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2010年6月29日火曜日

ミニクーパーのSUツインキャブレターセッティング 壱

一月以上かかりパーツを整備したり、購入したり準備が整ったので、ようやくミニクーパーのSUツインキャブレターセッティングに入れるかな~と。

主要な作業だけでも

  1. ミニクーパーのSUツインキャブレターのセッティング用パーツを選定する
  2. 英国minisparsに注文していたミニクーパーの部品が届く
  3. ミニクーパーのSUキャブレター用キャブスプリングを比べてみる
  4. ミニクーパーのSUツインキャブレター用インマニ接合面を擦り合わせ修正
  5. ミニクーパーのSUツインキャブレター同調調整をとってみる
  6. ミニクーパーに搭載済みの TECHEDGE製空燃比計のデータロガーを使ってみる
  7. ・・・

SUツインキャブレターセッティング確認 その1

基準になるセッティングの確認。ただしキャブスプリングは標準のREDより柔らかいBlue。
 ニードル     :AAU ミニクーパー用1-1/2SUツインの標準的なもの?
 キャブスプリング :ブルー

キャブスプリングが無い状態からキャブスプリングを取付したため、アイドリングが大幅に濃くなり、空燃比で13半ばだったのが、11を切るぐらい。
13半ばぐらいになるように再調整した上で動かしてみる。

TECHEDGE製空燃比ロガーのデータをTEWBLOGにてグラフ表示。
緑:空燃比、水色:エンジン回転数、赤:アクセル開度、橙:排気温度。

ローバーミニクーパーのSUキャブレターの空燃比ログ

タイラップで縛っただけでちゃんと固定していないアクセル開度センサーがズレたのでアクセル開度が多目にでていますが開けてるか、パーシャルか、閉じているかしか見ないので再調整せず放置

駐車場所から5m動いたところでNG。
発進加速でアクセル開度が臨界点を超えた瞬間に、空燃比が一気にGDIも真っ青?の空燃比55超えの超リーンバーン?

当然そんな空燃比じゃトルクなんて出ないので加速どころではなくスミスのセンターメーターの速度計ピクリともしない10km/hにすら到達していない領域でアクセルを開けるほど減速 orz

トルクが全く無く吹け上がらないだけで、アクセルオフすれば空燃比は元に戻りアイドル付近の回転は安定しているのでエンストする気配はないケド。
シングルの時は空燃比が12~16の間あたりにないと回転が不安定になってすぐにエンストでしたが、ツインキャブは広い空燃比域で案外粘る?

軽自動車用の電磁式燃料ポンプのせいで燃料が足りていない?と言う気がしなくもないですが、なぜかうちの子はキャブスプリングが無い方が調子がよくなる傾向があるので、やっぱりバネ外す事にする。

SUツインキャブレターセッティング確認 その2

ちゅうわけでキャブスプリングを外してしまう。
 ニードル     :AAU
 キャブスプリング :無し

キャブスプリングを外すついでにジェット高さを確認したら1mm近く上に飛び出してました!?
ありえねぇーーー
その状態では、静止時にダンパーピストンとジェットがくっついた状態になるので燃料が吸われません。でも温間ではわりとあっさりエンジンはかかりますが、冷間では始動にかなーーーり手間取ります。

先ほどとは逆でアイドリングに空燃比が薄くなるのでアジャストスクリューを回してとりあえず甘目の13.5ぐらいに。

旧ミニのSUツインキャブレターセッティング

その1の時とは空燃比のみ縦のスケールが違います。
今度は、駐車場で10mぐらい走った時のログ。

クラッチミート領域で空燃比が18ぐらいなので、トルク感は無いが走れないことは無い感じ。アクセルを開けたところでもう少し濃くしたいのでニードル交換。

SUツインキャブレターセッティング確認 その3

ニードルで低アクセル開度領域から AAU より濃くなる ABY に交換。
 ニードル     :ABY
 キャブスプリング :無し

ついでにジェット深さを測ると、左が0.7mm、右が0.75mmと、0.5mm程差があったので0.75mmに合わせる。それ以外はそのまま何もいじらず。

ちょっと動かして、調子が良さそうだったので食材の買い出しついでにログ。
街乗りでは、それなりの空燃比にあるようなのでアクセルを開けると突然薄くなるのは燃料ポンプの容量不足のせいではなさそうです。

