2009年11月22日日曜日

寒いのでミニクーパーも、そろそろチョーク始動が必要になってきました。

寒いので、車いじりより冬支度の今日この頃。
昨日、こたつ を設置したので、もう外に出れなくなりそう。
 こたつむり
状態

ミニクーパーもいい加減チョークを引かないと始動しにくくなってきました。
コツをつかめば、ちょっと寒いぐらいならチョークを引かなくても始動できるようになりますが、オイラは素直にチョークを使います。写真左側のノブ。

ローバーミニクーパーのチョークノブ


なぜ寒いとチョークの操作が必要か

なぜチョークを引かないと始動しにくくなるか?
温度が低いとガソリンが気化しにくくなるので点火に必要な気化ガスを得るのに、多くのガソリンが必要になる。
大雑把なたとえで、半分しか気化しないなら倍のガソリンを流せば必要な気化ガスが得られるという感じのイメージ。
 蛇足ですが、インジェクションは水温センサーで温度を検知して、燃料噴射量を増やすことが出来るのでインジェクション車にはチョークが付いていません。

更に、気化せずにシリンダーに流れ込んだガソリンは何処にいくのか?
そのままエキゾーストに排出されたり、シリンダー壁を伝ってオイルパンでオイルと混ざる。
オイルに混ざったガソリンは、油温が上がれば大半はブローバイガスと一緒に放出されるが、適正油温まで上がらないような乗り方をしていると見かけ上のオイルが増えるなんて事が起こる。

シャバシャバの油膜保持ってか脱脂しちゃうようなオイルに? 夏場の高温より冬場の低温のほうがオイルには厳しんじゃないかと思ってみたり?
むかーし、むかーし、小昔。あるところに
 オイル量が増えて得した
とか喜んでる知り合いが居ましたが・・・。

オイル量が増えたり、やたらとガソリン臭い場合は、暖気の時間とかオイル交換サイクルを考えなおしたほうがいいかも知れません。

チョークを引くと・・・

ミニクーパー純正のSUキャブレターの場合、チョークノブを引くことで、Fuel Jetが下に下がりニードルとの隙間が大きくなる事で燃料がたくさん流れ出ることになります。同時にスロットルバルブも少し開かれるので回転が上がります。

チョークは、いっぱい引っ張ればいいというものではなく、気温とかに合わせて引く量を調整するというアナログな操作が必要になります。
チョーキングは、最初に書いたようにガソリンを流む事になるので、やりすぎると点火プラグがカブリ、ガソリンで濡れて点火不良で始動できなくなったりします。

チョークを引くと回転が上がるのですが、エンジンやオイルが温まらないうちに高回転でまわし続けるのは嫌なので、ボッボボボボ・・・・と止まりそうにならない程度でチョークを引く量を調整しながら、後付のオオモリの電子式水温計で40度を超えるぐらいまでは暖気するようにしています。
というかそのぐらいまで水温上がらないとアクセル開いてもボボボボ・・・と、エンジン回転が上がらず加速してくれない。

また始動しやすいようにスターターを回す前にアクセルを数回仰ぐという操作ですが、WEBERやSOLEXように加速ポンプのあるキャブレターはアクセルを仰ぐ操作をすれば加速ポンプから燃料が噴射されるので始動しやすくなる、というのが由来だと思うのですがミニクーパー純正のSUキャブレターの場合は、加速ポンプなんて付いていないので無意味だと思います。

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