注:以下、後でどう考えてこうなったか思い出す用の、考え方整理のためにたどった順にグダグダ書き並べている長ーーーーーーーーーい、堕文。だって、そもそもこのブログの記事は全て堕(ちていく)話だもの・・・・・・。
先人に教えられた通りF11,F8,F9というFナンバーのアイドルジェットを使用してウェーバーのセッティングをしていたのだけれども
・50F8で薄いと思い50F9を試すものの違いがよく分からず更に上の結局55F11で落ち着く
・55F11でプラグが真っ白なので薄いのかと、55F8にしたらプラグが真っ黒で濃い目
的な感じで、あまりしっくりこない。
個人的にはほとんどF9は使ったことがなくF11とF8の差に比べ、F8とF9って差が少ないような?と
とか、考えだしたら良くわからなくなる。
一般的にF11,F8,F9のアイドルジェットを使いセッティングをすることが多いようでF11,F8,F9以外を使っているのを見たことが無く、そういうものと思いこみ、10年以上それでセッティングしてきたのだけれども、いまいち腑に落ちず。
某英語圏の掲示板情報によると F2 , F8 , F9 , F6 を標準としてセッティングするとかナントカで、その場合はF9ベースで番手のあたりをつけてFナンバーで微調整みたいな?事を書いていたり
一般にエアホールの大きい順(薄い順?)と言われている並びは
F3 , F1 , F7 , F5 , F4 , F2 , F13 , F11 , F8 , F9 , F12 , F6
で、
数字の順番がグチャグチャだとか(ジェットを作った順に番号付けたとかなんとかのせいで規則性が無い)
F10が無いとか(ウワサではF10はIDF型専用で側面のエアホールが無いものだとか?)
という堕話はおいておいて、F11 , F8 , F9 は並びになっていて上下の番手との繋がりもいいので、F11 , F8 , F9に落ち着いたんだろうと理解。
また、英語圏のサイトを見ると薄い順に
F3 , F1 , F7 , F5 , F2 , F4 , F13 , F8 , F11 , F14 , F9 , F12 , F6
と紹介されている場合もあり、 F8とF11は逆じゃね?とか、F2とF4の順も違う?わけがわからなくなっていき・・・・・・堕ちてーーーーーー。
そもそもアイドルジェットの構造って?原点に立ち返り断面図を引っ張り出してくる
下のT穴から燃料が入り、横のC穴から入った空気と混ざり、上のA穴から排出される。
各部の役割を補足すると
T寸法:燃料のオリフィスになってるフューエルホールで、数字が大きいほど太くなり濃くなる、俗に言う番手
A寸法:エアと燃料の混合物が排出されるアウトレットホールで太いほど流れやすくなり流量が増えるから濃くなる
C寸法:エアホールで大きいほど混合される空気の割合が増えて薄くなる
補足1
番手を100で割ると穴径[mm]になり、100番で1㎜になる。
一般常識と思っていたら知らないでキャブレターをいじっている人が意外と居るようで、それ、セッティングどうのこうのいう以前の問題!?
A寸法とC寸法でFナンバーが決まるのだけれども、作った順に付けたとかナントカで数値の並びを考えるだけ無駄なので、エアホールの大きさ順と噂されている並びにジェットの穴の断面積、数とかも入れた表にして整理してみる。
確かにエアホールの「断面積順」には!!なっている。
でもエアホールの大きさだけで、燃調の濃さが決まる訳ではないので単純に燃調に置き換えて使えるわけでは無いと、表を起こし、眺め、今更ながら気がつき益々わけが解らなくなる。ずっーと、濃さの順番だと勝手に思いこんで勘違いしていたという罠。
(実際、濃さ順と言っている玄人?とか、誤記もチラホラ? 間違った認識のままでもF11 , F8 , F9しか使わないだろうし、そもそもそれ以外は国内では手に入りにくいから特に問題は無い?)
分かりやすくする為に、特殊な用途?車種?用なのか、流通しているのかすら不明な、伝説級レアなエアホールが2つのものを除外した表を作る
と、
F5, F4 , F2 , F11 , F8 , F9 , F12 , F6
という並びになる。
エアホールの径だけ見ればきれいに並んでいるように見えるカモだけども、変ジャロ?これ!?
何が変というと
エアホールが1.2mmのF8とF11では、アウトレットホール径が2.0mmと穴が大きいF8の方が濃いのは分かる
エアホールが1.4mmのF2とF4は、アウトレットホール径が1.5mmの穴が小さいF2の方が濃いなんて事があるの?
という意味不明。
燃調順で並んでいるのならば、アウトレットホール径と濃さの関係から少なくともF2とF4は逆でしょ?と、一般にエアホールの大きさ順と言われている
F3 , F1 , F7 , F5 , F4 , F2 , F13 , F11 , F8 , F9 , F12 , F6
並びは本当にエアホールの順で、濃さの順ではないという事が確定。
益々、わけが分からなくなり悶々としつつ、過去のコピペ再編ばかりの日本語の書籍とかウェブでの解決は早々にあきらめ、とある英語圏の掲示板を見ていたところ
アウトレットホールに対するエアホールの比率が小さくなるほど濃くなる
エアホールの断面積からアウトレットホールの断面積を引いた値が小さいほど濃くなる
という考え方がある事を知る。
補足2
WEBERなんたらと書いてある本は何冊か読みましたが、
日本語のものは数年おきに新刊が出ていたりするのだけれども読んでみると昔の中身のまんま昭和?な記事の焼き直しばかり
外国語のものはオイラが生まれる前から変わっていないのでは?という半世紀ぐらい変わっていないようなものばかり
で、多くの場合、構造、断面図と口径の計算式、油面高さ、車種別のベースセッティング以外は、逆に混乱するだけかもしれない?
