2011年2月11日金曜日

ミニクーパーのスミス製センターメーター用の電子式ボルテージスタビライザーを自作

ミニクーパーのスミス製センターメーターで、燃料計等の電圧安定化に使われているボルテージスタビライザーですが、中古センターメーターに付いていたボルテージスタビライザーで見るからにボロく、すぐに壊れるだろうと待っていたのですが、何年たってもなかなか壊れてくれないので、電子式に改造してやる~~~と、意味不明!?
 *ボルテージスタビライザーとは、燃料計がイグニッション電源の電圧変動で変動すると困るので、ちょっと低い電圧(9V ?10V?ぐらい?)を安定化?して送る電装部品。

機械式ボルテージスタビライザーの出力電圧波形については一部以前記事とかぶりますが、Picoscope2014というUSBオシロスコープでボルテージスタビライザーの出力電圧波形を確認すると

クラシックミニクーパーのルーカスボルテージスタビライザー波形

こんな感じなので、アナログテスターで電圧を測ろうとすると針がフラフラ、デジタルテスターでは表示電圧が12V、0Vと出たり消えたり等不安定(テスターのサンプリング周波数による)なので、
 ボルテージスタビライザーが壊れている!!
なんて言い出す、壊れているのはミニではなく貴方です!!と、絶対にかかわりたくない頭の逝っている人が居たりしますが、機械式レギレーターの出力なので、この波形が正常なんだけど?

この電子式ボルテージスタビライザー化改造した際に設定電圧がズレると、燃料計の針位置が替わってしまい、給油タイミングが分からなくなるので改造前の燃料計の針の位置を確認しておく。
燃料計の針の動きは、オシロスコープで計測した電圧波形過敏に反応しないように遅いためイグニッション電源を入れて数分ぐらい待ち・・・。針はこの位置で安定した感じ。

ローバーミニ用スミス製センターメーターの燃料計


ボルテージスタビライザーは9Vぐらいにしているというウワサですが、調べてもルーカスのボルテージスタビライザーの出力電圧について考えている人が見当たらず、よく分からないので念のため昔実験用に作成した可変電圧回路を繋いで何ボルトが正しいのか確認しておく。(10Vらしい?)

ミニクーパー用スミス製センターメーター用可変電圧ボルテージスタビライザーPQ20RX11

ちなみに
 SHARP PQ20RX11
という低損失型の可変電圧レギュレーターを使った実験用回路です。回路はデータシートのR2を5kΩの可変抵抗にしたダケというテキトー可変電圧回路。
12Vから9V前後の電圧を作るのならば低損失型レギュレーターを使う必要は無いので、PQ20RX11データシート見ても使い方が分からない場合は、作例の沢山有る超定番LM317あたりのほうが無難です。
(3端子レギレーターが動作するのに2~3V必要で、必要な電圧が10Vだとすると、車側はエンジンがかれば13V前後のIG電圧があるはずで、電流も少ないし一般的な3端子レギレーターでも問題ないかと?)


ミニクーパーのセンターメーターを外して燃料計の指示位置を確認中。

ROVER MINI VOLTAGE Stabilizer実験


とりあえず9.6V出力で、燃料計の針はちょっと低いかな~感じ。10Vぐらいまで上げるか迷ったケド?

MINI Cooperのセンターメーターの燃料計指示値確認


そのまま可変レギュレーターで作っても良かったのですが、振動の大きいミニクーパー車載後の信頼性考えるとシンプルなほうがいいので固定で作りなおすことにして、電子パーツの調達しないとな~。



ミニクーパーのスミス製センターメーター用の電子式ボルテージスタビライザーを自作 前編 の続き

ミニクーパーのスミスセンターメーター用電子式ボルテージスタビライザーが完成しました。
 思ったより時間がかかったのは、ケースをどうするかに悩んだトカ?
 ダッシュボード周りバラしたら別の作業も始めてしまったトカ?

ミニクーパーの自作対策パーツを名乗るからには、取り付けの互換性、小型化へ無駄にこだわる。

ミニクーパー用スミスセンターメーター用自作電子式ボルテージスタビライザー
MINI Cooper用S.Smith&CMSメーター用ボルテージレギュレーターと取り付け互換

ケースは、いつもの材料・素材販売店(百均ともいふ)で入手。6cmで十分なのに1mもあるのが微妙。別記事で使おう!?

自作の電子式ボルテージスタビライザーの中身は、無駄に表面実装 (^◯^)

ローバーミニ用スミスセンターメーター用電子式ボルテージレギュレーターの中身

回路的には、
 AZ1117H-ADJ
という可変電圧型の3端子レギュレーターで、データシートの回路そのまま。抵抗値を
 R1 120Ω
 R2 820Ω
で、抵抗入手の関係で前回想定の9.6Vではなく、9.8Vになりました。実測9.79Vだったので計算通り。

回路図は、データシートそのまんま、だから省略 (^●^)


だだし、スミスのセンターメーター用の機械式ボルテージスタビライザーは、ルーカス製なのでバラツキが大きく、オイラと同じ電圧設定で作ると燃料残量が多めに表示される可能性もあります。 機械式ボルテージスタビライザーの制御電圧は9Vぐらいという噂?(後日、調べたら10Vのようだ。)

工作が出来たのでセンターメーター裏にケースを仮付してみる。計算通りの収まり。

ローバーミニクーパーの自作ボルテージスタビライザー取り付け中


3週間近くミニクーパーを動かさないでいたら、バッテリー上がりしてしまったので充電する間に、別電源でボルテージスタビライザーの動作確認。

クラシックミニクーパー用DIY電子式ボルテージスタビライザー実験中


燃料計の指示値が改造前より、ちょっと低くなったような?

オールドミニの自作電子式ボルテージスタビライザー取付後の燃料指示値

でも、
 このあとリビア情勢etcでガソリン値上がりしそうだし~早めに給油しておこう!!
と???給油に行ったら、この指示位置で22Lぐらいだったのでいいところかな~?


駄話
 ちなみに今回使用した、自作電子式ボルテージスタビライザーのケース!?

ROVER MINI用DIYボルテージスタビライザーのケース

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