2016年5月8日日曜日

ミニクーパーのALDONデスビをポイントレス化しMSD 6Aに接続しようとして罠?に嵌る

ウェーバー40DCOE用のファンネルをデーモンツイークスから個人輸入した際に、アルドンのポイントレスキットが目に入る。
3万円前後のイメージだったのですが、その半分以下の13,000円弱なんて・・・。こんなに安かったっけ?と気が付いたら・・・ついで買いをしていた (^^;
ポイントのメンテナンス不良に気が付かず、勢いでMSDを取り付けてCDI化してしまったなんてこともあったし。

うちのデスビに使えそうなアルドンのポイントレスキットは何故か2種類あり
 LU143 - 4 CYL Lucas 43/45D4 - Fixed Contacts(赤ポイント)
 LU144 - 4 Cyl Lucas 43/45D4 - Self Wiping Contacts(青ポイント)
どっちもLucas 43/45D4デスビ用という(・_・)
ワケガワカラナイ!!

確かにポイントは2種類有るわけで・・・。その上、互換性が無い。

ミニ乗り堕話
赤い樹脂のポイントはFixed Contactsと書いてあるとおりポイント接点が動かないので同じ接点が当たり続けるわけすが、青い樹脂のポイントSelf Wiping Contactsバキューム進角の動きに合わせアーム位置が移動するように出来ており、アームが移動することで接点の当たる位置が変わるのでポイントが痛みにくくなる?
ま、バキューム進角繋いでいなかったらガタが悪さするだけ???



というわけで、うちのアルドンデスビのポイントの樹脂の部分が赤なので「LU143」を購入する。


また、Fixed Points用(赤ポイント)には、「Ignitor II」というピックアップセンサー側が赤いタイプもありこちらは、マイコン内臓でドエル角コントロールが入っているらしい?2種類あり
 black coil用が「KLU143B」
 chrome coil用が「KLU143C」
コイルの色はルーカスの点火コイルことなんですかね???
ルーカス製の点火コイルを使うならいいかもしれませんが価格が170~175ポンドと約2倍の価格・・・。

オイラの場合、MSDの6Aという赤くて大きなイグナイターを取り付けてあるから、赤いやつがドエル角?点火回数?を制御してくれるので、センサー側にドエルコントロールが入っているとむしろ邪魔。というわけで「Ignitor I」にしておく、価格も高いし・・・。ってか、購入時のレートで約2.6万円、その値段なら要らない。


MSDのマグネットピックアップセンサー用の接続ケーブルを探し出してきて、アルドンのポイントレスキットをMSD 6Aに接続するとする。


デスビを外さなくても取り付けできそうだけど、アルドンのピックアップを取り付けるのは初めてなのでデスビの点検を兼ねてデスビを取り外す。
で、デスビを取り外す前に点火時期の調整が楽になるようにデスビ位置をマーキング。


不要になるポイントを取っ払う


磁気ピックアップと、ローターを取り付け。


添付の取説どおりローターとピックアップのクリアランスを0.025インチに調整。取説にあるマーキングが見当たりませんでしたが、海外製品のトリセツでよくある似たような製品の説明を混ぜこぜに書いてある汎用の取説だから関係の無いことも一緒くたに書いてあるダケだろうから、どうでもいいやと。

そもそも、取説は当然のごとく英語で・・・ メーカーの想定外の接続を勝手にやろうとしているので推奨するコイルの一次側の抵抗値はナンタラ・・・トカ、コイル繋がねぇから関係ない。というわけで殆ど参考になる情報があるとは思えず、真面目にトリセツを読む気も起こらなかったので重要な情報を見逃しているかもしんない?

マグネットローターを取り付けると、デスビのローターがの取り付けが約0.8㎜高くなる。デスビのローターを削ろうか?迷いつつそのままで様子見に決め込む。こっちのほうがローターアームとシャフトの距離が広がる事でデスビローターのリーク耐性が上がるので、MSDによるCDI化で点火系の電圧が上がっている事を考えると、このままの方が都合がいい???


配線は磁気式だから、MSDのマグネットピックアップ取り付けポートに繋ぐ。

MSD側は緑がネガティブで、紫がポジティブなので、緑-黒、紫-赤で繋げばいいはず?

ポイントレスキットから出ている配線の被覆は柔らかく傷つきやすそうに見えたから塩ビチューブで配線をまとめる。



エンジンをかけようとしたものの、クランキング音だけがむなしく鳴り響きエンジンがかからず。点火時期どうのこうのじゃなくて、そもそも全く火が飛んでいない感じ?