ROVER MINIのSUツインキャブセッティング

SUキャブは加速ポンプが無いので、アクセルONの瞬間は薄くなるのはしょうが無いとして空燃比14~15ぐらいの間で、アイドリングも信号停止して数秒で落ちついて安定するので、普通の街乗りなら問題無い感じ。

でも、加速時に2000~3000rpmのあたりで軽いノッキングが聞こえるので点火時期遅くしたほうがいいかも?
点火時期を確認してから、ニードルを交換するか決めようと思います。



でも、タイミングライト何処やったっけ???
 123のフルトラデスビに交換してから車載工具から外れたので行き先不明

2010年6月27日日曜日

ミニクーパーのSUツインキャブレターの油面調整

今更ながらミニクーパーのSUツインキャブの油面高さを調整をしました。

キャブクリーナーで本体洗浄したときについでに作業やっとけ!!という感じですが、 どうやって油面調整するのか調べていたし~
燃料漏れ・オーバーフローしていないので下手に触って調子悪くなると嫌だったし~

と、言い訳しておく

ガソリン周りのメンテ作業なので、当然ながら車両火災に注意
特に燃料周りの作業中のくわえタバコは言語道断、あと見落としがちですがエンジン停止直後の高温でも簡単に火がつきます。



最近読んでるSUキャブレターいじりの参考書。
ただし洋書なので読むのメンドくさいです。というか、キャブレター関連の本は色々購入しましたがSUキャブレター関連でまともな参考になるような和書は??? 有ったら教えてください。
Su Carburetters Tuning Tips And Techniques: Also Covers All Su Fuel Pumps (Tips & Techniques S.)

SU CARBURETTERS TUNING TIPS & TECHNIQUES.ALSO COVERS ALL SU FUEL PUMPS.

によると、フロートを上に向けた状態で。蓋とフロートの隙間が3.2~4.8mmというのが油面調整の基準になるそうです。

定規で目測。助手席側が約6.2mm

ミニクーパーの助手席側SUキャブレターのフロートレベル


運転席側が約5mm

ローバーミニのミニクーパーの運転席側SU CABのフロートレベル

特に助手席側は大きく範囲を外れて
 隙間が大きい = 油面が低い
感じ
いままでのセッティングでジェット位置が高くなる傾向から言って油面が高いのかと思っていたのですが、低かった???

比較のため手持ちのSUキャブ用フロートを並べてみる。
左から助手席側用が6.2mm、運転席側用が5.0mm、元々ミニ1000に付いていたシングル用が3.7mm

旧型ミニのSUキャブレターのフロートレベル比較

写真で見てもミニ1000にもともと付いていたものに比べて隙間が大きいのが分かるかと。

ニードルバルブ周りをセットでパーツを入れ替えれると、油面がどう変わるか分解。
 セットで交換しないとニードルバルブの当たりが変わりオーバーフローの原因になりかねない。ひところ新品パーツに交換しても治るとは限らないSUキャブのオーバーフローには悩まされたので、フロート周りは出来れば触りたくないのが本音。

クラシックミニのSUキャブレターのフロートを分解


パーツをASSYで入れ替えてもあまり変化が無かったので、シート側の上に入っていたワッシャーを抜いたところ、

旧ミニのSUキャブのニードルバルブ座金を抜いて油面調整

 助手席側用 → 約4.8mm
 運転席側用 → 約3.8mm

数値的には規格内だけど、左右が約1mmズレているので調整する。

初期?の古いタイプはレバーのフロートを固定している金属を曲げることで調整できるようですが、手元に有るものは樹脂成形の一体タイプなのでどうやるか考える・・・。
フロート側のニードルバルブ当たり面を削るしかないか~と。この方法が正しいかは?ですケド

MINI CoopernoSUキャブレターのフロートの当たり面を削って油面調整

修正後
 助手席側用 → 約3.6mm
 運転席側用 → 約3.4mm
簡単に削れすぎるので加減が難しいから、このあたりで油面調整は妥協。

ROVERミニのSUキャブレターの油面調整終了


油面調整でフロートを外したついでなので、フロート室を掃除

MINI Cooperno SUツインキャブレター


フロート室の底のほうを見ると赤い沈殿物。

ROVERミニのフロート室の汚れ

電磁式燃料ポンプからノン・フィルターでダイレクトにキャブに燃料配管を繋いでいますが、サビには見えないので、ガソリンの着色色素の沈殿?
 本来ガソリンは透明だそうなのですがワザワザ着色してあるそうで赤ガスと呼ぶ事もあります。

