2008年12月1日月曜日

電工ペンチの使い方その2 被服端子編

電工ペンチの使い方その2 被服端子編です。

被服端子について

被服端子というのは、こういうものです

被服端子


被服の色は三種類有りますが、適合するハーネスの太さで被服の色が違います。

被服端子の青、赤、黄

ものによって若干違うようですが、

  • 赤 → 0.5~1.25スケア
  • 青 → 1.5~2.5スケア
  • 黄 → 5.5スケア

あたりのハーネスが適合するようです。
ちなみにスケアとは、導線部の断面積を表します。人によては
 スケ
と言う人も居ます。

また、適合しない太さのハーネスを使うとしっかりカシメられず配線抜け等のトラブルの元になります。

端子をよく見ると刻印が有ると思います。

被服端子サイズ

この端子の場合
 2-5
と書いて有りますが、これは

  • 2スケアのハーネス用
  • 端子の穴径5mm
という意味になります。

電工ペンチによる被服端子のカシメ方法

被服端子のカシメには、電工ペンチのこの部分を使用します。
ただし、被服端子のカシメ機能無い電工ペンチも有るので購入の際は注意です。

被服端子での電工ペンチの使い方


端子より配線がちょっと長いぐらいにハーネス先端を剥いて、使用する端子と同じ色の部分でカシメます。

被服端子を電工ペンチでカシメる

カシメが終わったら、ハーネスを引っ張ってみて導線が抜けないか確認します。もし少しでもグラついたり、抜けそうな時は再度カシメをします。グラグラしたままでは接触不良や配線抜けのトラブルの元になってしまいます。

導線がしっかりカシメ出来ているのを確認して、根本のハーネス被服側をカシメます。

被服端子を電工ペンチで加締める


被服端子のカシメ終了です。

被服端子を電工ペンチでのカシメ完了



参考

電工ペンチの使い方 オープンバレル端子、ギボシ編

0 件のコメント:

コメントを投稿