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2012年7月2日月曜日

ハイリフトロッカーアーム化されたミニクーパーのバルブリフト量を計測してみる

うちのミニクーパーは、minispares製のハイリフトロッカーアーム(1.5:1)を入れてあり、カムはオートマ用だったかが入っているハズですが、バルブリフト量がいくつあるのか?分かってねぇや (^^;

というわけで計測しておこうと


バルブのリフト量を測るにはダイヤルゲージを使用します。
オイラの愛用品はアストロプロダクツで購入したダイヤルゲージですが、一応、計測具の有名ドコロのミツトヨ製。
バルブタイミングの調整にも必要になります。


とりあえず、ダイヤルゲージを4番排気バルブのリテーナーにセットして計測。

ローバーミニクーパーの排気バルブリフト前
旧ミニの排気バルブフルリフト

4番排気側のリフト量 9.04mm


次は、ダイヤルゲージを4番吸気バルブのリテーナーにセットして計測。

ROVER MINI Cooper吸気バルブリフト前
クラシックミニ吸気バルブフルリフト

4番吸気側のリフト量 8.90mm

うちのMINIのエンジンのバルブリフト量は、だいたい9mm前後のようです。自分のMINIのリフト量も知らなかったぐらいなので他のエンジンがどうなっているのかは不明。
ハイリフトロッカーアームのレバー比1.5で、純正ロッカーアームのレバー比が1.3なので、純正カムのバルブリフト量は、計算するとだいたい7.8mmぐらいなのかな~?(推測)

んで、他の気筒の計測は省略。
 どうせ同じぐらいだからメンドクせーーーー
ではなく
 バラバラの値が出そうで怖いから (((((^^;)サササッ

2010年10月2日土曜日

ミニクーパーのタペットクリアランスをハイリフトロッカーアーム用に見直す

うちのミニクーパーにはminispares製ハイリフトロッカーアームを組み込んでありますが、

今までは、
 せっかくハイリフト入れてバルブリフト量UPしたのに、タペットクリアランス広くしたらリフト量を損するじゃん!!

という貧乏性な理由から、ノーマルと同じ
 0.3mmでシグネスゲージがスルスルなぐらい
で合わせていました


でも、SUツインキャブのセッティングに悩んでいる事もあり、タペットクリアランスを推奨値セッティングにしてみようと思ってみた。
ハイリフトロッカーアームに付いていた説明書に、

 Valve clearances should be opened up by .003" over recommended settings, although up to .005" can prove beneficial with certain combinations.


と書いてあり、ざっくり
 バルブクリアランスは、推奨値より0.03インチ多く開くべきだ
ですかね?

0.003インチは、0.0762mmなので、エンジン型式99H指定値の0.30mm~0.35mmに足した0.3762mm~0.4262mm の 最大でも0.477mm になるようにすればいい?

参考:バルブクリアランスの標準値はヘインズ調べ。
   指定値はエンジン型式によって違いがあります。


また別の考え方で
リフト量が増えている分タペットクリアランスを広げないとバルブのオーバーラップ角が広くなってしまうので、バルブのリフトUP分タペットクリアランスを広げてオーバーラップ角を同じなるように計算してみる。

ロッカーアームのレバー比が純正の1.3に対し、ハイリフトロッカーアームは1.5だから
標準値の0.30mm~0.35mmに、1.5/1.3 をかけた
 0.346mm~0.404mm
という考えもできるかと?


というわけで、今回は0.4mmを基準にタペットクリアランスを合わせる事にします。

ローバーミニクーパーのバルブクリアランス調整

シグネスゲージが若干スルスル気味にタペットクリアランスを調整。


エンジンをかけてみると
エンジン音がガジャガジャ、タペット音が明らかに五月蝿くなった orz

バルブのオーバーラップが減ったせいか、空燃比計を見ると微妙に空燃比が薄くなったのでキャブを再調整。

ミニクーパーの加速が良くなった気がしましたが、エンジン音がウルサクなったので騙されている気がしなくもない?

2007年2月3日土曜日

ミニクーパーにMINI SPARES製ハイリフトロッカーアームを組みつける

オイラのミニクーパーはMINI SPARES製のレバー比1.5のハイリフトロッカーアームに交換してあります。

今回は、その交換した時の事についてです。

MINI SPARES製ハイリフトロッカーアーム

ミニクーパーのA型エンジン用のパーツでハイリフトロッカーアームと言えば、ハイリフトローラーロッカーアームというのも有りますが、値段が倍ぐらい違うので、費用対効果から MINI SPARES製のスタンダートタイプにしました。
基本的な交換作業についてはローラーロッカータイプもほぼ一緒と考えていいと思います。

