2022年2月27日日曜日

ミニクーパーのダッシュボード周り配線の整理と、修理と、メーター照明のLED化

最近(と書いてもここ1年ぐらい)キーレスの調子が悪く片側が動かないならアクチュエーターなんだろうけど動かないときはアンサーバックすら動かないのでユニットが故障?と。ま、調子が悪いのは朝一だけで、出かけて目的地に着いたあとからは概ね動くみたいな接触不具合系っぽい不具合とか、ダッシュボード周りの接触不良系と思われるプチトラブルがチラホラ。
ダッシュボード周りの配線は、以前整理したものの、その後にメーターの仕様が変わったりで配線を追加したり、その場しのぎの切った張ったを続けた結果、もり蕎麦状態で、無駄な配線がいっぱいこんがらがって・・・。

タコメーター周りの改造でメーター照明を変えたことで、バランバランだったメーター照明の色味も同じLEDで統一しようという考えも浮かび、勢いでダッシュボードパネルを取り外す。

とりあえず、故障気味のキーレスユニットの不具合確認をしようととりあえず分解
初見、直感的に、壊れていなくない?致命的な故障は無さげ?

キレイにしつつ、無いと思うけど半田クラック修正のため一通りハンダをやり直ししながら、細部を確認していたらマイコンソケットに不具合らしきものを発見。
10番ピン(RESET?)のソケット側が曲がっていて接触してない感じ?押し付けが無く、浮いている状態なのでたぶん振動とかで接触が変わる感じ?

裏側を見ると回路が繋がっているので、ちゃんと接触していないとなんらかの不具合が起きるものと思われ

1番ピンがハンダ付けすらされていなかったのでこのピンを使って不具合のあるピンと入れ替えることにして、引っこ抜いて比較。右が正常なもので異常なピンは押し付けが全く無い。

ソケットピンの移植終了。これでキーレスの不具合が治ってくれないかな~

車両側は、無駄な配線を整理したり、劣化した端子を付け替えたり、通線を変えたり、ラベルを付けたり・・・。チマチマと1日がかりで配線作業。車体側で気になっていた部分はほぼ終了かなと
引いた画で見るとあまり変わってない様に見えるのが虚しい。腰が痛い。

これだけの部材を外したり入れ替えたりしているのですけどね

ついでにテキトウなコンデンサを入れたり、リアスピーカーの系統でダイソースピーカーを駆動したりで誤魔化していた、スピーカー周りに音域分離用のネットワークを追加して配線も整理

動作確認中に左側のツィーターから音が出ていない?と、配線をたどると本体に行き着き、中でボイスコイルが断線しているようだ。新しいの探すしかなさげ。


車体側の作業が一区切りついたので、メーターパネル側にとりかかる。
盲腸みたいに使っていないのにぶら下がっている配線を取っ払いながら、メーターも外しまくり勢いでセンターメーターもバランバラン。
内側が緑色なのは、昔々メーターをニコイチしたときに薄汚れていたから洗浄したあとに錆止めぐらいの気持ちでテキトウに近場にあった缶スプレーを塗ったような?
下塗りにシルバーを塗る

最終的にアイボリーで内面を塗り、バックライトの色味統一のためにタコメーターに使ったものと同じ暖色系LED化。消費電力はマイナス77%と約8割削減できた上に、明るくなる。
ま、消費電力が約8割減ったと言っても、元々1個2.2Wの電球2つで4.4Wが、1W弱になるだけだから消費電流にすると300mAぐらい減るだけ、浮いた電力でスマホ充電出来るかも微妙。ふと、なんかどっかでしていた温暖化がらみのCo2排出量の話みたい?全体の10%無いところを生活無理に変えてまで3割削減しても全体では3%以下みたいな???
ある程度反射とかを考えて、LEDを配置したり、使っていないグロメットを取っ払ったりしたのだけれど、元の電球よりよマシなものの照射ムラが出る。LEDは照射範囲が狭いので純正の電球位置だけで照らそうとすると無理がある。