ジェットの穴からキャブクリーナーのノズルを差して経路内を掃除。

オールドミニのSUキャブの燃料通路をキャブクリーナーで洗浄


沈殿物はかき混ぜたらガソリンに混ざったので、キャブレタークリーナーの液もろともスポイトで吸い取り清掃終了。

MINIのSUキャブレターのフロート室を洗浄終了

燃料ポンプのリレーを繋ぎ燃圧をかけて、燃料漏れ、オーバーフローがないか確認して作業終了。


SUキャブレター・SU燃料ポンプの構造・調整・メンテナナスの事をまとめた洋書。

2010年6月23日水曜日

ミニクーパーのSUキャブレター用キャブスプリングを比べる

SUキャブレターのセッティングに必要なキャブスプリングが増えて来たのでまとめてみる。

1-1/4HS4、1-1/2HS2のSUキャブレター用としては、硬さの順にBlue、Red、Yellow、Greenの4種類有るらしい?
Yellowは購入していないのでありませんが、左からBlue、Red、Green。

旧型ミニクーパーのSUキャブレタースプリング種類比較



ついでなので、1989年登録ローバーミニ1000純正のキャブスプリングと、SUツインに付いていたキャブスプリングも比較。
右から、Blue、ローバーミニ1000純正、SUツインについてきたヤツ、Red。

クラシックミニクーパーの純正SUキャブスプリング比較


表にまとめると。

型番 種類 硬さ[oz]
(規格)
線径[mm]
(実測)
巻数[回]
(実測)
自由長[mm]
(実測)
AUC4587 BLUE 2.5oz φ0.74 28 172(New)
AUC4387 RED 4.5oz φ0.90 35 153(New)
AUC1167 YELLOW 8oz - - -
AUC1170 GREEN 12oz φ1.04 17 138(中古)
- MINI1000
純正
- φ0.80 24 152(中古)
- SUツイン
付属
- φ0.82 25 150(中古)

*注
Yellowは、入手していないので諸元不明です。
Greenは、1000でキャブ交換前まで数年使っていたので新品よりヘタり短くなっていると思います。
1000純正も、SUツイン付属も新品の値ではないのでヘタり短くなっていると思います。
巻数は数え方で1・2巻は変わるので参考値


MINI1000純正のキャブスプリングはRED相当のものが使われているという話を聞いたことがあるのですが、上の表や見た目からすると、MINI1000純正やSUツインに付属していたキャブスプリングはBlueに近いものに見えます。

GREEN以外は、手で縮めて比べてみても柔らかすぎて違いが???
よくワカラン!!

というわけで自作のバネレート測定器の登場?

DVR-RでローバーミニクーパーのSUキャブスプリングのバネレートを計測
DVDでROVER MINのキャブバネのバネレートを簡易計測

見ての通りテキトーーー計測器?

DVDまとめ買いのスピンドルを使い、オモリもDVDの枚数、んで縮量をモノサシで、ザックリ読むだけ!!のシンプルな使い方。
しかも制作費用0円と激安!!& 無加工!! ってか、新しいパーツ何も購入していない。

というわけで、あくまでも参考値程度ですが、バネレートと、バネのセット荷重を計算してみる。
更に、1-1/2SU HS4キャブ本体をモノサシで目分量でテキトウに測るとバネのセット長は74mmぐらい。ほぼ3インチ?

型番 種類 バネレート[g/mm] セット荷重[g]
AUC4587 BLUE 0.75 73.4
AUC4387 RED 1.57 124.6
AUC1167 YELLOW - -
AUC1170 GREEN 5.69 365.8
- MINI1000純正 1.72 134.6
- SUツイン付属 1.60 122.2


いい加減に測った割には、それっぽい値が出ているような?

というわけで、見た目に騙されるところでした。
MINI1000純正のキャブスプリングは噂どおりREDに近い諸元と言って良さそうです。
計測・計算値が合ってれば使用期間の割にヘタっていないような?


