エンジンに火入れして早々、ヘッドガスケットの隙間から微妙な水漏れ。でも数回エンジンを温めたら漏れが止まったので、問題無さげ?と、その時は・・・。
それから4年ぐらいして、エンジンを分解したら、シリンダーヘッド上面が黒錆腐食して、ブロック上面研磨するハメになる。
かなりの確率で、この2つの穴からの水漏れのせいと推測される。横着しなきゃよかった。同じガスケット上の他の水穴にとは違い、この2箇所だけ銅のガスケットが追加してあるところを見ると穴位置がずれていなくても対策しないと漏れやすい場所なのか?と、今更思ってみる。(この2つの穴はちょっと厚くなっているシリンダー部分に近いせい?)
とりあえず穴を塞いで、側に水穴をあけ直すしかなさそうなので、旋盤で真鍮を旋削して穴埋め用のプラグを作りーの
圧入。削って高さ合わせる。上面研磨の前にプラグ埋めときゃいいものを・・・。と、思った時には遅かった orz
ま、真鍮の栓なので簡単に削れるからブロックと面を合わせる作業自体は簡単だけど。
ガスケットの穴に合わせて新しく穴をあけなおす。
もう片方は、プラグとずらした位置にはあけられず、しかも穴も一回り小さくなる。ま、穴が半分ぐらいガスケットと被っていた元の状態よりは実際の流路の面積が増えているから妥協。
剛性が高い大型のボール盤か、ブロックが載せられるようなフライス盤でもあれば、元と同じ径で真鍮のプラグ寄りにあけられるのだけれど、手持ちの充電式電気ドリルでは真鍮側にドリルの中心を持っていったら真鍮側ばかり削れていって斜めに穴あくか、せっかく圧入したプラグを削り取っちゃうような、画しか頭に浮かばないのでリスク側に行く気にはならん。
ブロックの加工は終了にして、削りカスやらをキレイにするのに、水と、オイルのメクラ蓋を外し掃除をしようとしたところで、水のプラグは小突いてペンチで引っ張り出せばいいけど、オイルのプラグはどうするんだっけ?と、玄人に穴尋ねれば、穴を空けて貫通させて長い棒を差し込んで小突けばいいとのことで、そういえば以前もそうやった。
あとで押しやすいように、端っこギリギリ目に穴開けて、棒で小突く
と、プラグが抜けてくる。
片側が取れたところで、もう一方も小突いて抜く。
これで、ボーリングやら、上面研磨やら、水穴加工諸々で溜まったゴミを洗浄できるようになる。で
ついでなのでピストンのバリ落とし。前回、シリンダーの段付きを簡易ホーニングして組んだらクリアランスが広すぎるせいでオイル上がりが酷かったので、+60のピストンに変更しシリンダーブロックをボーリングしてボアアップ。
最近のピストンだけあって重量も0.5g程度のバラツキの中には入っているので喜んでいたら、ピストンスカートのバリがあるようでエッジの辺りに凸があるような感じで引っかかるからオイルストーンでバリ落とし。
ピストンの裏側を見ると、ここにもバリ発見。奥まっていて面倒な場所だけどとっておく。
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