2015年9月21日月曜日

ミニクーパーのオイル下がり(白煙・煙幕)修理のために国産品流用の対策品バルブステムシールに交換する

6月頃からなんとなーく、ミニクーパーの排ガス臭がきついなとキャブのアイドルジェットを交換したりーの調整で、なんとなく良くなっている気がしていたものの、サーキット遊びをしたら一気に悪化!! 昼間はそんなに見えないのだけど、ヘッドライトで照らされるとモヤモヤが目立つプチ白煙煙幕巻き散らし状態になる。たぶん、オイル下がり??? orz

まだ組み直して1年ちょいのエンジンですがステムシールの交換しないといけないので、シリンダーヘッドを外すかと?
ま、プラグホールからエアを入れてバルブを落ちないようにすることでシリンダーヘッドを降ろさないで交換する方法もあるようなのですが?専用のバルブスプリングコンプレッサーキット&エアコンプレッサーを追加購入しなきゃいけないし、自分で組んだエンジンなのでどうなっているか確認しておきたかったり、シリンダーヘッド外すぐらいたいした作業でもないのでちゃっちゃとシリンダーヘッドを取っ払う。万が一、ブローしてオイル上がりしていたら・・・。泣こう!?



2番シリンダーと3番シリンダーの間で燃焼ガスが吹き抜けた形跡を発見。1275ccでは、ここが抜けやすいようなのですが・・・。

どうするかな~

ついでに998ccのブロックへ1275cc用のシリンダーヘッドを流用した際に必要になるバルブのリセス加工(俗に言うポケッティング)の状態を確認

フルリフトから2mm余裕を見たので吸気バルブのジャンピングによるクラッシュは無かったようです。もう1mmは攻めれた? 更に1~2mm深く攻めれば1.5:1のハイリフトにするとか、シリンダーヘッドを面研するとかのチューニングの余地は未だありそう?

シリンダーヘッドを見ると燃焼室にオイルが回っているような感じで、オイル下がりで間違いなさそうです。


ようやく、本題のステムシールにたどり着く。シールのフリクションが無く、バルブの動きがスルスル~

ローフリクションステムシールというか、シールになってない???

1カ所のステムシールはバルブを抜いている最中にポロッととれた、2カ所は軽く引っ張ったらとれた・・・。

1年前に組んだ時はガスケットキットに入っていた、新品のステムシールを使ったんですが、1年数千キロも持たなかった orz


1/2番のインテークバルブが軽いオイル濡れと堆積物で、2番の堆積物が付着多目。2/3番のエキゾーストバルブがオイル濡れで2番が特にひどい。


3番のインテークバルブが堆積物。4番のインテークバルブがオイル濡れ。


対策品ステムシールがあるというので知り合いに分けてもらい左のものに交換しました。ちなみに右が純正品、パッと見でステムの通るシール部の穴径が違うってか純正広がりすぎ~そりゃだめだ。
スバル製国産バルブステムシール流用 13207KA001 SEAL-INT VALVE
対策品は下部の円筒外周が金属??? 聞いたら国産車用の純正部品流用なのだとか???

軽くたたきながら押し込む。はじめからこれ用に設計されたような嵌まり具合!?

パーツを洗浄したり確認しながら再組立てする。


シリンダーヘッドも組み上がったので、ブロックと合体させる。
シリンダーガスケットは再利用使用できるかな~と思っていたのですが、抜け気味なのを見て交換することにする。

1年前、シリンダーヘッドのナット締め付けトルクは、新し目のヘインズから締め付けトルク参考にして決めたのですが、ガスケット抜け対策を考え前回の1割増しの締め付けトルクで締めてやる。ま、強化ヘッドボルトに交換しているから1割増ししても締めすぎでボルトが伸びて逆に軸力ダウンしガスケット抜けになったりしないしょ?と・・・。

82℃のサーモスタッドでは真夏でも水温が90℃を超える事がほとんどなく70度台とオーバークール気味なので、ようやく発掘した88℃品のサーモスタッドに交換する。


サーモスタッドガスケットは新品を購入しておいたのが有ったので素直に新品を使う。

ときどきテキトウな位置でガスケットを入れて固定して水漏れさせる人がいるらしい???ですが、穴位置が均等ではなく微妙にずれているので表・裏・回転させて穴位置を合わせてから交換しましょう。


タペッド調整をやり直し、ついでなので先日交換したばかりのLLC / クーラントも全交換のため今年3度目ぐらいの水路の洗浄もっやったりしてオイル下がり修理終了。

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