ここで、SUキャブのキャブスプリングについて1つ疑問が浮かぶ
oz というバネの硬さの単位はバネレートと勝手に思い込んでいたのですが、セット荷重? なぜなら
セット荷重とすれば、1ozが28.3gなので

 BLUE 2.5oz = 70.8g
 RED 4.5oz = 127.4g
 YELLOW 8.0oz = 226.4g
 GREEN 12.0oz = 339.6g

と、今回算出したセット荷重に近い値になる。

2010年6月12日土曜日

ミニクーパーのSUツインキャブ用エアクリーナーを考える

エアクリーナーは、SUキャブとセットで譲ってもらってあったのですが・・・。

旧型ミニクーパー1300用SUツインキャブレター

マニフロー製エキマニを使っている関係で、アクセルリンケージとエキマニが当たってしまい干渉しないようにするとアクセル開度が取れない上にアクセルの作動範囲が狭くレバー比的に過敏等問題があり、更に左側キャブレターのフロー室がバルグヘッドと5mmも隙間が無く干渉しそうだったり、バキュームメーター用負圧取り出し口付けたい!! ・・・。
諸々の対策でインマニとキャブレターの間にスペーサーを15mm近く挟みました。

でも今度は、エアクリーナーを取付けるようとするとヒーターホースと干渉してしまい。大改造が必要になりそうな感じ?

エアクリーナーの改造手間を考えたら、新しく自作しても手間変わらない~
と、部屋を見回したら丁度良さそうなものが転がってた (^●^)
ので、ミニクーパーのSUキャブレターの所に仮置きしてみる。

ROVERミニクーパーのエアクリーナー案

SUキャブのところに置いてみたら、意外とあり???

網張ると、それっぽく見える?

ローバーミニクーパーのSUキャブレター用エアフィルター

検討ネタダケのつもりだったのですが、これでデイトナの汎用エアフィルタースポンジでも購入してきて丸くカットして入れれば問題無い気がしてきた? 土曜の昼下がり。

でも、大日本除虫菊株式会社製だけに、埃より蚊が取れそうな気がしなくもない??????

2010年6月11日金曜日

ミニクーパーのSUキャブレター調整用Jet adjusting nut専用スパナを自作

SUキャブレターのセッティングをする上で、調整頻度の高いジェットアジャスティングナット なのですが、手で回すには固い場合もあり、かといってスパナでは狭いミニクーパーのエンジンルームでは取回しが厳しい。

というわけで、SUキャブ純正?の専用スパナを購入したのですが・・・。

SUキャブ用ジェットアジャスティングナット専用スパナ

サイズが合わずorz

ジェットアジャスティングナットのサイズは2種類あるらしく、うちにあるSUキャブレターは全部11/16インチでした。
このナットは、固いことが有るとは言え手で回る程度なので大した力がかかるわけでもなく、3mmぐらいの厚さの鉄板切れ端を切り出した生材で十分でしょ。

SUキャブレター用ジェットアジャスティングナット専用スパナを自作

と、結局DIY。初めから自作すればよかったような orz

エンジンキーが2つあるので、それに付けるように2つ作りましたが、同時に作ったのに作った人間の性格に問題が有るため外形バラバラ

こんな感じで、空燃比の調整に使います。

SUキャブレターのジェットアジャスティングナット専用スパナ使い方

2010年6月8日火曜日

ミニクーパーのSUキャブレターにK&Nエアクリーナー用ショートファンネルを取付け

ミニクーパーに取付ける予定の、K&N製エアクリーナー用の1-1/2SUキャブレターファンネルです。
でも、エアクリーナーは取り付けスペースの関係で自作?流用?を考え中。

というわけでエアクリーナーは、未だ先になりそうなのでファンネルを先に取り付けします。

旧型ミニクーパー用K&N SUキャブレターショートファンネル

ほとんど鋳造のままで、ポート部分も段差があるので要加工。
というよりも素材といった方が正しいような?
(上の写真は、キャブレター側の取付面をポート周辺の当たりがよくなるように擦り合わせ作業をした後のファンネルなので、購入時よりかなりマシな状態。)


下の写真の手前側のようにファンネルやガスケットの向きを間違えると、ダンパーピストンの釣り合い位置を決めるための大気側穴が塞がれてしまうので、キャブレターのダンパーピストンの動きが悪くなったり、キャブレターが汚れやすくなるのですが、体感上はよく分からない?

