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2012年10月21日日曜日

ミニクーパーの123イグニッションデスビ点火時期再調整

ローバーミニクーパーのエンジンルーム

ミニクーパーをWeberキャブレターに変更した際に、高回転域で空燃比が濃くなり過ぎるのを誤魔化すのに点火時期を123ignitionの推奨値よりピーでガーなぐらいかなり進めていたので推奨セッティングに戻しておこうということで点火時期を再調整。

空燃比セッティング用のジェット類を購入する前だったので、一時しのぎの誤魔化しのつもりがそのままで・・・・
キャブレターセッティング用のジェット類もそろい、空燃比の調整できるようになった事もあり、ピストンが溶けたりしてエンジンを壊しそうな無謀な点火時期は止めておこうと・・・。


123ignitionの点火時期合わせはデスビ内のインジケーターを利用する特異な方法でタイミングライトを使いませんが、エンジンを1番シリンダーのTDC(圧縮上死点)に合わせたり、点火コイルのマイナス端子を外す必要があります。
まずはバッテリーのプラスを外して、点火プラグ類(外さないとエンジンをTDCに合わせるのに重くて回せない)を外す。

ローバーミニのエンジン
ROVER MINIのスパークプラグ焼け具合

ついでに点火プラグを見てみると、黒っぽいので未だ濃いのか? 街乗り領域だからはこんなモンなのか?点火時期がデタラメなせいなのか?

点火時期調整作業中に点火しないように点火コイルからマイナス端子を外します。点火時期調整作業中にショートすると感電したり危険なので、外した端子はテープで絶縁。

クラシックミニの点火コイルのマイナス端子を外す

ちなみに点火コイルは、WAKOのSUPER Z Mini Black C-100GTという閉磁型。一次側直流抵抗が高性能点火コイルにありがちな超低抵抗ではなく、1.2Ω有るので123ignitionとの相性もいいのですが、形がね~。(ちなみに123ignitionの推奨値は、一次側直流抵抗1Ω以上必要です。)


ついでなので、デスビ裏のデジタルトリマーを回して点火カーブを変更。点火時期を進めた方が高回転は良さそうな感じだったので、推奨値の4から8に変更し、高回転側の点火時期を推奨値から2度ほど進めてみる。ま、それでも再セッティング前よりだいぶ大人しい点火時期???

この時、横着こいてバッテリーの端子を外していないと、デスビをエンジンから取り外す際に工具やデスビがスターターモーターの所でむき出しになっているプラス端子と接触してショートなんて起こしやすい位置関係になってます。(スターター用の大電流が流れる電源ラインなので、太い導線な上にフューズなんて入ってませんから、バッテリーの端子ショートさせたのと殆ど一緒。)

オールドミニの123イグニッションデスビの再調整


ミニクーパーのエンジンを1番シリンダーの圧縮上死点に合わせる。

ミニクーパー圧縮上死点



バッテリー端子を接続。コイルのマイナス端子は外したまま(繋ぐと点火コイルに高電圧が発生し感電する)、エンジンキーを回してIG-ONにした状態で、時計回りにデスビを回していくと緑のLEDが点くので、そこでデスビを固定し、IG-OFF。

MINI Cooper 123ignition点火時期調整

点火コイルのマイナス端子を再接続し、点火プラグ類も元に戻して、点火時期調整は終了。

点火時期が変われば、当然アイドリングの回転数も変わるので、アイドリングの再調整。思いっきり進角していたせいでアイドリングが400rpm台まで下がる。アイドル自体は安定はしているのですが、ライト点けたりして電気負荷増えたらエンストしそうなので、オルタネーターの発電量とのバランスも考え暖気後のアイドリングを1000rpm弱目標に再調整。

最近、落ち着いていたジェットセッティングも見直しですかね~。


暖気後、エンジンを再始動したら始動前のアクセル煽り(ポンプジェットを動かして予混合)をしなくてもエンジンが始動してしまい。アイドルジェット濃いかも???

と、走り出したら案の定かぶり気味になるので、アイドルジェットの番手を一つ下げよう。
メインジェットは、ちょっと買い物に出かけるのに乗ったレベルでは、濃い目だけど外れてはいないかな~ぐらいしかワカラン。

とりあえずの、点火時期見直し後のウェーバー再セッティング
暫定セッティング
 IV 3.5
 OV 28
 PJ 40
 IJ 50F11
 ET F11
 MJ 125
 AJ 220

2012年9月19日水曜日

123\TUNE デスビが気になる

うちのミニクーパーには123ignitionフルトラデスビを取り付けしているのですが、新型の
 123TUNE デスビ
は、進角をWindowsXPの入ったPCをUSBケーブルで接続することで任意設定可能なようです。

デスビ本体も取り付けもデスビと交換するだけ
配線もコイルのプラス端子とマイナス端子、グランド、進角切り替え用配線(任意の2種類の進角を切り替える)の4本だけ

でコンピューター制御の進角にできるなんて (・_・)
ざっくり調べたら価格も370ポンドぐらいなので、気になる、キニナル、きになる。

2008年12月28日日曜日

ミニクーパーへの123ignitionデスビ取り付け

先日、海外通販でイギリスからの個人輸入で購入した
123ignitionデスビ
を取り付けます。ただしデスビ付属の取り付け説明書が英語なので不安も!?

