ラベル エンジン の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル エンジン の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2022年11月4日金曜日

ミニのエンジンの燃焼室形状について、お絵描きしながら考えてみる

ピストン上部の形状がフラットがいいだ、やっぱりディッシュのほうがいいのかなんだかんだという話から、その前にそもそもミニのA型エンジンの燃焼室形状がなんであんな形になっているんだろうと思ったので、お絵描きしつつ考えてみる。

シリンダーの円の中に吸気バルブを配置して

吸うだけではエンジンが動かせないので、排気バルブも配置する。
吸気バルブの径を稼ぎたいので、排気バルブはシリンダーからズレた位置にオフセット。
(吸気はピストンが下がることによる負圧とポートを流れたときの慣性で吸い込まれるだけだからなるべくスムーズな流れにしたいのに対し、排気は燃焼による高温高圧状態な上にピストンが上がることで押し出されるので勝手に出ていく?から、径も配置も吸気優先になっているのだろうと)

着火源は燃焼室の真ん中に置きたいところだけど、バルブが邪魔なので、バルブと干渉しない場所にスパークプラグを配置。

各穴の周りに必要なスペースを作って

吸気側はなるべくスパークプラグの周りに混合気を集めたいのでプラグ周りが広目になるように削る

排気側はプラグ周りにスパークプラグの周りに排気が残らないように繋いでやる

これでほぼ、ミニの燃焼室の形に近くなる?

良い画が無く見辛いのだけれども、MINI1000の燃焼室はお絵描きしたものに近いような?

色々な考え方があるとは思うけど、もし個人的に加工するならば、吸気側は、吸気の流れを良くなるように斜線の辺りを斜めに加工した上で、なるべく混合気をスパークプラグの電極の周りに寄せるようにスパークプラグ周りを加工するイメージ?
反面、排気側は、圧縮比を落としたくないので触りたくない。(加工しすぎて、燃焼室容量が増えすぎ、ヘッド・シリンダーの面研する羽目になりになるぐらいなら?)

とか考えながら1.3用リプロヘッドの燃焼室形状を見ると、バルブの周りを広く、なだらかにしつつ、圧縮比を稼ぐために燃焼室を浅くしてという方向に変化していったのかと、勝手に解釈。

ついでにピストン側は、出来るだけ混合気をスパークプラグの電極の周りに集めたところで着火したいから、ピストン側を凹にして、凹をスパークプラグ電極になるべく寄せた形のオフセットディッシュなんていうが面白そう?
画書いてみるとスパークプラグから遠いところに混合気を溜めたら燃え残りそうな?と思ってしまう。ま、これはあくまでもオイラの勝手な妄想で、それで良くなるのならば近い形状のピストンが売られていそうなもんだけど、無いということは???


似たような形の燃焼室形状の日産系のA型とかL型の燃焼室を見ると、プラグホールの辺りが凸になっている事が多いようで、あれはスパークプラグの電極位置をなるべく中心に近づけたいという考えなんですかね?とか、アメリカンV8のOHVがバルブを傾けてスパークプラグ側を深く逆側を低くしているのはスパークプラグ側に混合気を寄せたいんだろうなととか、思ってみる。

2021年5月10日月曜日

ミニクーパーのタイミングカバーオイル漏れ修理と、クラッチペダルを軽くしようとインジェクション用のクラッチに交換するためにエンジンを降ろす

車載状態でタイミングカバーのオイル漏れ修理はしたもののあまりよくならず要修理、チューニングついでにターボ用の強化クラッチにしたものの当然ペダルが重くなり普段は大丈夫なのですが腰のヘルニアの機嫌が悪いと結構辛い・・・。等あり、車載状態でも修理できなくもないのですがエンジンおろしてまとめて作業しても変わらんでしょ?と、おろして作業することにする。

タペットカバーのオイル漏れと、ドライブシャフトシールは大丈夫か?
タコ足とドライブシャフトが干渉した跡があるし。熱変形した感じはないしクリアランスは十分ありそうなんだけけど?

タペットカバーを外してきれいにして、ガスケットとオイルシールを交換する。清掃作業はエンジンおろした方が全然楽

クラッチを外そうと、フライホイールを外したら

クランクシャフトと、相手側のボスにもかじった跡を発見。
センターナットはちゃんと締まっていたんだけど、ジムカーナとかで1,2速で7,500rpmちょいぐらいまでは回して遊んでいたのでそのせい?静バランスすら取っていないのに回し過ぎた??? クランクシャフト側は凸だけ磨き落してみなかったことにする。
クラッチディスクはインジェクション用にする。外径が大きくなるのでカバーの圧着力が下がってもクラッチの伝達トルクはそんなに下がらないだろうという皮算用。998なのでインジェクション用の純正相当でも十分強化品???

カバーもインジェクション用に交換する必要があるので一緒に交換。ダイアフラムスプリングを見る限りターボ用より角度がきついので軽くならないカモ? 見当が外れ???

