2009年6月2日火曜日

ミニクーパーとサーモスタット

ミニクーパーの純正サーモスタットです。

旧ミニクーパーのサーモスタッド

簡単に言うと冷却水の経路の中に入っていて、温度によってラジエターへ流れる冷却水の弁を開け閉めして温度調整するものです。

開弁温度が違うものが用意されていて74℃、82℃、88℃の3種類が有ります。
開弁温度の見分け方はサーモスタッドの裏に数字が刻印してあり、写真のものは88と刻印してあるので、開弁温度88℃の物と分かります。

ローバーミニクーパーのサーモスタッド開弁温度88度


オーバーヒート対策で開弁温度が低いローテンプサーモスタットへ変更する場合がありますがラジエターへ暖まった冷却水が流れ始めるのが早くなるだけで放熱量は1カロリーすら増えません。
早い温度からサーモスタッドが開けば、オーバーヒートし始めるまでの時間を多少は伸ばせますがソレダケ。


オーバーヒートを気にして水温を低くしすぎるとエンジンの調子や、燃費が悪くなるので、80~90℃あたりで水温が安定するようにするのが理想です。特にキャブレター車は水温の変動が少ない方がキャブレターのセッティングはやりやすい。
オイラの場合は、オーバークール対策と、水温安定化を狙った結果、 純正ファンブレードを外し、サーモスタッド88℃、オリジナルシュラウドの電動ファンのみ という仕様になってしましました。


普通に走っていてオーバーヒートする場合は、
・冷却水不足。特にキャブミニは、リザーバータンクが無いのでノーメンテで乗ってると、ラジエターキャップを外しても冷却水が見えないぐらい減ってる、なんていう事がありがち
・サーモスタッドの固着でラジエターに冷却水が流れない。逆に開きっぱなしで固着してオーバークールなんて場合もあります。
ラジエターファンブレードの反りによる風量不足。希に縦置き用のファンブレードで冷却風の流れが逆。
・ラジエター詰まり。ちゃんとクーラント足しましょう。水ばっかり足しているとラジエターの経路が鍾乳洞になります。特に硬水は危険です。
・ラジエターキャップの劣化で圧がかからない、冷却水の抜けが早い。
・ヘッドガスケット抜け
・ウォーターポンプは大丈夫か?

あたりから確認しましょ

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