オイラのミニクーパーはMINI SPARES製のレバー比1.5のハイリフトロッカーアームに交換してあります。
今回は、その交換した時の事についてです。
MINI SPARES製ハイリフトロッカーアーム
ミニクーパーのA型エンジン用のパーツでハイリフトロッカーアームと言えば、ハイリフトローラーロッカーアームというのも有りますが、値段が倍ぐらい違うので、費用対効果から MINI SPARES製のスタンダートタイプにしました。
基本的な交換作業についてはローラーロッカータイプもほぼ一緒と考えていいと思います。
ハイリフトロッカーアームに交換するのに必要な工具
最低限、3~7kg・m / 30~70Nm対応のトルクレンチは必要になります。
あとは必要に応じて普段整備に使ってる工具が必要になります。
ついでに良く抜けてオーバーヒートの原因にな事もあるという噂?のヘッドガスケットと、マニホールドガスケットもついでに交換したほうが無難です
オイラは手を抜いてガスケットを交換しなかったので、その後1年ぐらい後にガスケット抜けでヘッド外しました orz
その勢いで自分でヘッド面研やったけど・・・
まぁ期間がたってからなので、ガスケット抜けについては部品交換をサボったせいか、寿命だったのかは不明です?ケド
純正ロッカーアームの取り外し
ハイリフトロッカーアームへの交換作業を始めます。
冷却水をヘッド下ぐらいまで抜いて、ヘッドカバーを外します。
冷却水を抜かないとシリンダーに冷却水が入ったり、オイルラインに冷却水が入って混ざったり、外に流れ出たりして泣く事になります。
この時、ロッカーアーム ポストを固定しているナットだけではなく、前側のヘッドを留めてるナットも緩めましょう。そうしないとヘッドが歪んだりします!!
自作ノロジー・モドキや、怪しい配管が見えますが気にするのはやめましょう?
ノーマルロッカーアームと、MINI SPARES製ハイリフトロッカーアームの比較
上がノーマルのロッカーアーム、下が MINI SPARES製のハイリフトロッカーアーム です。
MINI SPARES製は、なんか部品が足りないような・・・。足りない部品は純正から移植しろということ?
手間をかけるなら、ついでにロッカーアームの鋳肌や余分なエッジを削って軽量化したり、スプリングの代わりカラーを作ってもいいかもしれません。
上がミニクーパーのノーマルロッカーアーム、下が MINI SPARES製 のハイリフトロッカーアームのそれぞれ単体です
ノーマルのロッカーアームは、焼結合金?のようです。年式によってはプレスタイプのものもあるようですが詳しくは分かりません
MINI SPARES製のハイリフトロッカーアーム は、鋳物で軸受け部分には銅系合金のブッシュが入ってました。
ロッカーアーム ポストのシャフトを固定する穴も、ハイリフトにするためにレバー比が変わった分ずれています。
ノーマルロッカーアームからの部品の移植
純正のロッカーアームはピンで留まっているのでピンを外して必要な部品を移植します
当然ですが、組み付ける前に、流用する純正部品や、新しい部品は良く洗浄します。洗浄しながら、摩耗や、余分なバリ等々の不具合の確認をします。
MINI SPARES製のロッカーアームに付いている部品を取り外して、純正部品と組み合わせながら順番に組み立てます。
ロッカーアームの組み付け向きを間違えると、組み付かないのでやり直しになります。
このロッカーアームポストがオイルラインも兼ねていて、この下にある穴から、このロッカーアームポストの中を通り、ロッカーアームシャフトを経由して各ロッカーアームに給油されます
特に難しい事無く移植完了
ハイリフトロッカーアームをヘッドへ仮組
組み上がったハイリフトロッカーアームをエンジンヘッドに仮組してみると
ヘッドを締め付けるナットと、ロッカーアームポストのイモネジが干渉してるよ orz
まぁ海外製品じゃ、このぐらいは良くあること?です。
こうなると、イモネジを削るか、ナットの座面を削るかしか無いか~
このナットは締め付けトルクが高いので、ナットの座面を削ると面圧が高くなって嫌なので、メンドクサイですがロッカーアームを取り外してイモネジを削ります。
今思えばなぜイモネジを外して削らなかったのかと。
理由は忘れましたが、ロッカーポストを傷つけないように慎重に削りましょう
削り粉が無くなるまで、良く洗浄して、仮組します。
他に問題は無いようなので、規定トルク、締め付け順でヘッドボルトを締め付けます。
ヘッドボルトの締め付け順は守り、トルクは数回に分けて絞めましょう。ヘッド歪んでからじゃ遅いです。
あとはバルブクリアランスをハイリフロッカーアームの規定値合わせ、キャブレターのセッティングを見直して終了です。
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