先日ミニクーパーに取り付けた1-1/2SUツインキャブ HS4ですが、
燃調セッティングが全く合わず orz
現状の空燃比の感じは
アイドリング領域 → rich~10:1
街乗り加速 → rean 加速というより減速?
街乗り定常走行 → 18:1~rean 20:1以下
中加速~フル加速 → そもそも無理
アイドリング可能な範囲内で、できるだけ濃くしないと、数mmアクセルを踏み込んだだけで失速し、でもアイドリングは濃すぎるので運が悪いとエンスト。数分を置けばカブリが取れるのか?スターターを回せば再始動可能。
空燃比が薄い表示の時にチョークを引くとエンジン回転が上がり加速するので、空燃比計が言っている事は正しい。
(チョークを引くとジェットが下に下がるので、ダンパーピストンが上がった時のようにジェットとニードルの隙間が広がるので燃料吸い込み量が増える。)
加速・定常走行時に空燃比計が薄いと言っているのは間違っていないでしょう。
チョークを引けば、ちゃんと増量されて燃調が濃くなるので、燃料ポンプが追いついていないワケでもないかなと。
というわけでキャブレターセッティングを根本的に見直さないとダメそうです。
キャブレターのセッティング見直し方向性を考える
SUキャブレターの場合、空燃比のセッティングと言っても
ニードル形状
キャブスプリングのバネレート
あとは調整ネジぐらいです。ダンパーオイルは回転の上げ下げの味付け?
でも闇雲にパーツ交換しても、時間・お金の無駄なので方向性を考えます。
A案 ニードル交換
根元の太さが同じぐらいで、中間~先端にかけて細いものへ交換すれば、アイドリング領域で常識的な空燃比にしても上で薄くなることはないはず?
*参考 SUキャブレターのニードル形状違い例
上の細いのが
AAA
というローバーミニ1000のSUキャブチューニング定番品
下の寸胴なのが
ADE
というローバーミニ1000純正
更に今回入手したツインキャブは
AAU
という
AAA
より中間域が太いミニクーパーのSUツインキャブでは標準的なニードルでした。
B案 キャブスプリングのバネレートを落とす
→ 吸気流速が上がったときにダンパーピストンの上昇量が増える
→ ダンパーピストンが上昇すればニードルが細くなる
→ ニードルとジェットの隙間が広がり、中・高域での燃料吸出し量が増える
→ 中・高域の空燃比改善?
でも、キャブスプリングを固くするとダンパーピストンの上昇量が減りベンチュリー部の流速が上がり、負圧が増えるので濃くなる?という話もあり、実験してみるしかないかなと???
SUツインキャブから、キャブスプリングを外してみる。
A案にしろ、B案にしろセッティングパーツを購入する必要があるのですぐには試せない???
無駄なパーツ購入してもしょうがないし・・・
考える事、数日・・・。
キャブレターからダンパースプリングを外してしまえば、一番柔らかい? 状態が試せるじゃん!!
そういう邪道な発想は大好きです (^●^)
と、早速ダンパースプリングを取外し、若干アイドリングで空燃比が濃い目になるあたりで調整してみる。
左右のジェット高さを計測しながら合わせ中
アイドリング、軽く空吹かした時の感じと、アパートの駐車場内でセンターメーターの針が動かない程度の極低速で試した範囲では、良さげな兆候を感じる?
思いのほかうまくいってそうなので、スーパーへ食料品を買出しがてらセッティングを確認。
アイドリング領域 → 12.5~13.5あたりでとりあえず調整
街乗り加速 → 15:1~18:1
街乗り定常走行 → 14:1~16:1
中加速~フル加速 → やるまでも無く薄いでしょ?
やっぱり、加速、中回転以上は空燃比は薄目とか、
キャブスプリングが無いせいか?
ダンパーピストンが高目の位置に居るので、アイドリングアジャストスクリューを最低に絞ってもアイドリングが1000~1500rpmと若干高いかったり
アイドリングの回転落ちが1・2拍遅れる感じとか、
あるけど、それなりに走ることは出来そう?
というわけで、今回の場合キャブスプリングは、柔らかくする方向のセッティングで間違っていなそうです。
現状でも空燃比を数字で見ていなかったら、SUツインにしたらパワーUPした
で、終了するかも?という感じ。
でも高域で薄いという基本的な傾向は変わらないので、高速道路とか、サーキットはエンジン壊しそう?
ついでなので、外したダンパースプリング。何故か写真は3本ありますが、下の1本はシングルキャブに入っていたキャブスプリング
巻き数・線径はホボ同じものの、バネ長が若干違う。たぶんこのスプリングは純正標準なのでRED相当のハズ?ですが
長さが若干違うのはいいとして、巻が逆なんですが?(・_・)
巻が逆でも機能には全く支障ないんだケド
スパークプラグの焼け具合確認
点火プラグを交換以来、久しぶりに点火プラグを外し焼けを確認すると、微妙に真ん中の2本のほうが焼け気味ですが、シングルキャブの時よりは揃っている感じ。左右のキャブ同調も問題なさげ?
ちなみに、こんな感じの点火プラグ焼けを見て、
カーボン付いて燻ってるから、空燃比が濃い?
と単純に判断して点火プラグの焼け色がキツネ色になるように!!と薄くしていくと、夏でも暖機でチョークが必須になったり、薄すぎてパワーダウンしてみたり、なんて状態に陥っている事も?
街乗りでは燃焼温度が上がりにくいし、全域で完璧な空燃比なんてそうそう無いし、走り方でも変化するので、オイラ程度の素人じゃプラグの焼け色だけでは判断つかない・・・。
今回は、SUツインキャブに交換したら点火プラグの焼けバラツキの傾向がどう変化するか?興味本位。
ついでに点火プラグの消耗確認。BKUR6EK-9という2極プラグですが真ん中の電極が楕円状に減ってきているので、そろそろ交換時期かな~。
方向性が決まってしまえば気楽なもんで自己満足を追求するのみ。
というわけで、ニードルと、キャブスプリング(バネカットとか、柔らかいものへ)交換しセッティングを詰める事にします。
興味本位で取り付けたTECHEDGEの空燃比計が無かったら1週間で、ここまで進まなかったカモしれない?
ま、街乗りなら今のままでも大きな問題は無さそうですケド? キャブスプリングを外すことでの弊害は未知数。
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