2006年10月14日土曜日

ミニクーパーの針が動かなくなった スミス製センターメーターを分解修理

ミニクーパーを動かしたらスピードメーターが動いてない (T_T)

ミニクーパーのドレスアップの定番スミスのセンターメーター ダケド

ミニクーパーのスミス製センターメーター

スピードメーターの針が動かない原因を推測

スピードメーターが動かなくなった原因として考えられるのは

  1. スピードメーターワイヤーが外れた
    付けるだけから許す
  2. スピードメーターケーブルが切れた
    スピードメーターケーブル交換するだけだからまぁいいか(^_^;)
  3. ミッション側に有るスピードメター用のドリブンギアが舐めた
     ミッションのOHが必要になるので絶対嫌だ!!
  4. 希?に、スミス製センターメーターの故障
     センターメーター交換?修理?

なんかが考えられます
今回の場合、突然スピードメーターが全く動かなくなったので、2や3は考えにくいので、1ならいいな~???というわけで休日を利用して朝から修理です。

1、スピードメーター ワイヤー外れの確認

スピードメーターワイヤー を引っ張ってみましたが外れている様子は無く・・・ということは、メンドクサイ修理になりそう
世の中甘くない(T_T)

2,3,スピードメーターワイヤー切れ・ドリブンギアの作動確認

先ほどスピードメーターワイヤーを外したので、ギアをニュートラルにして、パーキング ブレーキ を外し ミニクーパー を前後に動かし、ミニクーパーのスピードメーターワイヤー の真ん中が回転しているか確認しました

ローバーミニクーパーのスピードメータードリブンギアの点検

結果スピードメーターワイヤーはちゃんと回ってたので、少なくともスピードメーターワイヤー切れのせいで、センターメーターが動かないという事では無さそう
不幸中の幸い? ミッションの修理は、免れたっようです

4,スミス製 センターメーターの作動確認

今度は、スミス製の センターメーター に、スピードメーターケーブルをつないで、ミッション側のケーブル接続部を抜いてドリルで回転を与えます。メーターが正常ならば針が動くはずですが・・・。

ローバーミニクーパーのセンターメーター スピードメーター作動確認

ドリルの回転方向を変えても センターメーター のスピード針はピクリともしない。ついでにオドメーターも動いていない事も発覚 orz
 センターメーター本体の故障で確定のようです

希な故障かよ orz
でもスミス製のセンターメーターだしな~あり得る

他の追加メーターは、大森製を選択しているのですが、スピードメーターだけは選択の余地がなかったので定番というだけでスミス製センターメーターに替えたのが仇になったようで・・・

 メーターの信頼性考えたらローバー純正の日本精機製のままがいいですよ!!


というわけでセンターメーターを分解修理します。

スミス製センターメーターの取り外し

うちのミニクーパー の センターメーターは、シングルメーターなのでメーターフード自体はM5のボルト4本でとめてあるだけなので簡単に外せます
3連センターメーターも取り付けボルト自体は同じです。

ローバーミニクーパーのスミス製センターメーター取り外し

スミス製 センターメーターの分解修理

とりあえずメーター修理可能か確認するためにセンターメーターを、分解してみます。当然、自己責任です!!
というか普通はプロに修理をお願いする。

メーターの修理は、専門店があるので相談してみるといいかもしれません。
オイラは以前タコメーターが故障した際に日本計器サービスさんに、修理をお願いしたことがあります。


センターメーター の裏側を4カ所ぐらいカシメてあるので起こして外します

ローバーミニのセンターメーター分解

んで、 センターメーター 後ろのネジ2本外せば センターメーター の機械部分が抜けてきます。この時落っことして、スピード針を曲げたりしないように気をつけましょう。

センターメーターの機械部分を取り外してる最中に、白い樹脂の部品が落ちてきました

クラシックミニ クーパーのセンターメーター不具合パーツ

この樹脂パーツ、何これ?

センターメーター のこの部分に付くようで、センターメーター のオドメーターを動かす部品で間違いなさそうです。赤い歯車も抜けそうになってます

オールドミニクーパーのセンターメーター距離計のパーツ

しか~し、距離計の部品が外れてなぜ センターメーター のスピード表示用の針が動かないんだよーーー と、疑問&距離計の白い樹脂の部品はなぜ外れて転がっていたんだ?

