2010年6月27日日曜日

ミニクーパーのSUツインキャブレターの油面調整

今更ながらミニクーパーのSUツインキャブの油面高さを調整をしました。

キャブクリーナーで本体洗浄したときについでに作業やっとけ!!という感じですが、 どうやって油面調整するのか調べていたし~
燃料漏れ・オーバーフローしていないので下手に触って調子悪くなると嫌だったし~

と、言い訳しておく

ガソリン周りのメンテ作業なので、当然ながら車両火災に注意
特に燃料周りの作業中のくわえタバコは言語道断、あと見落としがちですがエンジン停止直後の高温でも簡単に火がつきます。



最近読んでるSUキャブレターいじりの参考書。
ただし洋書なので読むのメンドくさいです。というか、キャブレター関連の本は色々購入しましたがSUキャブレター関連でまともな参考になるような和書は??? 有ったら教えてください。
Su Carburetters Tuning Tips And Techniques: Also Covers All Su Fuel Pumps (Tips & Techniques S.)

SU CARBURETTERS TUNING TIPS & TECHNIQUES.ALSO COVERS ALL SU FUEL PUMPS.

によると、フロートを上に向けた状態で。蓋とフロートの隙間が3.2~4.8mmというのが油面調整の基準になるそうです。

定規で目測。助手席側が約6.2mm

ミニクーパーの助手席側SUキャブレターのフロートレベル


運転席側が約5mm

ローバーミニのミニクーパーの運転席側SU CABのフロートレベル

特に助手席側は大きく範囲を外れて
 隙間が大きい = 油面が低い
感じ
いままでのセッティングでジェット位置が高くなる傾向から言って油面が高いのかと思っていたのですが、低かった???

比較のため手持ちのSUキャブ用フロートを並べてみる。
左から助手席側用が6.2mm、運転席側用が5.0mm、元々ミニ1000に付いていたシングル用が3.7mm

旧型ミニのSUキャブレターのフロートレベル比較

写真で見てもミニ1000にもともと付いていたものに比べて隙間が大きいのが分かるかと。

ニードルバルブ周りをセットでパーツを入れ替えれると、油面がどう変わるか分解。
 セットで交換しないとニードルバルブの当たりが変わりオーバーフローの原因になりかねない。ひところ新品パーツに交換しても治るとは限らないSUキャブのオーバーフローには悩まされたので、フロート周りは出来れば触りたくないのが本音。

クラシックミニのSUキャブレターのフロートを分解


パーツをASSYで入れ替えてもあまり変化が無かったので、シート側の上に入っていたワッシャーを抜いたところ、

旧ミニのSUキャブのニードルバルブ座金を抜いて油面調整

 助手席側用 → 約4.8mm
 運転席側用 → 約3.8mm

数値的には規格内だけど、左右が約1mmズレているので調整する。

初期?の古いタイプはレバーのフロートを固定している金属を曲げることで調整できるようですが、手元に有るものは樹脂成形の一体タイプなのでどうやるか考える・・・。
フロート側のニードルバルブ当たり面を削るしかないか~と。この方法が正しいかは?ですケド

MINI CoopernoSUキャブレターのフロートの当たり面を削って油面調整

修正後
 助手席側用 → 約3.6mm
 運転席側用 → 約3.4mm
簡単に削れすぎるので加減が難しいから、このあたりで油面調整は妥協。

ROVERミニのSUキャブレターの油面調整終了


油面調整でフロートを外したついでなので、フロート室を掃除

MINI Cooperno SUツインキャブレター


フロート室の底のほうを見ると赤い沈殿物。

ROVERミニのフロート室の汚れ

電磁式燃料ポンプからノン・フィルターでダイレクトにキャブに燃料配管を繋いでいますが、サビには見えないので、ガソリンの着色色素の沈殿?
 本来ガソリンは透明だそうなのですがワザワザ着色してあるそうで赤ガスと呼ぶ事もあります。

ジェットの穴からキャブクリーナーのノズルを差して経路内を掃除。

オールドミニのSUキャブの燃料通路をキャブクリーナーで洗浄


沈殿物はかき混ぜたらガソリンに混ざったので、キャブレタークリーナーの液もろともスポイトで吸い取り清掃終了。

MINIのSUキャブレターのフロート室を洗浄終了

燃料ポンプのリレーを繋ぎ燃圧をかけて、燃料漏れ、オーバーフローがないか確認して作業終了。


SUキャブレター・SU燃料ポンプの構造・調整・メンテナナスの事をまとめた洋書。

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