2003年の話なのでちょっと古いですが、
ハンディGPSで採取したエコランの走行データが出てきたので参考になれば?と簡単にまとめました。ちなみにツインリンク・モテギの決勝の走行データです。
エコランは別称マイレッジマラソンとかいう言い方もします。ざっくり50ccのエンジンを使った燃費の良さを競う省燃費競技です。
使用したGPSは、通信機能があって安価な
GARMIN geko201
です。
このgeko201というハンディGPSには、日本語版と英語版があるのですが日本語版は高いので英語版を使ってます。また、廉価版のgeko101は、通信機能は無いので注意してください。
去年ぐらいに出た
Foretrex101
は、geko201と、ほぼ同機能で通信ケーブルが標準のようなので、こっちのほうがお得かも?
特徴
- 小型・軽量
- もともとトレッキング等に使うものなので防水構造
- 単4乾電池駆動で、数時間動作可能
- 時間、位置、速度、緯度・経度、進行方向、標高が取れますが、GPSの性格上、標高の精度は?
- ログも1s単位の計測でも、決勝でも十分とれます。ただし標準は5s毎なので、要設定変更。
- 電源入れるだけで使える簡単操作
- 取り付け場所も多少の遮蔽物があっても問題なくフレームにテキトウにタイラップでとめていました。金属・カーボン等の電気の通る遮蔽物は自信ないですケド
これにON-OFF判別でもいいので2ポートぐらい入力が有れば文句ないんですがね。望みすぎ?
ログデータは別売りの専用シリアルケーブルと、カシミール3DというDAN杉本さん作の個人使用フリーの超高機能な地図ソフトを使うことで、PCに取り込むことが可能です。
取り込んだGPSデータを地図に重ねてみると
緑の線が決勝時の5周分の実際の走行ラインですが、小細工なしできれいにコースの地図に重なりました。
カシミールで、数値データを表示させると、こんな感じになります。
この画面で、数値データの 欲しい範囲を選択→コピー し、表計算ソフトに貼り付けすると編集しやすいカモです。
横軸時間、縦軸速度でグラフにしてまとめると
1sサンプリングのせいで、速度の振れが気にはなりますが、これを使えると判断するかどうかはお任せします。
もともとGPSは、速度の情報を持っていないので座標の変化から内部で速度に換算しているようです。そのため移動距離が短いと距離を算出したときの量子化誤差が有るため速度がふらつくようです。サンプリングタイムを伸ばせば距離の変化も平均化されるので振れなくなります。そこはバランス点を探るしかないと思います。標準の5sサンプリングあたりが正解なのかもしれません?
このデータをみるだけでも、エンジンの始動回数、最高速、加速時間、最低速、登り・下りでの速度の落ち方違いなど得られる情報はあります。たとえば転がりが悪くてエンジンいっぱいかけてるから燃費悪いとか(^_^;)
去年は諸事情により大会に出れませんでしたが、今年は復活するとかしないとかいうウワサです
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