探していると、スピード針に繋がっているアルミ円盤に何か挟まってる?このパーツがひっかかって針の動きが止められていたようです

Classic MINI Cooper のセンターメーターの部品


スピード針の円盤の所に挟まっているパーツを、外してみたら抜けかけた赤い歯車の付いた軸に、外れていた白い樹脂部品を留めていたと思われるプレートとスプリングみたいなパーツのようです。こいつらが悪さをしてセンターメーターのスピード表示の針の動きを止めていたようです?

ミニのセンターメーターの部品

センターメーター故障の原因

センターメーターのオドメーターのギア固定プレートの穴が摩耗で拡大
たぶんグリスの塗り忘れによる潤滑不良。
 ↓
穴が大きくなりすぎて、ギア固定のストッパープレート外れる
 ↓
スピード表示用の針を動かす円盤部に部品が噛み込む

という感じ?

ということは、その前からオドメーターも動いていなかったと言うことですね。
オドメーターが動かない状態になった時点で気がつく速度表示が動かなくなる前に気がつくことはできたのでしょうけど、遠出した時以外は走行距離は気にしないので何時からオドメーターが動いていなかったのか見当つかず。

こんな小さな簡単そうなパーツですが、スミス製センターメーターだし国内で新品パーツを単品入手できるとは思えません。
そこで部品取り用に購入してあった スミス製センターメーター のジャンク品をバラして付け替える事にします。

左が外れたストッパープレート。右が部品取りのジャンクの センターメーター から外したストッパープレート。

ミニクーパーのセンターメーター内プレート新、旧比較

というか、軸に取付ける用の大穴とほぼ同じ径まで広がってんじゃん
 これじゃパーツが外れて当然です。

分解したスミス製センターメーターを組み立て、作動確認

気を取り直して、センターメーター を組み立てます
外れていたパーツ達は、こんな感じで付きます(部品取りのメーターを分解するときに構造確認出来たので悩まずに済みました。)

ローバーミニクーパーのセンターメーター組立て


センターメーターを分解したついでにガラスとか綺麗にしながら組み立てて、車体に組み付ける前に センターメーター に電気ドリルを繋いで動作確認

ローバーミニのセンターメーター作動確認


センターメーター に配線を繋いだところで、警告ランプ、燃料計が作動するか確認をし元に戻します。

Rover  MINI Cooperのセンターメーター動作確認

最後は、試走で作動確認をして終了です。
ちなみにオイラはスピードメーターの誤差確認はハンディGPSを速度表示にして、差が数キロ程度で、針の振れも見られなかったので無事元通りセンターメーターを修理できたようです。

蛇足ですが、センターメーターの速度表示にが振れる場合は、スピードメーターワイヤーがエンジンに干渉してエンジンの揺れを拾っている場合があります。
特に長いメーターケーブルを使用していると配索に気を使わないと振れが出やすいです。

2 件のコメント:

  1. はじめまして、今度95年式のミニ1.3lの購入を考えていますが、その車に同じ130マイルのスミス製メーターがついています。ミニに初めからマイル仕様は存在しますか。また純正メーターで(スミス製)を仕様しているのでしょうか。ご教授お願いしまうす。

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  2. メーター交換を気にされているようなので、走行距離を気にしているのかもしれませんが、ミニの純正は、80年台半ばぐらいからセンターメーターではなく、日本精機製の 2 or 3連メーターが標準なので、スミスのセンターメーターが付いているならば間違えなくメーター交換経歴有りです。というわけで、その車両の総走行距離は不明というのが正解です。

    そもそも、それ以前の問題でミニのメーターは10万キロもしくは10万マイルで0に戻ってリセットされるため、純正メーターのままだったとしても全く当てになりません。95年式ならば普通に1年1万キロでも2回り超えているぐらいはありそうな?

    万が一、メーターの積算表示距離が正しかった場合でも、うちのと同じメーターだとすると距離計はマイルなのでkmに換算するには1.6倍する必要があります。

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