フランジもインジェクション用に交換しないと振動が出るとか?キャブならフランジは交換しなくても大丈夫とか?諸説ありよくわからないのでついでにフランジも交換。
ま、クランクシャフトとの齧り跡がひどかったのは想定外でしたが元々交換するつもりで購入していたので正解

フライホイール側はクラッチディスクの当たり面が広がるので通常は交換推奨。このフライホイールにしてからあまり距離を走っていないので色は変わっているものの外周側との段差は指でなぞってもわからない程度なのでそのまま再利用

轍の酷い山道でも走らない限りエキマニとドライブシャフトが当たることはないと思いますが、たこ足側の干渉跡を念のため凹ませておく

チェンジボックスからミッションに繋がるロッド固定部のブッシュがガタガタだったので、アルミでカラーを作って代わりに入れる。

ついでに燃料ホースのひび割れ部を切って戻してを繰り返し長さが厳しくなってきていて、エンジンが降りていないと作業しづらい部分なので燃料ホースも交換しておく。
見つけにくい車体側の部分のひび割れがひどくて、ちょっと曲げると中の補強糸が見える状態で、いつ漏れたガソリンがエキマニにプッシャーされて車両火災の原因になってもおかしくなかった感じ。STARFLEX製から耐久性の高いYOKOHAMA製に交換したのでしばらく大丈夫でしょう?でも、公称の耐圧はSTARFLEXの方が高かったような?

あとは、たこ足を外したついでに排気温警告用のセンサーボスの所に付けたら位置が最悪でセンサーがフロアに当たりそう&排気管を上に上げられず地上高低下の原因になっていた空燃比計センサー移設やら、ファンベルトの交換、ラジエターのファンシュラウドの固定改良やら・・・・・・。エンジンルーム側の不具合はほぼ片付ける。

肝心のクラッチペダルの重さは気持ち軽くなったか?程度。クラッチダイアフラムのバネが落ち着いてきたらもう少し軽くなるのでは?と思わなくもない。

2021年2月5日金曜日

ミニクーパーの圧縮比を計算しなおす

先日、ミニのガスケット抜け?疑いでエンジンの圧縮圧を測ってもらったわけですが、圧縮圧が14~15.5kg/cm2と高目というか、高すぎない?
ミニ 1番シリンダー 圧縮圧14.1kg/cm2
mini 2番シリンダー 圧縮圧15.0kg/cm2
rover mini 3番シリンダー 圧縮圧14.9kg/cm2
mini cooper 4番シリンダー 圧縮圧15.5kg/cm2
と、

これでもノッキングはでていないし、街乗りで2000回転付近の燃調が薄目になって嵌ると加速にもたつく程度の扱いにくさがあるぐらいでハイカム入ってるからこのぐらいの扱いにくくても許容???

元々が、圧縮比10.3狙いで組んで、シリンダ摩耗のブローバイ増加で+40でいいところを+60のオーバーサイズピストンにしてカム交換した以外は、特に変えてないから圧縮比がピストン分でちょい上がって10.5とかそのぐらいのハズ???計算してないケド・・・。

というわけで、エンジン出来て1年以上経って、今頃計算。

ヘッドシリンダーボーリングのついでに、腐食のあったシリンダーブロックの上面を研磨していたことをすっかり忘れていて、それがかなり影響していた感じ。圧縮比11.2 高すぎ。 Civic Type-Rでも10.7だったような? シリンダーブロックの上面研磨が無くても10.8と結構高くなってたみたい?
オーバーサイズピストンにしただけでそんなに変わらないと、計算さぼったのがまずかった。

ヘッドが1300用な関係で、1300用のメタルガスケットが使えるから市販で一番厚いのが1.2mm???で、ガスケット交換すれば10.6ぐらいには収まりそう?
もしくは、リセスの形状とか燃焼室形状を見直して1.5~2cc稼ぐか? ディッシュピストンにするといきなり6ccとかで、2~3ccぐらいデッシュついたピストンなんて無いし。ガスケット交換で様子見?

2021年1月14日木曜日

ミニクーパーのオイルキャッチタンクを交換検討1

うちのミニは暫定でポリタンクをオイルキャッチタンクにしているのですが、ちゃんとしたものに交換しようと大陸方面から個人輸入。
オイルキャッチタンク
1Lにしたけど、今までのたまり方を見ていると350ccとかの小さいものでも問題ない???

