ミニを購入して早々、リアのポジキャンが格好悪いとネガティブキャンバーキットを取り付けた際にラジアスアームシャフトのローラーベアリングのコロの当たり目が凹になっていて交換しなきゃと思ったのが2000年初頭のハズで~~~
グリスアップしてあれば実害がなかったこともあり、このブログの作業記録を始める前だから時期は不明だけど四半世紀という声が聞こえそうなぐらいはグリスアップだけで触っていない
ミニのリアがなんでポジキャンなん?と妄想するにイギリスのカントリーロードでまっすぐ走るためのポジティブキャンバーだろうと、山奥の月何台車が走るのかもわからない、すれ違いも微妙な細道まで舗装されている日本じゃポジキャンの必要性はないだろうと?
悪路用のポジキャンで典型的なものは、農作業用トラクターのフロントのポジキャンで、あのポジキャンも悪路用のセッティングらしい?
実車の部品で作業を始めると作業ペース的に1ヶ月は確実に不動になりそうなので、中古のラジアスアームを手に入れる
ハイドロ年式のラジアスアームは形状が違うので要注意。リアブレーキのシャフトの逆側にダンパー固定用のスタッドが無く、バンプストップがラジアスアームに付いていて、ラバーコーンにつながるピボットの位置が違うから車高が下がるとかなんとか?
そもそも、半世紀以上前のパーツで、レアパーツ?だろうから間違えて購入する以前の問題?
■ラジアスアームのオーバーホール用に購入したパーツ
ラジアスアームOHキット メタルブッシュ部分が新品時点のラジアスアーム圧入前の時点でシャフトに入らないので、内径調整用工具のアジャスタブルリーマーは必須。しかも圧入したら更に内径が締まる。
アジャスタブルリーマの例
ネジ部に斜目に溝が切ってあって、刃の位置をずらすと、刃の外径が変わる仕組みなんだけど、穴の精度を出すのは難しい!?
ラジアスアーム周りのボルト
20年以上前の記憶ではネガキャンキットに交換した際に固定ボルトがさびて痩せていた記憶があるから外した手間で交換できるボルトは交換しておこうと
ハイローのピボット部のナイロンカップ
安い部品なので外したついでに新品にしようと
ブロスガレージさんのメタルグリスチューブ
純正のナイロンチューブはグリスアップのグリスの圧力で裂けるので対策品のメタルグリスチューブへ交換する
ナイロンチューブは、グリスニップル付近にグリス排出口がある
入手したラジアスアームオーバーホールキットの袋にはナイロングリスチューブが小径側がベアリングの入るグリスニップル側になるように入っていて、何かがおかしい?
・ナイロングリスチューブの径の大きいほう、メタルグリスチューブのフランジ側をベアリング側(車体外側)
・ナイロングリスチューブの径の小さいほう、メタルグリスチューブの外径を落として削ってある側をフランジ側をメタル側(車体中央)
にすると、グリスチューブの径と、ベアリング、メタルのが合致するので、このように組み付けるようだ
■ラジアスアームのOH作業
この作業はグリスでベタベタになるから面倒とかなんとかで、パイロットベアリング外し用のスライディングハンマーを借りてローラーベアリングを外す
ウエスやキッチンペーパー、洗浄液等は事前に用意 右のラジアスアームのローラーベアリングは簡単に外れたんだけど、左のローラーベアリングが外れなくて挫折
今度ヒートガンで温めて再トライ?
グリスチューブは予定通り破れ
時間切れ作業中断
元々作業する予定ではなく、パーツが揃ったので作業の相談をしに顔を出したところで成り行きで作業を始めたから・・・・・・
作業再開
苦労したベアリングの引き抜きは、気休め塗布したペネトンが効いたのか?なんとか外れる
グリスチューブは、貫通ドライバーをグリスチューブの裂目に突っ込みベアリング側に通して起こして
ラジオペンチでつかんで引っこ抜く
メタルブッシュは古い軸の斜め攻撃で抜こうとしたのだけれどもちょっと動いただけで、止まってしまう
飛び出た部分を貫通ドライバーで叩いて変形させて抜こうとしたら中途半端に変形
ある程度メタルブッシュを変形させたところで古いシャフトを変形部に引っ掛けて抜く
外す予定のパーツが外れる。グリスチューブの裂目の7割は先程の引き抜き作業のせい?
グリス諸々と同化して固まった泥をワイヤーブラシやスクレーパーで落としてやると、結構な量の泥、砂
錆や汚れ落とす作業だけで1時間?2時間?
軸穴の中のグリスは最初に作業で真っ黒になった軍手を突っ込み動かし引き抜き、渇いてしまった床掃除用のウェットシートを突っ込み仕上げ
パーツクリーナーで脱脂して、クレのシャシーコート ブラックで塗装
ラジアスアームにブッシュを封入しようとした段階でシャフトとかグリスチューブの向きを勘違いしていたことに気が付く
メタルブッシュを封入しようとして、間に板を入れて叩いても入らず。結局、油圧プレスを借りて圧入
メタルブッシュの圧入終了 汚れ落としに時間を予想以上に取られ、またもや時間切れ中断
長いアジャスタブルリーマーで内径を調整しないと穴が曲がってしまうとのことで、長いアジャスタブルリーマーを借りてくる
ロックナットを緩めて、中心の□な部分を回し径を調整
アジャスタブルリーマーの刃も弾性変形で径を調整している構造のため一定の径ではないから刃は全部通過させる必要があり、少しづつ径を変えて測って、シャフトを入れてみて・・・ を繰り返すこと、数回
切子を洗浄してラジアスアームのOH作業終了
© ミニ乗りの堕話
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