前回のローバーミニの爆音の原因を確認します。
ミニクーパーのエンジンをかけ暖気をしようとしたら、前側から明らかに直管っぽい音が orz
確かに最近なんとーなーく排気音が大きくなってきている気もしていたのですが・・・社外品のエキマニが割れたかな?
諸々を考え、直すことにします。走行中にマフラー落ちたらシャレにならんし
ミニクーパーの爆音原因確認
前側から音がするので、エキパイが割れたか、差込が抜けたか??と思いつつも、とりあえずエンジンルームから確認します。特に排気が漏れている様子は見つかりません?
ハテ?いやなものが視界に・・・。ドライブシャフトのブーツが破れてる。
でもここは交換して、1年ぐらいだから普通破れるにはまだ早いんだけどな~。グリスの飛び散り方を見ると破れて日は浅いようなので、今度でいいやと
ウマをかけて外したタイヤを床下に押し込み、車体下にもぐると、エキマニの差込の部分が黒くすすけているのでここから排気が漏れているようです。
とりあえず抜けかけてるエキパイを差し込もうと、クランプを緩めて入れようとしたけど
どう頑張っても入らない~
となると問題は、触媒が後ろに下がっているのか、エキマニが前に動いているのか?
見たところ後ろは定位置にありそうなので、前???
なんかドライブシャフトのアウターの表面が不自然に綺麗に光ってるような?
っうか、エキマニとドライブシャフトが、ガンコ当たっとぞいや orz
とりあえずバールで、エキマニを、こじってはみたけれど、ピクリとも動きやしねぇ~
ミニクーパーのエキマニ変形原因の推定
このエキマニを組んだ時は間違いなくドライブシャフトとの隙間は有ったので、エキマニが変形した模様
振動や外力で変形したとは思えないので、エキマニの残留応力がいたずらしたか?
だとすると、夏のパーコレーション・吸気温対策でエキマニに耐熱布を巻いたのが裏目に出たのかもしれない?
これならブーツが破れたのは加熱のせいと考えると合点がいきます。
というわけで、やっぱりドライブシャフト外す運命でした orz
ミニクーパーのタコ足タイプのエキマニを外すにはドライブシャフトを外さないと干渉するので外れません。
↓
ドライブシャフトを外すにはオイルを抜かないとシャフトを外したダダ漏れになります・・・。
というわけで、かなりやりたくないです。
ミニクーパーの変形したエキマニを取り外す
- まずは、エンジンオイルを抜きます
- 右のタイヤを外します
- 作業しやすいようにウマを1段高くして、ボールジョイント、ブレーキキャリパーを外します
ブレーキ配管を外すとブレーキエア抜きをしなければならなくなり、面倒な作業が増えるので車体側に残して、ホースに無理がかからないようにしておきます。
このときボールジョイントリムーバーという専用工具SSTが有るといいです。
専用工具を使わない方法としては、
- ネジの部分をたたいて外す。かなり邪道ってか素人以下。ねじ山がつぶれたり曲がったりするので、やめましょう。
- ネジにナットをかけてたたく。嵌め込みがゆるければいいのですが、硬い場合ねじ山が壊れたり、曲がったりする事があるのでオイラはやりません。
- ナックル側の、とある部分をたたく。ヘインズにも書いていました。カンナ歯と似たような原理?コツを覚えると簡単に外れますが、慣れが必要です。たたき方が悪いとナックルが変形します。ただしアルミのナックルはやらないほうがいいと思います。
と、いうのをよくやられているようですが?ジョイントやナックルを壊す前に専用工具を使ったほうがいいです。
アストロプロダクツあたりで安いものは1000~2000円で売ってますから。ボールジョイント買いなおす前に・・・
ここまで外れると、ドライブシャフトが抜けてきます。
今回はブーツが切れているのであっさりと抜けてしまいました。グリスをふき取った後の写真です。
ただし、ブーツが生きている場合は、ドライブシャフトのアウターの外径がサブフレームの穴径より大きいので、車載の状態でシャフトと等速ジョイントを分離しないと抜けてきません。
知っていればそんなに難しい作業では無いのですが、初めてでは難しいと思います。
ミニクーパーのミッション側ドライブシャフトのアウターを外す
ドライブシャフトセパレーターとハンマーを使って、ドライブシャフトのアウタージョイントを外します。マイナスドライバーでコジル人って外す人も居るようですが、変なコジリ方をするとオイルシールに傷がついて交換部品が増えて泣きます。
このときオイルを抜いていても、部分的に溜まっているオイルが出てくることがあるので、真下に居てはいけません。念のためオイルの受け皿、ウエスの類は真下に置いておいたほうが無難です。
セパレーターは、さっき見た黒い工具の一部のようにも見えますが???
秘伝?の削り加工を入れて使えるようにしてあります。
ミニクーパーのインマニ・エキマニを止めているスタッドを抜く
ここまで来てようやく、インマニ・エキマニを止めているスタッドを6本抜きます。
スタッドは、ダブルナットにして抜きました。あとはキャブを取っ払います。
キャブの配管を外すときは、燃料ラインに残圧が残っていると水芸のごとくガソリンが噴出しますのでウエス等でガードをしたほうがいいです。またエンジン・エキマニ等が熱い状態や、くわえタバコでやると火災原因になる場合があります。
ミニクーパーのエキマニを外す
インマニを外して、エキマニの下側のクランプを緩めて、揺さぶりながらエキマニの勘合を抜いてやるとエキマニがようやく外せます。
このときウマがしっかりかかっていないと、最悪下敷きになって死ねますのでウマはしっかりかけましょう
蛇足ですがキャブなのにA/F計を付けたのでLAFセンサーがついています。
ここまででなんだかんだ言って作業時間1時間ちょっと・・・
エキマニの細部を見るとドライブシャフトと干渉していた部分のパイプが見事に凹んでる・・・。
幸い?凹みの割りにほとんど削れていないので、穴空きは免れているようです。
エキパイ接続部のやはり差込が抜けそうになって爆音になっていたようです。
さて、曲がったエキマニは、どう直すかな? ユリゲラーが来て、いい感じに曲げてくれないかな~
つづく
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