7個穴が有って、ホース接続用2個、ゲージ取付用2個、栓プラグ3個が付属していたのですが、エンジン側のブローバイの出口が2つあり、オイルキャッチタンクからの出口をフィルター付けるなり、ワンウェイ入れてインマニに吸わせるなりするにしても、ホース接続用の部品がもう1~2個はほしい所。
オイルキャッチタンクブローバイフィルタ


でも、このオイルキャッチタンクネジ部が変で配管用のネジ規格ではなく、M14のピッチ1.5? M14なんて点火プラグのネジ(M14P1.25)以外使わんし。
配管ネジM14X1.5
M14X1.5という配管ネジは日本では一般的じゃないようで、品揃えのあるホームセンター等でも見たことはなく、調べたら水道系で使われている規格みたい?
ホース接続口のためだけに、あれこれ悩んでダイスを購入して自作や加工するとかするより、ホース取付口のためにもう1個輸入したほうがいいんじゃね?と、金額的にダイス買うのと本体買うのほとんど変わらんという、お値段異常・・・。

2020年7月2日木曜日

ミニ1000のヘッドカバーからのブローバイ吹き出し追加対策

ミニ1000特有のブローバイ排出用の煙突から網を外しただけでは、ヘッドカバーやらデスビのところやらオイル吹きによるオイル漏れが収まらず、追加の対策を考える。

1275や、インジェクションミニみたいにミッションのところから抜いたほうがいいらしい?
でもミニ1000って、ミッションのところのブローバイ排出口は未加工で排出できる形状になっていないし、ここからブローバイ抜けるの?とちと疑問。

うちのエンジンはブロックは99Hのままなんですが、その他は寄せ集めで元々のエンジンの部品で残ってるのはクランクシャフトぐらい? ブローバイ排出口は空いていたりするので、蓋を外してちょっとエンジン回してどのぐらいブローバイが出るのか見てみたら、確かにブローバイが出ている感じ。


思いつきで作業を始めたので、寄せ集めでホースの種類バラバラ・・・。タンクも暫定のウォッシャータンクのままだし・・・。

これでオイル漏れが解消するようならキレイにやり直そうかと???

2020年2月22日土曜日

ミニクーパーの煙突掃除(ヘッドカバーのブローバイガス吹き出し対策)

ヘッドカバーからのオイル漏れ多くて、見ているとエンジン回転を高くして走るほど多くなるようなので、一番気密の弱いヘッドカバーからブローバイを吹いている模様?

エンジン後ろにあるブローバイ排出口、通称エントツからはあまりブローバイが出た形跡がないから詰まってる?

曰く、
エントツの中の網外してないの?
・・・。
詰まるから網をはずした方がいいとは聞いていたけど、今まで気になるような吹き出しもなく、メンドクサカッタから、去年エンジンを自分で組みなおしたときは洗浄しただけでそのまま組み込んだし。


エントツの中の網が詰まると、ブローバイがあちこちから吹くことになるらしい?

エンジンから煙突を取り外し


編みズレ防止の針金がロウ付けされているので、針金を避けながら網を押す。金属の棒を探すのが面倒くさく、使い古しの割り箸で押したら1本折れる。


網が見えるところまで出てきたので


ラジオペンチで引っ張りーの


こんなのをギュウギュウに押し込んであったら詰るわな。


中に異物がないことを確認して、元に戻す。




2019年10月23日水曜日

ミニクーパーのオイルレベルゲージ抜けどめスプリング取り付け

オイルレベルゲージに抜けどめスプリングを取り付けようと考え、レベルゲージの加工をしたのは何時だっけ?と、思いつつテキトウなスプリングを見つけたので購入。


結局、半分ぐらいカット。オイルラインのパイプに合わせスプリングエンドを加工して取り付け完了。

2018年10月27日土曜日

ミニクーパーを全塗装しよう!でも、エンジンをバラす

全塗装のついでに、エンジンを下ろしたので分解するかとバラし始める


シリンダーヘッドをはぐったところ・・・

組んでから推定1~2万キロぐらいの割には、特に4番のオイル上がりな感じ。
ま、シリンダーの段付きを電気ドリルに砥石つけた簡易ホーニングでさらって段付き軽減&クロスハッチ加工をしたのだけれども、クリアランスを広げただけだった感じ?

シリンダー上面が何故か黒く腐食?

シリンダーヘッドも新品で歪んでないし、シリンダーブロック上面も歪んでないし、ガスケットも新品、シリンダーヘッドの締め付けトルクが弱かったわけでも無いのだけれども?
シリンダーヘッドの標準締め付けトルクが低いという噂もあり、締め付けトルク上げた方がいい?

シリンダーブロックを確認。新品のピストンリングを使ったもののピストンクリアランスが広がっているせいか?距離の割にはススが多い感じ。


リフターは、KENTのハイカムに付属していたやつだったおかげか?オイル穴付きのカムにしたおかげか?虫食いも起きてない。


センターメインベアリングキャップに追加したストラップも問題なさげ? センターメインベアリングキャップの加工は自分でやったのでちと不安があったり?


このままピストンリング交換しぐらいで組み直してもオイル上がりは改善されそうにないので、ピストンはオーバーサイズに交換することにする。

前回の段付き具合からして+20では微妙???となると+40か、+60にするとして、どっちにしても部品代も加工費も変わらないしと、+60にしてしまう。