93年式インジェクション・ミニクーパーが手元に来て、3つ目に襲った大きなトラブルの話です。
このインジェクションミニクーパーのトラブル歴 orz
ミニクーパーのエンジンルームからの嫌な異音
ミニクーパーのエンジン不調の原因もリレーボックスの接触不良ということで解決し、近所に買い物にでも行こうとしたところ、エンジンルームから
ガツン!!
と、ものすごく嫌な音が!!
そーっとクラッチを繋ぐと、ものすごくエンジン動いてる感じ???
ステディーロッドが取れたっぽい?
ステディーロッドブラケットが疲労で割れてんじゃん!!
ボディ側のステディロッドブラケットがもげて、カラー改造して対策?してあるとは聞いており、自分で点検したら亀裂のようなモノが見えたので
ブラケットに入っているヒビが拡大したら、かなりやばそうだな~
とは思いつつも
もの修理がすごーーくめんどくさそう
なので、暗かったし見えなかった事にして、もうすぐ来る
車検のついでに直してもらおう
かな~と甘い考えだったんだけど・・・
インジェクションは特に!!ステディーロッド回りは作業性が最悪で、やりたくないのでミニクーパー専門店に頼みたいところ
本音、商売だからやるけどできたらやりたくないって誰かが言ってた!?
ですが、この状態でミニクーパー専門店に行く方が大変なので、諦めて自分で直します。
とかゴネつつ、アッパーステディーロッドブラケットの新品持ってるヤツ
幸い現場は家を出て100mぐらいのところだったので車通りも無くハザード焚きながら、アイドリングのまま繋ぐ絶妙?なクラッチワークと惰性走行を駆使し自走でうちに戻って作業を開始です。
ミニクーパーの車体側ステディーロッドブラケットの取り外し作業
配管・配線の戻し忘れ防止のため、配線カプラーや、配管には荷札を付けながら、
エアクリーナー、ブレーキのマスターシリンダー、ブレーキブースター、ブレーキブラケット、クラッチのマスターシリンダー
などなど、諸々のパーツを外します・・・。
純正位置にアース線が見当たらないと思ったら、他の場所にアース繋いでたり・・・。
新品のアッパー・ステディーロッドブラケットと、割れたステディーロッドブラケットの記念写真
見事に金属疲労って感じです orz
って言うか、ロアのステディーロッドブラケットがもげた時点でちゃんと修理していれば、こんな事にはなりません。
ちなみにステディロッドブッシュのカラーは内径を拡大されて径の大きなボルトと座金で留まっていました。アッパーステディロッドブラケットのみで荷重を支えるため取り付けボルト径をUPしたようです。
ミニクーパーのロアステディロッドブラケットを自作修理
もともとミニクーパーに付いていた破断したブラケットを、溶接する事もあるようですが
- ロアステディロッドブラケットは、元のプレートが無いので形が分からない
- 溶接機持ってない
- たとえ溶接機持っていたとしてっも、すぐ近くにガソリン配管やキャブレターが有る場所で溶接やる勇気はない
し~
どう固定すっかな~
というわけで、ホームセンターで厚手の大き目の
L字アングル
を購入してきました。
何故L字アングルを買ってきたかと言うと、板モノを自作する上で、
厚手の金属板を曲げる事が出来ない
というか最低油圧プレスぐらいを持ってなければ不可能。L字アングルならホームセンターに行けば安価で種類も豊富だから。材質はマイルドスチール、軟鋼のようであまり良くないですが、その分は板厚で誤魔化します。
仮組みしたアッパーブラケットに合わせ穴位置・形状を決め、ドリル・金鋸・ヤスリを駆使してL字アングルを加工します。あとはボディ側に取り付け穴をあけて取り付けます。有り合わせの余ったスプレー塗料で塗った変な緑色のブラケットです。
ただしクラッチの配管を止める穴があるのを知らず・・・。
このインジェクションミニには、ロア側のステディロットブラケットが残っていなかったのでクラッチ配管を組み付ける段になって、
クラッチ配管の固定って???
と、元々持ってるヘンリーブルーのミニ1000を見るまで気が付かなかった orz
というわけで、あとで付け替えたのでこの形状を信じてはいけません。
取り付け穴が空いていて、ロアブラケットだけの交換ならそれほど部品を外さずになんとかかんとか?
まぁボディ側の穴開けが有ると周辺をかなり外さないと出来ないんだけど
でも、この作業のせいで
貴重な週末2回潰れ
ました。
このステディーロッドブラケット破損のトラブル自体は、
整備不良や、間違った修理が原因
で、インジェクションに限った話ではないです。今回トラブルのそもそもの原因は、ミニクーパーの弱点として有名?なステディロッドのブッシュがへたったまま長らく乗っていたせいで、
ボディ側ステディーロッドブラケットが破損
↓
間違った修理
↓
アッパーステディーロッドブラケットも破損
って、感じ
こんな目に合わないために
ステディロッドブッシュの交換は、定期的にやりましょう。
最近は、ステディーロッドブラケット修理用に新品のアッパー・補修用のロアのブラケットをセットにした便利なものが出てるようです。いい値段がしますが・・・。
ステディロッドブラケットの戻し作業の際に参考になりそうな記事
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