2009年5月11日月曜日

春なのに、チョークを引かないとミニクーパーがアイドリングしてくれない

ミニクーパーの点火系を
 ポイント+MSDのCDI
から、
 123イグニッション フルトラデスビ
へ交換したもののアイドリングの力が弱く、特に冷間時は失火気味な感じでエンジンがすぐに止まってしまいます。
暖機後の無負荷ならキャブミニらしからぬ安定したアイドリングなんですがね。
ま、123イグニッションが悪いのではなく、MSDが強力すぎなんだけど。

123イグニッションのフルトラデスビに交換した時期が冬だったのでチョーク引っ張るのが当たり前で気にならなかったんですが、MSDの時は始動さえしてしまえばチョーク止めてもアイドリングしてたんで、なんか火花弱くなった感じ?
さすがに外気温20度超えているのにチョーク引っ張らないとアイドリングしないのはおかしいよな~。しばらく悩まされていたオーバーフローも治したのでキャブレターの調整をして改善されればいいなと。

ローバーミニクーパーSUキャブレター調整


調整と言ってもSUキャブレターの場合、このキャブレター下の真鍮色のネジを回すしか出来ません。
多少ずれていても極端に調子が悪くなる事も少ないので、そんなに神経質に合わせる必要も無いけれど。

それにアイドリングだけで、ピッタリ空燃比を合わせても1回空ぶかしすればアイドリングの空燃比は0.5ぐらいはすぐずれるし、使用域での空燃比のほうが重要なので神経質になる必要も無いケド

もし大幅に空燃比、フィーリング等のセッティングを変更する必要が有る場合は、
ニードル交換、スプリング交換、ダンパーオイル粘度変更が基本的なところだそうです。

特にニードルの種類は、星の数ほど有るそうで、拘る人は自作や市販品の加工をするトカ?




と、駄文はこの辺にして調整前に、キャブレターを点検。
SUキャブレター特有のダンパーピストンオイルがスカスカでした。
オイル足すだけでもよかったのですが、大した手間でもないのでダンパーピストンを外して掃除しました。

classic mini cooper のキャブレター掃除


ニードルはネバダルでピカピカに磨きました。ニードルが汚れていると燃料の吸い込みが悪くなるのでたまに磨いています。

ROVER MINI COOPER SUキャブのニードル磨き


ダンパーオイルを注入。多少多くてもそのうち抜けて無くなるのでそれなりに入っていれば大丈夫だと思います。

ミニクーパーのシングルSUキャブへダンパーオイル注入


前置きが長かったですがようやく調整。

冷間ではチョーク引かないとエンジンが止まり
暖機後無負荷なら1000回転前後で回るので、アイドリング回転を絞り過ぎたと言う事は無い

と考えると、単純に薄いのだろうと?
スパークプラグは黒いので、スパークプラグの焼け具合だけで判断すると

 空燃比が濃過ぎる

と判断してしまいがちなのですが、

 アイドリングや軽負荷のプラグの電極温度が上がらない状態のプラグの焼けをいくら見ても空燃比の判断の参考にはならない

という事に気がつき、最近はカブリか、電極の摩耗点検ぐらいしかスパークプラグは外さなくくなりました。
ちょっと前までは、何か有るとすぐプラグ外してたモンですけど。

とりあえず、空燃比を濃い方向に振ってみようと、キャブレター下の調整ネジを回そうとしたらバネが縮みすぎているせいでネジが堅くて回しにくい。
どう見ても絞りすぎ?
緩める事、約1~2回転???

軽くアクセル開けたりするぐらいは必要だけど、チョーク操作無しで始動して冷間始動時なりのアイドリングが出来る状態に。この状態で助手席あたりに転がしてあった空燃比計を暫定配線で繋いでアイドルの空燃比を確認したら13.5~14.0、とりあえずこんな感じでいいかと
次の日、冷間始動でも軽くアクセル開けてセル回せばエンジン始動出来たので今までのキャブレターのセッティングが間違っていたんだと。

しかも暖機が終わればライト点けたり電気負荷が増えてもほとんどアイドリングが落ちないで安定して回る!!
まぁなんでもなくて当たり前の事。でも、今までライト等の電気負荷が増えてオルタネーターが頑張り始めるとアイドリングが極端に落ちてアイドリングが不安定になってストールしそうなぐらい回転が落ちていたので、単純に空燃比が薄すぎてアイドリングでパワーがちゃんと出ていなかったんだと。徐々に悪化させたので気がつかないまま数年の月日が・・・。
まぁMSDは、そんな時でも強力な点火性能で粘って回ってしまうので、いいのか悪いのか?

この電気負荷でアイドリングが不安定になる症状は、純正オルタネーターが故障した時に、社外品の大容量オルタネーターに替えて負荷が増えた時と重なりオルタネーターのせいにして80Aはやり過ぎのようだから、余裕が出来たら低負荷タイプの軽量オルタネーターに変更したいと思っていたのですが、アイドリング安定化のためにオルタネーターを交換する必要は無さそうです。
まぁカーステぐらいしか付いて無いのに80Aも発電してどうする!?なんてね。

MSDのCDIを使用しているとキャブレターの調整は、通常行うアイドル回転ピークや、ダンパーピストンを軽く動かした時の回転変化で見ようにも分かりにくいので、サボって、プラグの焼けと吹け上がり具合だけで合わせているうちに燃料絞り過ぎていたみたい。

でも123イグニッションとインジェクションクーパーの純正点火コイルの組み合わせでは、火が余り強くないみたいなので、コイル交換したいところ。

123イグニッションのマニュアルどおり一次抵抗が1Ω以上の高性能コイルとなると選択肢がほとんど無かったりするんですが、
  WAKO ミニブラック C-100GT
なら一次側の抵抗は1.2Ωだから良さげ?

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