ローバーミニクーパーの間違ったSUキャブレター用ショートファンネル取付


エアクリーナー用ショートファンネル取り付け終了。

ローバーミニのSUキャブレター用ショートファンネル取付終了

こんな短いファンネルですが、なんか格好良く見える!!と自己満足。
ま、15mmも無いファンネルなので違いは体感は出来ませんでした。

ファンネルの穴形状がイビツでポートの段付きは修正したいけど
どうせやるならばインマニとか、スペーサーとか全部削ったり、盛ったりしないといけないので、とりあえず現状で妥協。

2010年6月6日日曜日

ミニクーパーのSUツインキャブレター同調調整をとってみる

ニードル・キャブスプリング等のキャブレターセッティング用パーツをMinisparesから海外通販したいつでに、
 ツインキャブといえば同調とらないとな~
分かっているような事を書きつつ、分かっていない?

ただの興味本位でGunson製の
 CARB BALANCER TOOL MSA1003
を購入してみたので、SUツインキャブレターの同調をとってみる実験。

インマニには同調パイプが有りキャブレター間のポートが繋がっている構造なので、同調にはあまりシビアではない?という話も有りますが、やってみないと分からないし。

ミニクーパーのSUツインキャブの調整に使うキャブバランサー

箱には
・Better Performance. 性能向上
・More Miles per Gallon. 燃費向上
・Smoother Acceleration. スムーズな加速

みたいな事が書いてありました。日本語はテキトウ翻訳。

キャブレターバランサーを組み立てると、こんな感じ。

ローバーミニのSUツインキャブ調整用に購入したGun son CABBALANCER組み立て

プラスチッキーで、オモチャみたい。
ま、値段も£17.00と、購入時の為替レート130円/£で2200円ほどと、安価だしなーーー。


当然ですが、イギリスから輸入したのでマニアルは英語です。よく分からん & 読むの凄くメンドクセ!! 文章打ち直して翻訳かけるのももっとメンドくさいし~
と言っていてもしょうがないので、テキトウに単語拾う。

 同調調整は、暖気後のアイドリング時に、2つのキャブのリンケージ接続を切って、アイドルアジャストスクリューを回し、アイドリングのキャブ吸入力を合わせるイメージ?
と、いい加減に理解。
元の英文での調整法説明は13項目22行あるのに、それが2~3行ぐらいの日本語に縮まっている時点で真面目に読んでないのはバレル (^^;)


テキトウに理解した?ところでミニクーパーの、ツインキャブの同調作業をしてみる

ローバー ミニクーパーのSUツインキャブ バランスを調整中

中に入ってる白いプラスチックの部品の動きが悪く、キャブバランサーの調整弁全閉でも、フロートが上がらないかと思ったら、回転ちょっと上げると目盛の上に張り付くいたり、変なところで動きが引っかかるので同調とるのムズ。

おかしいなと、チューブを口で吸ってみてもフロートが引っかかるので調子悪いし、やっぱり安物は・・・。


???


フロートの向きが上下逆に違いない!!
荷物を開けてすぐに撮った写真のフロートの所の拡大写真

SUツインキャブの調整に使うキャブバランサーの針の向き


この向きが正しいハズ?

Gunson製キャブバランサーのフロート向き修正後

フロートを上下差し替えたら、口で吸ってみても、フロートはこの向きの方がスムーズに動くのでこの向きが正解の模様?

英国製品の罠に嵌るところだった orz

パッケージの写真をよく見ると、この向きで合ってるっぽい?
パッケージが間違っている可能性は0では無かったり!?