また、知り合いの持っていた昔の某日本正規代理店の極〇F〇Tマニュアルは時期違いの2種類を見せてもらったことがあるのだけれども、ジェットの選定に関わる内容はメインジェットの決め方がちょっと書いてあるぐらいで、アイドルジェットやエマルジョンチューブ、ポンプジェット等のことはほとんど書いてなくて、セッティングの参考には? レーシングキャブレターに街乗りセッティングを求めるな!!とか言われそうですが??? 苦労してまで手に入れる必要は無いと思われ
街乗りの実用を考えるとアイドルジェットやエマルジョンチューブの話の方が必要になるのだけれども、その辺を詳しく書いたものが無く、日本語のWEBの記事は読めば読むほど混乱の極み?
試しに、その掲示板で見つけた表の並びに変えてみると、F4とF12が移動して
比率重視で並べた場合は、F12とF4のところが差分が逆転していて微妙。
ま、この表を作るために参考にした某掲示板の計算表では、F12とF4の差分が同じで比率がF12の方が比率が小さいから濃い的な書き方をしていて、それっぽく並んでいるように感じたんですが、面積の計算値に違和感があり再計算してみると・・・。
デタラメな穴面積の計算値でアウトレットは「直径 X 直径 X PI / 2」という変な計算をすると概ね表にあった数字になる事が多い上に、どのように計算をしたのか推測も出来ないのがチラホラ。エアホールは「直径 X 直径 X PI X 穴数」的なもっと意味不明と、計算が間違っているだけではなく計算方法もバラバラな上に、表記にも罠が有ったりで信るのも微妙な感じがある元情報でこの考え方の信頼性は?だったりしたのだけれども、エアホールが2つ穴のジェットを無いことにして再計算した順で並べると悪くない並びに見える。
元ネタの作成者の経験値に合う順番にする為に意図的に数字を操作していた可能性を考えつつも、オイラが計算し直した値で差分の順に並べ替えてやると、考え方を参考にした元の表とはF4とF12の順番が入れ替わる。
薄い順に並べると
F5 , F2 , F11 , F12 , F4 , F8 , F9 , F6
となり、F2~F6 間の差は0.42±0.7ぐらいで割ときれいに段になり、
アウトレットホールの径が大きいほど濃くなり
エアホールの径が小さくなるほど濃くなる
という分かりやすい並びの表になる。
更に
F5はエアホールよりアウトレットホールの方が小さいという、入口より出口が小さいヘンテコ設定
なので抜いてやる
また、F12は使われることが少ないのか?あまり取り扱いが無く入手性も悪いので抜いてやる
これならばF11とF8の差に比べF8とF9って差が少ないような?と感じていた感覚にも合致するし、比率が効くのか差分が効くのかでF4とF12が入れ替わる可能性が有るカモ?程度には信じられそうな感じ。
とりあえずこの考え方を信じ現状の
55F11でプラグが真っ白なので薄いのかと、55F8にしたらプラグが真っ黒で若干濃い目
という状態を改善を試みるのに、ダメ元で55F4を入手して試してみるかと?
ジェットを手に入れるのにデーモンツィークスを確認したところ、ジェットサイズにもよると思いますがFSE製のアイドルジェットならば
F2 , F11 , F4 , F8 , F9 , F6
は購入可能なようで、狙ったかのようなどちらの考え方もカバーする無駄のないラインナップ。実験用に55F4を注文してみる。
F4の入手後に試してみると、狙い通りF11とF8の中間ぐらいの感じになった事もあり、この並び順を信じる事にする。元々のエアホールの大きさで並べただけの一覧からはF11より薄くするのにF4を選ぶなんていう考えには成らないし。
F2, F6は試したことが無く上下の番手との繋がり含め不明なところもあるものの、下記の並びでF2が薄く右に行くほど濃くなると考えて良さげ
F2 , F11 , F4 , F8 , F9 , F6
というわけで、長々駄文を書いた割に
F11 , F8 , F9
F2 , F8 , F9 , F6
の、どちらの並びを信じていたとしてもエアホールの大きさ順の表をアイドルジェットの濃さ順と勘違いしていても関係無いという結果になる
*追記*
後日知った別のFナンバーの考え方
F4 , F8 , F9 , F6
という並びでセッティングする流派?もあるようで、この並びを使うならばアウトレットホールが2mm固定でエアホール径の違いだけになるので分かりやすい
補足3
この記事ではアイドルジェットの話だけでしたが、その前にまずは油面高さがとても大事です。
油面が狂っているとそれだけで5番、10番変わったり、特定の回転域だけ薄くなって息継ぎ???とか、逆にカブリ易くなったり???な、悪フィールな上に燃費が2割3割違ったり???
とかなんとか書きながら、油面の高さはエマルジョンチューブの横穴のちょっと下ぐらいになるように目感合わせ・・・・・・。テキトウじゃねぇかーーー
補足4
Fナンバーについて、アイドルジェットの穴(主にエアホール)と、濃さの関係諸々について意味不明な事を書いている記事を読んで不安になってしまったこともあり、そういえば実測したことがないやとエアホール径とアウトレットホール径を計測してやる
キャブレタージェットゲージなんていう便利な工具が有るんだけど、購入しても何回使うか?と、冷静に考え直す
手持ちで何とかなんないかと考えたところ
SK11 ミニサイズドリルセット 20本入り SMD-20 で、エッジのバリをダイヤモンドヤスリで落とす程度で代用できるんじゃないか?と
◆エアホール
F11 1.2mm
F4 1.4mm
F8 1.2mm
F9 1.0mm
◆アウトレットホール
F11 1.5mm
F4 2.0mm
F8 2.0mm
F9 2.0mm
結局、資料の通りだったので一安心