2008年12月29日月曜日

ミニクーパーのタペットクリアランス調整

ミニクーパーのタペットクリアランスの調整です。

効率よく調整する方法等色々なやり方があるのですが、試した結果、
 カムのベースサークルの精度が信用ならん
という理由で、全気筒圧縮上死点T.D.C.で調整しています。

タペットクリアランス調整に必要な工具

工具は1/2インチか、13mmのメガネレンチ

ローバーミニクーパーのタペットクラランス調整スパナ


シグネスゲージ

ローバーミニクーパーのタペットクラランス調整シグネスゲージ

久々にシグネスゲージを引っ張り出してきたら、軽く錆が出てました orz
本当は0.3mm厚のものがあるといいのですが、持ってないので0.1mmと、0.2mmを重ねて使います

あとはマイナスドライバー。必要に応じてヘッドカバーを外すのに必要な工具。

ミニクーパー タペットクリアランス調整方法

当然ヘッドカバーは外すとして、エンジンを回すのが楽なようにスパークプラグも外してしまいます。

ローバーミニクーパーのタペットクリアランス調整


プラグコードを外す際は、どれが何処に付いていたか忘れないようにしないと、間違って繋いでエンジン不調になって泣く事になるのでマーキングするなり、荷札付けるなりしてから外したほうが無難です。

オイラは、いちいち確認するのがメンドクサイのでマジックで数字を書いてしまっています。

ローバーミニクーパープラグコードマーキング


ギアを入れて前後に車体を動かしたりしてエンジンを手動で回し、
ピストンが上に来て吸気・排気共にバルブが押されていないところが圧縮上死点です。
ほぼ上死点に来ていれば十分なので、だいたいのところでいいかと。この写真は、タイラップでピストン位置を探ってます。

ギアを入れて上死点を探る場合は平らなところでやらないと、押すのが大変ですし、行きすぎて何かにぶつけたり、引っ張るのは轢かれる危険性が高いのでおすすめしません。

ローバーミニクーパーの圧縮上死点探し


圧縮上死点が出たら、シグネスゲージを差し込んでみて、気持ち抵抗が有る程度で差し込めれば調整不要です。
シグネスゲージが入らない、ガタガタの場合は、ナットを緩めて、真ん中のマイナス溝のボルトを回して合わせます。調整終了後にナットを締め付ける際は真ん中のボルトが回らないように注意しないとせっかく調整したのに・・・。
ナットを締め終わったら再度シグネスゲージを差し込んで確認します。

ローバーミニクーパーのタペットクラランス調整中

シグネスゲージで正確合わせようとすると難しいのですが、素人的には同じぐらいの抵抗で差し込める感覚で揃える事を心がけて合わせたほうがいいと思います。
この作業を、4気筒繰り返します。

オイラは、タペットクリアランスはエンジンが冷えているときに0.3mmにするようにしていますが、カムを替えたり、ハイリフトロッカーアームに変更したりすると推奨値が変わる事もあるようです。
人によっては吸気と排気でクリアランスを替えたりと、ノウハウが有るようです。

最後に色々、諸々を元に戻して終了です。

プラグコードの差し込み不良でエンジン不調。
 ギアが入っているのを忘れてエンジンかけようとして、危険な目に合う
なんてならないように。

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