パッケージ写真のGunson製キャブバランサーのフロート


そんなこんなの手探り状態の中で、キャブレター同調を調整
だいたい目盛りの指針が揃ったところで調整終了し、左右のアクセルリンケージを接続、アイドル調整を終わらせ、晩御飯の食材を買出し、試走。

普通に買い物の足として走ってみた限りでは、
キャブバランサーを、使っているのを見たことも無く、初めて手探りで調整してみたけど、手間をかけた分以上の効果は有るなと。

ざっくり
・アイドリングの安定度が上がった。
・アイドリングの安定が良くなり回転を下げてもエンストしそうになる事が無くなったのでアイドル回転を800~1000rpmの正常値?まで下げられた。
・燃費は遠出の時しか見ないからワカラない。というかSUツインに交換して日が経ってないので不明。
・ツインキャブの特性?味?だと思っていた、クラッチミート領域あたりの低アクセル開度領域での回転がギグシャグする、出だしのドン突き感が無くなった。
 例えると、発進時のクラッチミートのようなアクセル開度の少ない領域で、
  アクセル踏み込み中の、ゼロ発進クラッチミートあたりで急に1000rpmぐらい回転が上がる、急な加速・回転上昇。
  アクセル抜いていく時、街乗りシフトアップあたりポイントで急に回転がガクンと下がり、急なエンブレ減速・回転下降

 が、無くなり売り文句通り”Smoother Acceleration”を体感。街乗りこそ同調をとる作業は必要と言う感じ。


今回は、手探り同調調整だった事もあり、その後走り回ってみて分かった感じもあるので、もう少し同調を詰めてシンクロ率?を上げられそうです。

ニードル替えて燃調とらないとな~。
その前に空燃比計のロガー機能の使い方調べ直さないと???

2010年6月5日土曜日

ミニクーパーへSUツインキャブレターを再組み付け終了

ようやくSUツインキャブレターの再組み付けが終わりました。

ミニクーパーへSUツインキャブレター組み付け終了

分解前からの変化点
 1、ヒートバッフル⇔インマニ間 に、スペーサー追加
 2、ヒートバッフル⇔キャブレター間 に、負圧取出し用スペーサー追加
 3、キャブレター固定用スタッド長が長いものへ変更
 4、アクセルワイヤー交換
 5、インマニ合わせ面を擦り合わせ修正
 6、キャブレター洗浄・点検

ついでなので、伸びていたアクセルリターンスプリングも交換します。
古い部品も予備パーツとしては、OKかなと

クラシックMINIの伸びたSUツインキャブレターのリターンスプリング
ローバーミニの新品パーツのSUツインキャブ用リターンスプリング


とりあえず、セッティングは分解前でそれなりに走れたセッティングの

 ニードル AAU
 キャブスプリング 無し
の状態で、ぼぼ同等の状態と確認。

ついでに、調整終了後のアイドリング時の各種メーターの値。空燃比は14前後。

ROVER MINI SUツイン装着時の暖気後追加メーター状態

負圧も安定して、それなりの値が出ているのでインマニを擦り合わせ面磨した効果は出ている感じ?
アイドリングが若干高目な値に見えますが、現状のキャブセッティングが暫定なので、多少ズレてもエンストしないようにマージン多目でアイドル調整を詰めてせいなので、当たり前の回転には下げられる感じ。

とりあえず街乗りできる程度にはなっているだけでセッティングが出ていませんが、現状暖機終了時点で
・水温 75度
・排気温度 400度 なぜかシングルの時より100度ほどUP
・油圧 4.3kg/cm2 アイドリングが高いからな~
・負圧 50cmHg

やはり上の回転で空燃比が薄目になる傾向は組み直し前と変わらず。
これからニードル、キャブスプリングでセッティングしようとは考えているのですが、やはりキャブスプリング使わない予感がしなくもない?

アクセル踏み始め領域のドン突き感というか、ギグシャクする感じってツインキャブらしいフィーリングなんですかね?
他のツインキャブを知らないので、セッティングが出ていないだけかもしれませんが、慣れないと街乗りは走りにくい?。

*追記
ツインキャブらしさ?と勘違いしかけた、出だしのドン突き感はキャブバランサーを使いキャブレターの同調取ったら気にならないレベルになりました。
アイドルアジャストスクリューを当たらない状態にして、バタフライの動きを見ながら2つのキャブの開タイミングを合わせてはあったのですが、それダケでは2つのキャブレターの同調が合わないみたい。

2010年6月1日火曜日

SUキャブレターのニードル用ホルダーを作る

ミニクーパーのSUキャブレターの燃調セッティングに凝りだすと貯まるニードルですが、重要なセッティングパーツなので傷が付いたり、曲げたりしないように保管する必要があります。