裏側は、配線を整理しつつ、以前自作した燃料計用電源の電子式ボルテージスタビライザーの出力電圧が9.8Vとちょっと低いせいかエンプティ位置でもそれなりにガソリンが残っていたりするので、可変抵抗に付け替えて出力電圧が変えられるように改造して10Vが出るように調整したり、LED化したバックライトの基盤の裏を紫外線硬化樹脂で固めてみたりと


ついでなので、電圧計、油圧計、水温計も分解して、こちらは漏れ光対策で塗装をしようと。筐体が青くて薄っぺらいプラスチックなので透過してダッシュボードの裏側が光ってしまうんですよね。しかも白よりの青白い光なので格好が悪い。
筐体がプラスチックなので後で塗装が剥げてきそうだからミッチャクロンで下塗りしてから、透過しにくいようにシルバーを塗り、仕上げはアイボリーですかね?

電圧計、油圧計、水温計を分解してビックリ。部品なさ過ぎ。
確か、マウントパネルが付いて三千円ぐらい?で、もし「メーターはイメージで付属していません」と書いてあっても驚かないぐらいの価格だったけど・・・。

電圧計は、指針部のコイル以外が無くてもそういうものカモ?ですんだのですが、驚くのは油圧計、水温計。
 写真左の油圧計が指針部のコイルに抵抗が2個、外はセンサー1個
 写真右の水温計が指針部のコイルに抵抗が1個、外はセンサー1個
たったこれだけの部品で、それなりの精度で表示できるんだ~と。
オイラ的にはセンサー用にそれなりの精度の電源用意して・・・などという、今までの常識がぶっ飛んだ。

バックライトのLEDを、タコメーターに使用したLEDと同じものに付け替えた上で照射方向を下向きにすることで、色味の統一と照明の照射ムラの低減を測る

ちょっと落ち着いた色味になって、照射ムラも低減出来たかなと。ハウジング内を塗装することでケース裏の漏れ光もだいぶ低減。


今更ながらA/F計のヒーター電力が10W近く有ることに気が付き、リレーを入れることにする。ミツバのリレーが出てきたのでそれを使おうと

接続用のギボシを取り付け

メーターパネル裏に取り付けしてみると、赤と青を逆にしたほうが?良さげ

工具を探すのがめんどくさく、目の前にあったタイラップの切れっ端なんぞを250カプラーに差し込んで平端子の抜け止め爪を倒して抜く。すぐにグネグネになって駄目になりますが数回なら使える。

何日か夜なべして、ほぼ完成。あとは車体側と合わせながら足りないところを足したりの修正を加える感じ。

ついでにブラブラだったドライブレコーダーの配線を最近知り合いに教えてもらった技で固定する。
配線にタイラップをつけて、タイラップの紐の部分をウェザーストリップに挟み込んでやる。
最初は、両面テープ付きの留め金具なんかで配線を固定してしたのだけれども、夏の熱さとかで両面テープのノリが柔らかくなって粘着が落ち取れちゃうので固定するのを止めてしまい、数年間ブランブランのままでした。
知り合いは国産車のピラーガーニッシュの隙間に差し込んで配線を固定していましたが、この技はば案外応用が効いて、強力な固定は出来ないけれど、周りもほとんど傷つかないし、熱にも負けて剥がれることもなく、外そうとしたら両面テープのノリでベタベタとか変色みたいな事も起きない。


概ね完成。見た目は何も変わってないけど・・・。カプラーとギボシを数個外せば配線を分離できるようになったのでメンテナンス性は大幅に向上。
壊れたツィーターの代わりを探して入れ替えて、1年ぐらい外したままのヒータースイッチとヒーター吹出口切り替えをでっち上げればダッシュボード周りは一段落かなと。ヒーター周りも構想は固まってきたのでやる気だけ?
A/F計の電源をIGから分離したのは正解だったようで、アイドリングでも電圧計の表示が12Vを超えるようになる。

今回の一番の成果はメーターバックライトの色味統一ですかね。デジタルなA/Fはしょうがないとして、バラバラのメーターの組み合わせなのに、統一感が出る。
老眼で暗いと見辛くなってはいるものの、電圧、油圧、水温はバランス的に明るさ半分ぐらいでいいかも?
ダッシュボード周りの改修は、とりあえず一区切り。

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