ミニクーパーのSUキャブレターの調子が悪く、オーバーフローが治まらないので修理をしました。
点検のため車載状態でキャブレターフロート室を分解しましたが、火災防止のためエンジンが完全に冷えた状態で静電気にも気をつけて作業しました。ミニクーパーはキャブレター下が排気管なので、排気管が熱い状態で作業すると万が一ガソリンがこぼれたら即火災です。
ミニクーパーのSUキャブレターの英国のMINI SPEARSから海外通販で個人輸入し購入したキャブレターのパーツ。フロートの蓋、ニードルバルブ、フロートがASSYになってます。
キャブレターの型式を確認してパーツを購入したのですが、オーバーフローのドレイン配管の形状が違うような?
ミニクーパーに付いているフロート室の蓋を外して比較すると明らかに形状が違う・・・。オイラの確認不足だし、ニードルバルブとフロートを購入するより全然安かったからいいやと。
新しく購入したキャブレターの蓋は、オーバーフロー時のドレインがフロート室の蓋上に出るようになっているので、キャブレターがオーバーフローを起こすとキャブレター下にガソリンが垂れてしまいそうです。
ミニクーパーの場合、吸排がターンフローなのでキャブレター下は高温のエキパイなので、このまま使うとオーバーフローによる火災なんて事態が頭をよぎるわけで・・・。
適応キャブレターの確認は間違っていなかったのでミニクーパーへ取り付けは可能なのですが、火災が怖いので、パーツを移植する事にしました。
フロート室の蓋を外して比較すると、型番が1番違う事が判明。
新しく購入したキャブレターのパーツが、
AUD2276
ミニクーパー純正のキャブレターのパーツが、
AUD2277
今までミニクーパーに付いていたフロート、ニードルバルブ周り。フロートがガソリンの着色剤で染まっている以外は、見た目は特に不具合が有るようには思えないのですがね。
新しく購入したパーツから外したフロート、ニードルバルブ周り。特に違いは無いわけで・・・。
唯一見つかった違いは、ニードルバルブ先端。左が新しいニードルバルブですが先端がフラットです。
そういえば、以前キャブレターのオーバーホール時にニードルバルブの段付きが気になって交換したのですが、その際もともとミニクーパーに付いていたものも先端はフラットでした。
パーツの移植終了。ついでなのでフロートも新品に交換しました。
パーツ交換終了
アイドリングしたり、アクセルを煽ったり、アパートの敷地内を走り回ったりしたのですがオーバーフローは治まったようです。これで、ようやく空燃比を調整できます。
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