ツインキャブのセッティング用に、ニードルを追加購入し数も増えてきたので、ニードル専用ホルダーを作ることにしました。

SUキャブレターニードル収納状態


ダンプラの切れ端にニードルを突き刺したダケですが、絶妙なホールド具合

SUキャブレターのニードルホルダー
SU CAB needle holder断面

以前、通販でニードルを購入した時のパッケージがダンプラだった。という事で知ったアイデアなのでオリジナルアイデアではありません。

2010年5月31日月曜日

SUツインキャブレターをミニクーパーに再取り付けする前の段取り

ミニクーパーのSUツインキャブレターをセッティングするための部品も個人輸入して揃ったし、部品の洗浄も終わったので、キャブレターの取付といきたいところですが、その前に細かい下準備が諸々と・・・。

マニホールドガスケットの段差修正

ガスケットの段差をポートに合わせて修正。このガスケットも、いつもの自作品。

旧型ミニクーパーのSUツインキャブのインマニガスケット段差修正


キャブレター スペーサーの面修正

スロットルケーブルとリターンスプリングが、マニフロー製エキマニと干渉する対策のために購入したキャブレタースペーサー。
左がシングルキャブの時に使っていたスペーサー。右が今回追加購入したスペーサー。

MINIのSUキャブ用スペーサー比較

同じもののハズなのですが、新しく購入したパーツの方は表面が汚すぎ。
目の粗いヤスリか、グラインダーあたりでバリ取りして、そのまま!!みたいな orz
写真では良く見えませんが、両面とも傷だらけ。

こういう部品に限らず、ゴム部品とかミニの純正部品は質の低下が激しい? ドライブシャフトのインボードブーツは2ヶ月で破れたり・・・。
生産中止になって10年近くだし部品が手に入るだけ未だマシだけど・・・。

ボヤいてもしょうがないので、先日インマニの面修正で導入した石定盤モドキで擦り合わせ

MINI CooperのSUキャブ用スペーサー面研後

両方共使用するので、2枚とも擦り合わせて厚さを合わせる。

K&Nのエアフィルター用プチファンネル面修正

K&Nのエアフィルター用プチファンネルなんですが、さっきのスペーサー以上に面が傷だらけで・・・。
あとは精度の悪い砂型で鋳造して、目の荒いヤスリか、グラインダーでバリ落としした。みたいな?

ローバーミニのSUキャブレター用K&N プチファンネル


同じく石定盤モドキで面修正。でも、あまりにも凹凸が酷いのでポート周辺以外は妥協。

ミニクーパーのSUキャブレター用K&N ショートファンネル面研


ブレーキ負圧配管用の銅シールワッシャー面研

ついでなのでブレーキ配管用負圧取り出しワッシャーを研磨。
真ん中付近の大きな六角ボルトがブレーキサーボ用負圧配管の取出しで、そこのシールです。

旧型MINI Cooperのブレーキ負圧配管組み付け終了


表面ザラザラ、素直に新品買えよ、ですけど

ミニクーパーのブレーキ負圧配管用銅シールワッシャー


小物なので包丁用の砥石で研磨してみる。研磨開始前の見た目以上に凹凸酷い感じ。

ローバーミニの銅ワッシャーを砥石で面研中


あんまり削りすぎて面同士の並行度が悪くなると無意味なので、若干傷が残っていますが円周方向なのでいいかと。

旧型ミニの銅ワッシャー面研終了


砥石の状態を見て、ついでに包丁も研いどこ

包丁研ぎ用砥石
包丁研ぎ中


包丁研ぎが終わったので、砥石を石定盤モドキと、すりあわせて両方の面出し。

包丁用砥石面修正


せっかくの銅ワッシャーなので。バーナーで炙って軟化してシール性UPを狙ってみた。

ローバーミニクーパー用部品の銅ワッシャーをバーナーで炙る

ミニクーパー用パーツの銅ワッシャー軟化終了


キャブレター組み付け開始

一気に組み上げと行きたいところですが、暗くなって来たので作業はここまで。
照明使って無理に組み上げたところで、アパートの青空駐車場じゃ、エンジンかけて調整やれる時間帯じゃない。

ローバーミニクーパーへSUツインキャブレター組み付け中