123ignitionのデスビキャップの中

123ignitionは、ハウジングから何から機械部品は高精度のNC削り出しな作りで、オイラ的には、それだけでも200ポンドなら払うって感じです。
でも消耗品であるキャップと、ローターは、BOSCH製のものを流用しているので特殊なものではなさそうです。

とりあえず、123ignitionのデスビキャップを外して中を見てみます。

クラシックミニクーパー用123イグニッションデスビ


123デスビのローターを外すと・・・

ROVER MINI Cooper用123イグニッションデスビセンサー磁石

外周に90度間隔で並んでいる4つ磁石と、内周の1つの磁石で回転を検出して内部のマイコン?で点火時期、ドエル角を演算している模様?
コイルに流れる電流も演算に使用しているらしく? 別のイグナイターや、CDIと組み合わせるとうまく作動しないトカ?なので、今まで使っていたMSDはそのうちCIVICにでも!?

1番シリンダーのエンジンの圧縮上死点、TDC出し

デスビの交換を行うにあたり、ミニクーパーのA型エンジンの圧縮上死点を出します。
ピストンの上下の確認や、エンジンを手動で回しやすいようにプラグを外してTDCに合わせました。

オールドミニクーパーのTDC出し
ローバーミニの圧縮上死点出し
旧ミニクーパーの純正デスビの圧縮上死点位置

123 ignitionの取り説にどおり、ほぼデスビのローターの向きは2時の方向でした。ただし
 almost
という表現なので例外も有ると思います!?

純正ルーカス45Dデスビを外すと・・・

クラシックミニクーパーのデスビ勘合軸

このときエンジン側は、勘合部がほぼ水平でした。

123ignitionの進角セッティング

123ignitionは点火時期の進角設定を16種類選べるのですが、とりあえず初めて使うので取扱説明書の推奨値に合わせる事にします。
デスビ裏側の6角イモネジを回すと、進角設定変更用のデジタルスイッチにアクセスする事が出来ます。

123ignition進角カーブセッティングホール


エンジン型式は
 99H
なので、4番のignition curveに設定しました。

123ignition推奨MINI Cooper用進角カーブセッティング
123ignition進角カーブセッティング変更


呼び5の長い6角レンチが有ると、作業が楽です。六角レンチが短いとイモネジが曲がって入ってしまったり難しいです。

123ignition進角カーブセッティングホールプラグ取り付け


イモネジを締めるときつくなっていくのですが、それはイモネジがテーパー形状になっているからで、緩まない程度にほどほどの締め加減にしたほうが無難です。

123ignition進角カーブセッティングホールプラグ


123ignitionで使用する、点火コイル選び

123iginitionの取り説によると
 点火コイルの1次側の抵抗は決して1Ωを下回らない事。
 ミニはそんな点火コイルを必要としていない
と、そんな感じ意味?
 TOEIC200点台のオイラによるテキトウ訳による。
と書いてあるっぽいので、それに従う事にします。

手持ち点火コイルの中で適合しそうな、DUCELLIER製イグニッションコイルしかないので、それを使います。
チューニング用の強力なコイルは1Ω以下の事が多いので気をつけないと、デスビを壊す事になる???スタンダードな点火コイルでも、十分と言うならそっちのほうが安いし・・・。

ROVER MINIの点火コイル


+A型99Hエンジンに123ignitionを取り付け

エンジン側のデスビ勘合溝はセンターオフセットしているので、それに合わせて123ignitionを差し込みました。

123ignitionをミニのA型99Hエンジンへ取り付け

なんかローターの先端が向いている方向が4時半ぐらい? 純正デスビは2時ぐらいの向きだったハズ?

一度123ignitionをエンジンから外して、ミニクーパーの純正デスビルーカス45Dと後ろのキー位置を、ほぼ合わせた状態で並べてみたら・・・

123ignitionと旧ミニクーパー純正デスビのローター向き比較

なんか60度ぐらい違うっぽい・・・。

でも取り説の模式図と一緒なのでたぶん合ってる?

MINI用123ignitionの取り付け説明図


この状態から、プラスだけをコイルのプラス側へ繋いで、IGオンの状態で、デスビ本体を時計回りに回して緑のLEDが光る位置を探します。この時はまだ
 マイナスは繋ぐな
と説明書に書いて有りますが、マイナスも繋いだ状態でデスビを動かすと点火コイルが作動して、感電する危険性があったり、壊れたりするから???

ローバーミニクーパーの123ignitionデスビ位置合わせ

説明書の図では、ガバナ進角用のバキュームホース接続口が3番プラグの方向を向くようなのですが・・・
電源の接続位置、バキュームホースの接続口がデスビ固定ブラケットボルトの工具ラインと重なって作業性悪そう?
まぁ一度合わせたら動かさないで済むはずなのであまり問題にならない?

プラグコードは、1番の位置が90度時計回りにずれたので、こんな感じになりました。プラグコードに直接数字を書いてしまってます。かっこ悪いですが実用重視。

ローバーミニクーパーの123ignitionデスビへプラグコード接続


エンジンをかけてみると、アイドリングは安定しているけど点火時期遅いような?
それにタペット打音出てるし・・・

点火時期の確認

念の為タイミングライトで点火時期を確認しました。

ローバーミニクーパーのタイミングライトによる点火時期確認


500~100rpmでは、10度ぐらいのハズなんですが4度ぐらい。ちゃんと進角はしていて問題は無いようなので、10度ぐらいになるように調整しました。


その晩考えたら、別にデスビ自体は何処を向いていてもあまり関係無い事に気がつき、デスビ本体を反時計回りに90度回した位置で点火時期を再調整しました。デスビ本体を、90度反時計回りにずらしたのでプラグコードを、昨日とは90度時計回りに、ずれた場所に付けなおして終了です。

ローバーミニクーパー123イグニッション再調整