ローバーミニクーパーのハイリフトロッカーアーム

ハイリフトロッカーアームに交換するのに必要な工具

最低限、3~7kg・m / 30~70Nm対応のトルクレンチは必要になります。
あとは必要に応じて普段整備に使ってる工具が必要になります。

ついでに良く抜けてオーバーヒートの原因にな事もあるという噂?のヘッドガスケットと、マニホールドガスケットもついでに交換したほうが無難です
オイラは手を抜いてガスケットを交換しなかったので、その後1年ぐらい後にガスケット抜けでヘッド外しました orz

その勢いで自分でヘッド面研やったけど・・・

まぁ期間がたってからなので、ガスケット抜けについては部品交換をサボったせいか、寿命だったのかは不明です?ケド

純正ロッカーアームの取り外し

ハイリフトロッカーアームへの交換作業を始めます。
冷却水をヘッド下ぐらいまで抜いて、ヘッドカバーを外します。
 冷却水を抜かないとシリンダーに冷却水が入ったり、オイルラインに冷却水が入って混ざったり、外に流れ出たりして泣く事になります。

この時、ロッカーアーム ポストを固定しているナットだけではなく、前側のヘッドを留めてるナットも緩めましょう。そうしないとヘッドが歪んだりします!!

旧ミニクーパーのハイリフトロッカーアーム取付

自作ノロジー・モドキや、怪しい配管が見えますが気にするのはやめましょう?

ノーマルロッカーアームと、MINI SPARES製ハイリフトロッカーアームの比較

上がノーマルのロッカーアーム、下が MINI SPARES製のハイリフトロッカーアーム です。
MINI SPARES製は、なんか部品が足りないような・・・。足りない部品は純正から移植しろということ?

手間をかけるなら、ついでにロッカーアームの鋳肌や余分なエッジを削って軽量化したり、スプリングの代わりカラーを作ってもいいかもしれません。

オールドミニクーパーのハイリフトロッカーアーム比較


上がミニクーパーのノーマルロッカーアーム、下が MINI SPARES製 のハイリフトロッカーアームのそれぞれ単体です
ノーマルのロッカーアームは、焼結合金?のようです。年式によってはプレスタイプのものもあるようですが詳しくは分かりません
MINI SPARES製のハイリフトロッカーアーム は、鋳物で軸受け部分には銅系合金のブッシュが入ってました。

ローバーミニのハイリフトロッカーアーム軸受け

ロッカーアーム ポストのシャフトを固定する穴も、ハイリフトにするためにレバー比が変わった分ずれています。

ノーマルロッカーアームからの部品の移植

純正のロッカーアームはピンで留まっているのでピンを外して必要な部品を移植します
 当然ですが、組み付ける前に、流用する純正部品や、新しい部品は良く洗浄します。洗浄しながら、摩耗や、余分なバリ等々の不具合の確認をします。

Rover MINIのハイリフト ロッカーアーム部品移植


MINI SPARES製のロッカーアームに付いている部品を取り外して、純正部品と組み合わせながら順番に組み立てます。
ロッカーアームの組み付け向きを間違えると、組み付かないのでやり直しになります。

ローバーミニクーパーのハイリフトロッカーアーム組み立て

このロッカーアームポストがオイルラインも兼ねていて、この下にある穴から、このロッカーアームポストの中を通り、ロッカーアームシャフトを経由して各ロッカーアームに給油されます

特に難しい事無く移植完了

ローバーミニクーパーのハイリフトロッカーアームパーツ移植終了
旧ミニのハイリフトロッカーアームパーツ移植


ハイリフトロッカーアームをヘッドへ仮組

組み上がったハイリフトロッカーアームをエンジンヘッドに仮組してみると

ローバーミニのハイリフトロッカーアーム仮組


ヘッドを締め付けるナットと、ロッカーアームポストのイモネジが干渉してるよ orz
まぁ海外製品じゃ、このぐらいは良くあること?です。

こうなると、イモネジを削るか、ナットの座面を削るかしか無いか~
このナットは締め付けトルクが高いので、ナットの座面を削ると面圧が高くなって嫌なので、メンドクサイですがロッカーアームを取り外してイモネジを削ります。

今思えばなぜイモネジを外して削らなかったのかと。
理由は忘れましたが、ロッカーポストを傷つけないように慎重に削りましょう

クラシックミニのハイリフトロッカーアーム加工


削り粉が無くなるまで、良く洗浄して、仮組します。

オールドミニクーパーのハイリフトロッカーアーム組み付け完

他に問題は無いようなので、規定トルク、締め付け順でヘッドボルトを締め付けます。
ヘッドボルトの締め付け順は守り、トルクは数回に分けて絞めましょう。ヘッド歪んでからじゃ遅いです。

あとはバルブクリアランスをハイリフロッカーアームの規定値合わせ、キャブレターのセッティングを見直して終了です。