2014年3月2日日曜日

ミニクーパーのエンジンチューニング 40(エンジン組み立て其の弐)

昨日、エンジン本体があらかた組上がったので
ローバーミニクーパー エンジン組立
しばらくホッタラカシだった、シリンダーヘッドを組み立てなくちゃと


加工しっぱなしで部屋中に散らばっていたパーツをかき集め~ シリンダーヘッドを組み立てる。
インテークバルブは、リムフロー加工と、シート面に30°面加工をDIY追加
ミニクーパー エンジンチューニング インテークバルブ リムフロー加工
リムフロー化は、賛否有るようですが、自分の手間だけだしやっておく。
某チューニングヘッドに付いていた吸気バルブのリムフローを見ても加工精度は良く見えないケド

細軸加工や、笠の薄肉化は耐久性面での不安があるので止めました。というか、オイラに4本のバルブのバラツキ無く加工する技術は無い~。
ま、鉄工所にあるような剛性の高い六尺旋盤以上のゴツイ旋盤が使えたらやるんですが、手持ちのミニ旋盤じゃ剛性がなさ過ぎて無理。

中目のバルブコンパウンドと、タコ棒使って、バルブの摺り合わせ。
ミニクーパー シリンダーヘッドバルブ摺合わせ
三擦り半 ぐらいで終了。

摺り合わせと言うよりは、当たり面の磨りガラス効果狙い。
そもそも軽く摺った段階で全く当たっていない部分のあるものは、バルブが曲がっているとか根本的な問題が???

吸気バルブのシート面当たりを光明丹で確認
オールドミニ インテークバルブバルブ 光明丹 当たり確認
45°面がホボベタ当たり。バルブシートと、バルブを細工したのでこれでも当たり面は狭くなったんですがね~
そもそも45°面はバルブもシートも触ってないケド

排気バルブのシート面当たり確認
クラシックミニ エギゾーストバルブ 光明丹 当たり確認
バルブシートに小細工したりしていないと言ったら嘘になりますが、加工前と変わらずホボベタ当たり。
当たり面が広い方がバルブの放熱性が良くなると言うことにしておく!?


バルブのステムシールは、吸気、排気共に入れました。
ローバーミニクーパー バルブステムシール
昔々、
 排気側は、正圧で吸われることはないから吸気だけで良いだろ?
とケチったら、排気が白煙モクモクの煙幕仕様になって (*_*)
なんて・・・。


バルブスプリングは、KENT MD276のハイカムキットに付いてきたVS2が有ったのですが、パワーバンドが1500-7000rpmなので、
 7000rpmあたりで点火カットのレブリミッターかけるのには堅すぎるような?
と、1300inj純正のバルブスプリングにインナースプリングをアドオンする事にする。

1300injの純正バルブスプリング
ローバーミニ 1.3iインジェクション バルブスプリング

今回アドオンするインナースプリング。とあるショップさんオリジナル品。
ROVER MINI 追加インナーバルブスプリング ローバーミニクーパー 追加インナーバルブスプリング
要は、
 走る実験室
???

バルブスプリングを組み合わせるとこんな感じになり、オリジナル強化バルブスプリングのできあがり。
MINI Cooper 強化バルブスプリング
当然、逆巻きになっていて、伸び縮みしてもスプリング同士が噛み込まないようになっています。

シリンダーヘッドが完成~
オールドミニ チューニングヘッドモドキ

シリンダーヘッドの固定ボルトは、minisparesの強化ボルトにしました。ARP高いし~
ってか、バラバラで揃えるのメンドクサカッタから強化ボルトセットを輸入した方が簡単で安かった・・・。
ローバーミニ ミニスペアーズ強化ヘッドボルト
9スタッドのままなのですが、11スタッド用のキットを購入したのでスタッドボルト&ナットが2セット余る。

1000用のブロックに1300用のシリンダーヘッドを組み合わせるので、1300用の純正ガスケットを使います。
ローバーミニクーパー 1300i シリンダーガスケット
ブロックに排気バルブ避けの為に追加したリセス加工がうまく収まっているかと

1000と1300では水穴の位置が微妙に違うので、通じているから良いか~
ミニクーパー 純正シリンダーヘッド流用チューニング時の水穴ズレ
シリンダーヘッドをちゃんと締めれば水漏れしたりしないでしょう??? タブン。

ウォーターポンプは、ヘッドへのバイパス穴が無いものに変更。ヘッド側にもバイパス穴無いし。
ローバーミニ ウォーターポンプ バイパス穴無し
ウォーターポンプのバイパス穴が有るとオーバーヒートしやすくなるとかなんとか?水漏れの元になって冷却水がスッカラカンになりオーバーヒートした経験もあるし、オーバーヒート系のトラブルを増やす元にしかならないバイパスなんざイラン。ま、有ったら塞ぎますw
基本的に1300のキャブクーパー~インジェクション最終にかけてのヘッドにはバイパス穴が無いし、排気量が大きく発熱の多いエンジンに無いんだから問題なさげ?

フライホイールハウジングを取付てから、借りたSSTを使ってクランクシャフトのオイルシールを組み付けるの図
ローバーミニ クランクシャフトオイルシール組み付け

クラッチは、AP製のERAターボ用(GCK371AF)でプチ強化。
ERA TURBO 強化クラッチ

強化カバーに、ダンパー無しのクラッチディスク。レリーズベアリングにボルト類。
クラシックミニ 強化クラッチ 新タイプ
識者曰く
 これ旧タイプのクラッチディスクじゃない?
と、ERAターボ用のクラッチって強化カバーに旧タイプのクラッチディスクという組み合わせなんですかね???

ホントウは旧タイプのクラッチにしないとパワーが上がってくると滑っちゃってダメみたいですが、メニュー的には殆どフルチューンでも1000だし大丈夫?
旧タイプのクラッチに変更するとなると交換パーツが色々とあるので、今回はあきらめました。

強化カバーにすると、クラッチは重くなるし~
ダンパー無しのクラッチディスクでは、クラッチワークが下手だと繋ぎでジャダーが出やすいし~
快適仕様になります (^●^)


組み合わせるフライホイールは、ミニスペアーズから購入したライトウェイトフライホイール。
minispares 軽量フライホイール
これを個人輸入した頃は、まだポンド120円/£ぐらいと安かったので、ノーマルを軽量加工するより新品を海外通販したほうが安かった・・・。

ちなみに旧タイプのライトウェイトフライホイールは、こんな形で形状が全く違います。
minispares 旧タイプ 軽量フライホイール ミニスペアーズ 旧タイプ ライトウェイトフライホイール
要注意なのは、同じ旧タイプのクラッチ用のフライホイールでも、クラウンホイール(フライホイール外周の歯車)が新旧2種類あるそうなので購入時は要注意。

また、インジェクション車は、フライホイールが回転角センサーのピックアップを兼ねている関係で、ノーマルコンピューターを使う限り旧タイプのクラッチに変更する事が出来ないんだとか?
なので、ミニのインジェクションはパワーを上げすぎるとクラッチが泣き所になるトカ???


あとはロッカーアーム等も付いて、あとはクラッチカバーを取り付けて、デスビその他の補記類を組み付ければエンジン本体は完成というところまで来たのですが、写真取り忘れたーーーーーー。

0 件のコメント:

コメントを投稿