2012年11月29日木曜日

WEBERキャブレター仕様のミニクーパーにDHR-CCVSを取り付ける

WEBREキャブレター仕様のミニクーパーに、富山のDOGHOUSEさんのDHR-CCVS(クランクケースバキュームシステム)を取り付けしました。
本来は、インジェクション車用に開発されたパーツなのでキャブレター車に取り付けるには工夫が必要になります。

ホントウは、何ヶ月も前に購入していたのですが配管をどうしようか?と考えているうちに早ウンヶ月・・・。

ローバーミニクーパー用DHR-CCVS

インジェクション車の場合は、DHR-CCVSが2つ必要になりますが、ミニ1000の場合はフローバイの排出口はタペットチェストカバー裏の通称エントツと呼ばれる1箇所しか無いので1つです。

パーツ自体はワンウェイバルブのようなもので、ブローバイを排出するが戻らないようにし、更にインマニに接続することでクランクケース内の圧力を下げる働きをします。

ブローバイの配管の途中にDHR-CCVSを入れただけでは、効果が出ないので、インマニ接続は必須です。


今回、悩んだ配管。
インマニの負圧に負けて変形しないようなホースにしないと効果が半減しそうなので、負圧用で内径9~10mmぐらいのホースを探し・・・。汎用のブレーキ負圧配管用のゴムホースを選択。

ブレーキ用汎用負圧ホース
ブレーキ負圧配管用汎用ゴムホース


意外と時間のかかったDHR-CCVS取り付け前の下準備
接続ホースだけがしっかりしても、エンジン側が漏れまくりだとエンジンの回転が不安定になったり、ブレーキの負圧が十分にとれずブレーキの利きが悪くなったりしかねないので、

ヘッドカバーを交換
・社外品オイルレベルゲージのOリング交換

等々。
また、この改造によりクランクケース内が負圧になるため、オイル漏れ箇所から逆に大気を吸う可能性があるので、オイル漏れなんかが無いか等々の点検を先にしてオイル漏れがあるようなら、そちらの修理を先にした方がいいと思います。

更に、ヘッドカバーのオイルキャップに開いていたブローバイガスの噴出口の穴はアルミテープで塞いで暫定対応。(後日、剥がしました。下記、追記参照。)

オールドミニクーパー用エンジンオイルフィラーキャップ穴塞ぎ



DHR-CCVS接続自体は、エントツにDHR-CCVSのゴムホース部を差し込み、逆側はブレーキの負圧ラインを分岐して噛ませました。

クラシックミニクーパーのエンジン負圧配管分岐
ROVER MINI Cooperのブレーキ負圧配管分岐


この接続では、左右のインテークポート間で負圧の状態が変わってしまいそうですケド? この改造で万が一、2気筒不調になったとしても、2気筒生きていれば近所なら帰ってこれるし??? (取り越し苦労?)

どうせ、そのうちシリンダーヘッド下ろしたりするつもりが無くも?無い?から大がかりな加工はその時に???

とりあえず第一印象
・エンジン回転の落ちが遅くなる。最初はちょっと違和感が有りましたが、慣れるとゆっくりシフト出来るので楽です。
・エンブレが弱くなった。
・エンジンが静かになった。特に50~60km/hぐらいで巡航していると明らかに静か。
・巡航時の、アクセル開度が減った。
・キャブレターの調整自体は、アイドリングの調整ぐらいで様子見。

引っ張ってアクセルをオフったり、1段下のギアで走っていてももエンブレが強烈にかかるらないので、スムーズに走れます。

燃費は???
観察中。静かになった分、いつの間にか今までより上の回転まで引っ張っているので、どうなるか?
って、ウェーバーに交換してからざっくり燃費しか測っていないので比較は無理だと気がついた (^^;



オイルキャップを呼吸できない状態にしていると、オイルが吹き返す事があるとの事でオイルキャップに張ったシールは剥がしました。
ま、DHR-CCVSを取り付けてから1給油半以上走行してますが、オイルが吹き返しているような様子も、これと言った不具合も無かったけれど・・・。

アイドリングで、オイルキャップからの呼吸を確認すると常に吸われている感じですが、オイルキャップに張っていたシールを剥がすことに伴うWEBERキャブレターの再調整は特に必要無い感じ。

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