでギトギトでいちいち手袋とったり、手を綺麗にして写真とるような余裕もなく、サイドブレーキやら、ブレーキ配管も外し疲れる

運転席側のラジアスアームシャフト
20年以上前にネガキャンキットを取り付けようと、外さなくても作業できるラジアスアームシャフトを外してローラーベアリングのコロのあたり面が凹み、逆側も摩耗でガタ来てるな~と、思ってそれから・・・
もっと酷かった記憶が???

助手席側
そうそう、こんな感じだった!?

最後にグリスアップ
奥側の部分でグリスが出てきたところでやめておく

ネガキャンキットを固定していたネジが錆びて痩せて引っかからなくなり代替品に交換しておく SETSCREW 5/16" x1" UNF
GFK5185
左右ともラジアスアーム下側のネジが錆びていた
ネガキャンブラケット周りは鬼門で、ネジの交換で済めばいいほうで、相手側のナットの溶接が取れて落ちたり、ネット側のネジ山がダメになると、最悪はサブフレームを降ろして補修なんてことに!?

2024年2月11日日曜日

ミニクーパーのラジアスアームのオーバーホールついでにメタルグリスチューブをインストールする

リアのラジアスアーム単体だけはつけ外ししたことが無かったけれど、ここのオーバーホールで入れ替えをすれば、このミニのパーツで自分でつけ外しした事が無いパーツは残っていないような???


ミニを購入して早々、リアのポジキャンが格好悪いとネガティブキャンバーキットを取り付けた際にラジアスアームシャフトのローラーベアリングのコロの当たり目が凹になっていて交換しなきゃと思ったのが2000年初頭のハズで~~~
グリスアップしてあれば実害がなかったこともあり、このブログの作業記録を始める前だから時期は不明だけど四半世紀という声が聞こえそうなぐらいはグリスアップだけで触っていない

ミニのリアがなんでポジキャンなん?と妄想するにイギリスのカントリーロードでまっすぐ走るためのポジティブキャンバーだろうと、山奥の月何台車が走るのかもわからない、すれ違いも微妙な細道まで舗装されている日本じゃポジキャンの必要性はないだろうと?
悪路用のポジキャンで典型的なものは、農作業用トラクターのフロントのポジキャンで、あのポジキャンも悪路用のセッティングらしい?


実車の部品で作業を始めると作業ペース的に1ヶ月は確実に不動になりそうなので、中古のラジアスアームを手に入れる
ローバーミニ ラバーコーン用 ラジアスアーム

ハイドロ年式のラジアスアームは形状が違うので要注意。リアブレーキのシャフトの逆側にダンパー固定用のスタッドが無く、バンプストップがラジアスアームに付いていて、ラバーコーンにつながるピボットの位置が違うから車高が下がるとかなんとか?
オースチンミニ ハイドロ用 ラジアスアーム
そもそも、半世紀以上前のパーツで、レアパーツ?だろうから間違えて購入する以前の問題?

■ラジアスアームのオーバーホール用に購入したパーツ
ラジアスアームOHキット
メタルブッシュ部分が新品時点のラジアスアーム圧入前の時点でシャフトに入らないので、内径調整用工具のアジャスタブルリーマーは必須。しかも圧入したら更に内径が締まる。

アジャスタブルリーマの例

ネジ部に斜目に溝が切ってあって、刃の位置をずらすと、刃の外径が変わる仕組みなんだけど、穴の精度を出すのは難しい!?

ラジアスアーム周りのボルト
20年以上前の記憶ではネガキャンキットに交換した際に固定ボルトがさびて痩せていた記憶があるから外した手間で交換できるボルトは交換しておこうと

ハイローのピボット部のナイロンカップ
安い部品なので外したついでに新品にしようと

ブロスガレージさんのメタルグリスチューブ
純正のナイロンチューブはグリスアップのグリスの圧力で裂けるので対策品のメタルグリスチューブへ交換する

ナイロンチューブは、グリスニップル付近にグリス排出口がある

入手したラジアスアームオーバーホールキットの袋にはナイロングリスチューブが小径側がベアリングの入るグリスニップル側になるように入っていて、何かがおかしい?

・ナイロングリスチューブの径の大きいほう、メタルグリスチューブのフランジ側をベアリング側(車体外側)
・ナイロングリスチューブの径の小さいほう、メタルグリスチューブの外径を落として削ってある側をフランジ側をメタル側(車体中央)
にすると、グリスチューブの径と、ベアリング、メタルのが合致するので、このように組み付けるようだ

■ラジアスアームのOH作業
この作業はグリスでベタベタになるから面倒とかなんとかで、パイロットベアリング外し用のスライディングハンマーを借りてローラーベアリングを外す
ウエスやキッチンペーパー、洗浄液等は事前に用意
右のラジアスアームのローラーベアリングは簡単に外れたんだけど、左のローラーベアリングが外れなくて挫折
今度ヒートガンで温めて再トライ?

グリスチューブは予定通り破れ
時間切れ作業中断
元々作業する予定ではなく、パーツが揃ったので作業の相談をしに顔を出したところで成り行きで作業を始めたから・・・・・・


作業再開
苦労したベアリングの引き抜きは、気休め塗布したペネトンが効いたのか?なんとか外れる

グリスチューブは、貫通ドライバーをグリスチューブの裂目に突っ込みベアリング側に通して起こして

ラジオペンチでつかんで引っこ抜く

メタルブッシュは古い軸の斜め攻撃で抜こうとしたのだけれどもちょっと動いただけで、止まってしまう
飛び出た部分を貫通ドライバーで叩いて変形させて抜こうとしたら中途半端に変形

ある程度メタルブッシュを変形させたところで古いシャフトを変形部に引っ掛けて抜く

外す予定のパーツが外れる。グリスチューブの裂目の7割は先程の引き抜き作業のせい?

グリス諸々と同化して固まった泥をワイヤーブラシやスクレーパーで落としてやると、結構な量の泥、砂
錆や汚れ落とす作業だけで1時間?2時間?

軸穴の中のグリスは最初に作業で真っ黒になった軍手を突っ込み動かし引き抜き、渇いてしまった床掃除用のウェットシートを突っ込み仕上げ

パーツクリーナーで脱脂して、クレのシャシーコート ブラックで塗装



ラジアスアームにブッシュを封入しようとした段階でシャフトとかグリスチューブの向きを勘違いしていたことに気が付く

メタルブッシュを封入しようとして、間に板を入れて叩いても入らず。結局、油圧プレスを借りて圧入

メタルブッシュの圧入終了
汚れ落としに時間を予想以上に取られ、またもや時間切れ中断


長いアジャスタブルリーマーで内径を調整しないと穴が曲がってしまうとのことで、長いアジャスタブルリーマーを借りてくる

ロックナットを緩めて、中心の□な部分を回し径を調整

アジャスタブルリーマーの刃も弾性変形で径を調整している構造のため一定の径ではないから刃は全部通過させる必要があり、少しづつ径を変えて測って、シャフトを入れてみて・・・ を繰り返すこと、数回

切子を洗浄してラジアスアームのOH作業終了