ミニクーパーのエンジンルームハーネス見直し作業中ですが、ワイパーモーターのハーネスを外すついでに点検、オーバーホールします。
ミニクーパーの隠れた定番トラブルのワイパーモーターパークスイッチの点検が主です。
ワイパーモーターパークスイッチが壊れてくると
- 雨が降り出すとワイパーが勝手に動きし止まらなくなる。
- ワイパーが定位置で止まらなくなる。 = スイッチを入れている間しか動かない。
なんていう症状のトラブルが出ます。
ワイパーモーターは、固定バンド、蓋、リンクを外ぜは取れます。リンクを止めているリングを外す際はどっかに飛んでいく可能性が高いので気をつけて作業しないと部品が無くなって泣きます。
裏側にワイパーモーターパークスイッチが付いています。
ネコミニ氏のミニクーパーに乗るまで、ミニクーパーのワイパーは自動で定位置に止まらない物だと思っていたのですが、年式による違いではなく
ワイパーモーターパークスイッチが壊れていただけ!!
というのに気がついたのは、ミニ乗りになって数年経ってからでした orz
しかも基本設計が良くない
- ワイパーモーター下側にパークスイッチが有るので、水が溜まりやすいのに、水抜き穴が無いので水が溜まる。
- 材質が鉄に、銅メッキしただけ。
なので錆びて接点の導通不良になりやすい。数年前に初めてワイパーモーターを外した時は、パークスイッチや、ワイパーモーターには水が溜まってるわ、パークスイッチのケースは赤錆のせいで膨らんでるわ・・・。当然スイッチ内の端子はボロボロで折れてました。純正の樹脂製ワイパーモーターカバーを被せておくと大丈夫という話を聞いた事が有るのですが、その時は樹脂カバーが付いていたので、あまり変わらない気がします。
ワイパーのパークスイッチの修理は、ミニクーパー専門店に相談しても、下記の理由もあり、あまり勧めない場合も有るようです。
- パークスイッチ単品の部品代だけで4000円以上と値段が高い。工賃入れると・・・。
- 交換しても1年もたたないうちに、最初の方に書いたトラブルが出てきてダメになる事が多い。
- ワイパーを止めるのが手動になるだけで、使用上は慣れと、気分の問題?
今のワイパーパークスイッチは数年前に交換して、その際にオイラなりの対策を入れたのでその確認をかねてパークスイッチを分解確認してみます。
ミニクーパーのワイパーモーターパークスイッチ分解
ワイパーモーターからパークスイッチを取り外しました。
パークスイッチのケースを殻割りするとこんな感じです。前回、新品を組み付ける前に防錆目的でグリスを入れたので錆は出ていませんでした。新品のスイッチには全くグリスは入ってません。
グリスは、接点不良等のトラブルの原因になる場合も有るので、考え方によりけり。
前回交換した際に、パークスイッチハウジングの下側になる部分に水抜き穴を空けておいたのですが、水分が残っていなかったし、錆も見られなかったので効果は有ったようです。水抜き穴を大きくして増やしてみました。
分解したパークスイッチの接点ですが、このように磁石にくっつきます。赤錆が出る、削ると鉄の色という事を合わせ、材質は鉄に銅メッキな感じ~。
端子が黒ずんで酸化していたのですが、銅メッキを落としたくないので、簡易的な電解処理で表面の酸化膜を落とした図。
部品を洗浄して、接点を元に戻した図。
ケースを溶着してワイパーモーターパークスイッチのオーバーホールは終了。
ミニクーパーのワイパーモーターの端子打ち替え
ワイパーモーター側の端子も腐食が気になったので付け替えます。
交換用の端子は、エーモンで言うところの”スピーカー用端子 大”と交換しました。
端子を付け替えた分、配線が短くなったので、接続に若干無理が出た。
ワイパーモーターを元に戻して終了。
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