???

接続方法を間違えてポイントレスキットを壊した?
んなわけないでしょ?と・・・。

ほとんど同じ価格だったLumenitionの光学センサーならば、WAKOのCDIで使っていたりするのを見るのでルメニッションにすれば良かったカモ?と、後悔が頭をよぎったところで、ふと製品名を見たら「SOLID STATE ELECTRONIC IGNITION」と書いてある。半導体式電子点火装置???
!? これ、こんなに小さいのにイグナイター機能を内蔵しているから、センサーが磁気タイプなだけで信号の出力的にはフルトラと同じだから「ELECTRONIC IGNITION AMPLIFIRE」相当と考えて繋がなきゃダメなんだと・・・。

 オイラの勝手な思い込みで自ら罠に嵌ったことに気が付く orz


点火しない原因が分かってしまえば必要な所に接続するダケ。
追加したばかりのマグネットピックアップ用の配線を取っ払い、追加でIGを引っ張ってきたり、ポイントを繋いでいた信号線に繋ぎなおしたりして、ポイトレスキットから出ている2本の配線をやり直し。

ってことは、マイナスはデスビ本体から間接的に取っているという事だから、デスビ本体にアース追加したほうがいいのか?と、考えたけどメンドクサイからいいやと。


エンジンをかけてみると、初爆が確認できて点火するようにはなったんだけどアイドリングが続かない。なんか?点火時期が早すぎるような?

デスビを動かしてアイドリングできるところまで調整したところで、タイミングライトで点火時期を確認したらプーリー側の切り欠きが見つけられないぐらい点火時期がずれていて、とんでもなく進角していたんだなと。というわけで、いつもの値に点火時期を再調整

点火時期が変わりすぎorz
作業前のマーキングが全く役に立ってないし(^^;


ポイントレスキットを取り付けたら、点火時期が大幅にズレルので点火時期の調整は必須だなと。
ってか、去年仕込んでいた点火系遊びの算段がポイントのメンテ不良を寒いせいで火の付きが悪いと勘違いし、メンドクセーと勢いで赤くてデッカイイグナイターを取り付けてまったせいで狂ったじゃん。仕込みかけのモノを、どうすっかな~ (^^;



数年後・・・。ローターとキャップの接点が離れている場所で点火していたという、なんじゃこりゃーと暴れたくなるような大罠が発覚。
 ミニに組み込んだアルドンレーシングデスビに組み込んだフルトラキットの点火タイミングを確認する
確かに、フルトラキットの取付前後でデスビの取付角度がかなり変わっていたし。デスビもアルドン製で、フルトラキットもアルドン製という組み合わせだったのだけれども。

3 件のコメント:

  1. はじめまして、rlc0329と申します。

    私も1990年式のミニに乗っており、jpdさんのブログには知識と技術とアイデアにいつも感服しながら、教科書のように閲覧させて頂いてます。

    実は私も先日MSDを装着し、エンジンは掛かったのですが、いくつか不具合が出てしまっており、電気系の知識が乏しい私では対策が思い当たらない状況です。

    初めての書き込みでお願いとなり、非常に恐縮なのですが、もし宜しければ判る範囲でjpdさんのアドバイスを頂ければと思っております。
    ご了承頂けるのであれば、状況の詳細を記載させて頂きたいと思いますので、ご検討のほど宜しくお願いいたします。

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  2. なんか勘違いされているようですが、機械設計が本業なので、電気なんて小・中学校で習う理科以上の事は全く習っておらず、電気の専門知識は乏しい、電気なんて全くの専門外のド素人です。

    MSDは、配線が簡単で6・7本しかなく、本体裏の説明どおりコイルのプラスとマイナスに繋いで、バッテリーの直電源と、イグニッション、アースの3本を追加で新しく引いて、あとはポイントから出ている線に繋げばいいだけなので、これ以上聞かれても?
    あとはタコメーターを繋いでいるのであれば、純正ではコイルにつながっているタコメーターの線をMSD側のタコメーター専用線につなぎ替えるぐらい?

    ノイズでタコメーターは針が暴れるかもしれません? フィルターを作って入れれば収まると思います。フィルターに関しては某Y知恵袋曰く検索すれば見つかるとのことなので、他を当たってください。

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  3. 勝手な書き込みにも関わらず、早々のご回答とアドバイスありがとうございました。

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