2013年1月27日日曜日

ローバーミニの純正スピードメーターと、スミス製センターメーターのメーター ケーブルを比較

ミニクーパーのスピードメーターケーブル比較。

とりあえず、説明の楽なミッション側から。

ローバーミニクーパーのスピードメーターケーブルミッション側

左がスミスのセンターメーター用。右がローバーミニ純正。
固定はミッション側に雄ねじの受けに締め込みます。固定用ナット部のローレット部の見た目がちょっと違いますが、ネジは一緒です。製造メーカー違いか分かりませんが、ローレット加工の形状は複数あるようです。

エンジン側のメーターケーブル取り出し口は、下の写真の真ん中のちょっと下ぐらいに見える白っぽい突起になります。エンジンルーム上側からだと、見えないし、手が入る人も居れば入らない人も居るぐらい狭い場所。
しかも、ほったらかしのミニクーパーの場合、写真のようにオイル漏れでギタギタに汚れている事が多いので、運良く上から手が入っても腕が真っ黒になる事も多いので他人のクルマだったら触りたくなかったり。

MINI Cooper A型エンジンスピードメーター接続口



気を取り直して、ここから本題。
スピードメーター側のケーブル形状の違いです。

ローバーミニの純正2連、3連メーターのスピードメーターケーブル取付部
左がスミスのセンターメーター用。右がローバーミニ1000純正。

ローバーミニ純正2連メーター裏側

写真のローバーミニ純正は89年式のミニ1000の2連メーターのものですが、ラストミニに至るインジェクションあたりの3連メーターでも同様のようです。
センターメーター用のケーブルは、メーターに差し込まれる四角くなっている部分は、樹脂のものやケーブル本体を削っているもの、抜け止めも樹脂や真鍮なもの色々ある???。

差し込み口の溝に、メーターケーブル側のロックが引っかかり固定される構造です

ROVER MINI純正スピードメーターケーブル固定

(メーター裏の電極に「TAナシ」と書いてあるのが見えますが、2連メーターなので「タコメーター無し」の意味らしい? イギリス車なのにニホンゴが書いてあるのは、純正メーターがNS製(Defiの日本精機)の日本製だから)

メーターケーブル固定状態。
白いプラスチックの部品が抜け止めになっていて、カチッっと言うところまで押し込めば、メーターケーブルが固定されます。

ローバーミニクーパー純正スピードメーターケーブル固定状態


メーターケーブルの取り外し方法は、白いプラスチック部品のギザギザが付いているローレット部を押すと、メーターケーブルを引っかけている突起がずれてケーブルを取り外し出来ます。

オールドミニの純正スピードメーターケーブル外し方




スミス製センターメーター用スピードメーターケーブルの取付部
ローバーミニ純正メーターと違い、ねじ込みの固定になります。
(このセンターメーターは、オリエンタル計器さんでキロ表示に改修したもののようでORIENTALのシールが貼ってありますが、スミスのセンターメーターです。)

オールドミニ用スミスセンターメーターのスピードメーター固定部


スミス製センターメーターにスピードメーターケーブルを固定した状態。

クラシックミニのスミスセンターメーターのスピードメーターケーブル固定状態

メーター単体時にメーターケーブルを差し込む場合はいいのですが、車載状態ではメーターケーブルの取り回しによって、固定ナットが回しにくくなり中途半端な固定状態になることがあるので要注意です。走行中にメーターケーブルが外れたり、スピードメーターケーブルが折れたりというトラブルの元になりやすい?

また、ド素人作業でセンターメーター取付すると
 センターメーターに交換したら針振れが酷い~
なんていうことが、あるようなのですが・・・。

ミニクーパーをセンターメーター化するとメーターケーブルがエンジンルーム側に貫通したところに狙ったようにキャブレターが鎮座しているので、
・メーターケーブルがキャブレターやエンジン本体と干渉し、エンジンの揺れをメーターケーブルが拾ってセンターメーターの針が振れまくるーーーー。
・エンジンルームが狭いので、取り回しがきつくメーターケーブルに無理な曲げをかけるとケーブルの回転抵抗で、センターメーターの針が振れまくるーーーー。
という感じ?

特に、純正のSUシングルキャブレターにラムフロー等のキャブレターの吸い込み口に直接取り付けるタイプのエアクリーナーなんて仕様にしているとスピードメーターケーブルとキャブがモロに干渉するので、メーターケーブルに無理な力がかかりつつ~~~、エンジンの揺れを拾うという最悪な状況になるので、メーターが針振れしないほうがおかしいぐらい。

・エアクリーナーを潰すか、純正エアクリーナーに戻す。
・メーターケーブルとキャブの干渉対策でSUツインキャブ化!! も、いいかも (^○^)

なので、エンジンミッション側のメーターケーブル差し込み口を出たらメーターケーブルが、
 エンジン周りのパーツに一切干渉しないように
  &
 メーターケーブルになるべく無理な曲げがかからないように
取り回しを見直すと、針振れ症状が改善される事が多いです。

また、経験上、長いスピードメーターケーブル(スミス製センターメーター用のスピードメーターケーブルは英車の汎用パーツのようで、色々な長さのものがあります。)や、ラリーコンピューターを取り付けるために分配器やセンサーを間に入れたものも、スピードメーターの針が振れやすいです。

見たこと無いケド、中古のジャンク品メーターなんかだと、メーターの中のダンパーグリスがへたっている事もある??? (スピードメーターの針振れの原因として書いてある事が多いから、一応書いておく。)



駄話:スミス製センターメーター用にローバーミニ純正スピードメーターケーブルを取付してみる
メーターケーブルの先端部分の四角形状、サイズは互換性有りです。
左がローバーミニ純正。右がスミスのセンターメーター用。

スミス製センターメーター用メーターケーブルとローバーミニ用スピードメーターケーブルの比較


スミス製のセンターに、無理矢理ローバーミニ純正ケーブルを差し込んでみると・・・

スミス製センターメーターにROVER MINI Cooper用スピードメーターケーブルを差し込むと

一応、ケーブル自体は差し込み出来て、メーターは動きますが、ケーブルの固定が全く出来ません。。。


対策パーツとして、スピードメーターケーブル変換アダプターをワンオフする方法も?

0 件のコメント:

コメントを投稿